モナースクリプトver0.1 説明書

最終更新日:04/09/16

概要

このスクリプトは、Web上のサイトから情報を受信し、その文字列を解析して、知りたい情報を抜き出し表示するためのスクリプトです。
独自にScriptディレクトリにスクリプトファイルを作成すれば、多様な情報を表示できるようになります。

仕様

まず文字列処理を行うために、複数の文字列を記憶するメモリ領域があらかじめ用意されています。
それにアクセスするには、$メモリ番号 と記述します。
メモリ番号は、0〜9まで使用できます。

また、標準で、$0には受信したデータがすでに格納されています。これを編集してください。

ヘッダー

というより、スクリプトを実行するために必要なパラメータを記述する書式を説明します。
パラメータの設定には、文頭に @ をつけ、代入式を記述します。

各パラメータは以下の通り。
@caption: スクリプトをHEY!モナーに登録する際の、メニューのキャプション。
@address: 受信するWebサイトのアドレス。

スクリプトの書式

書式の特徴は、主に文字列を扱うため、少しの汎用性を捨てています。

関数を呼び出す場合、
関数名$メモリ番号:引数
と記述します。メモリ番号は、関数の処理対象になるメモリを指します。

演算式の場合、
$メモリ番号 演算子 $メモリ番号
$メモリ番号 演算子 '文字列'
と記述します。
例:
delstr$0:'<br>'	// 関数の動作については後述の「関数」を参照
$1=$0		// $1←$0 代入
$0+$1		// $0と$1を結合した文字列を$0に格納。
$0+'あ'		// $0と"あ"を結合した文字列を$0に格納。

ラベルと条件分岐

処理プロセスは、ラベルを設定することにより、条件分岐文でジャンプすることができます。

ラベルの定義書式は、#ラベル名 と記述します。
条件分岐の書式は、?条件文字列:ジャンプ先ラベル と記述します。
条件文字列は、setif関数などによって定義された比較対象文字列と比較します。その他の比較対象文字列を使用する関数については、後述「関数」を参照。

この条件文字列と比較対象文字列が一致した場合、そのまま次の行の処理に移ります。
非一致の場合は、指定ラベル先にジャンプします。ただし、ジャンプ先に実行中の行より前へは指定できません。

関数

現在使用できる各関数を説明します。
$n は文字列メモリを指定することをあらわします。
str は文字列を指す引数をあらわします。

delstr$n:str
引数の文字列を検索し見つかった場合、その文字列含む位置までを削除する
cutstr$n:str
引数の文字列を検索し見つかった場合、その文字列含む位置から最後までを削除する
trmstr$n
両端の空白を除去する
euctosjis$n
EUCコードからShift-JISコードに変換する。受信データがEUCコードの場合に使用する。
balloontitle$n
バルーン(ポップ表示)のタイトルを設定
balloontips$n
バルーン(ポップ表示)の内容を設定
existstr$n:str
strの文字列を検索し、見つかった場合は条件比較対象文字列に"true"を設定する。見つからなかった場合は"false"を設定する。
setif$n
条件比較対象文字列を設定する。
getbirth$n
誕生日を取得する
getchihou$n
地方を取得する
gethey$n:str
モナーのランダムメッセージを取得する。strはメッセージタイプ(凡例:hey, hello, byebye, lucky)。詳しくは"msg.txt"参照
addret$n
改行文字を文字列の最後に付加する
deltags$n
<>で囲まれたタグを一括削除する

著作権・免責事項

このモナースクリプトの著作権は、ノラダイコが所有しています。
また、このスクリプトの使用にあたって被ったいかなる損害も、自己責任としていただきます。
スクリプトファイルについてはフリーです。
スクリプトについての問い合わせ、要望はこちらまで:romeo@m4.dion.ne.jp