TCP フラグ
U : Urgent Flag
A : Acknowledgment Flag
P : Push Flag
R : Reset Flag
S : Synchronize Flag
F : Fin Flag
読み込みも通信ログと同様に Read ボタンから行う。フィルタと連動しているので、フィルタの併用も可能である(>>フィルタの使い方)。ただし Traffic Log と異なりフィルタ・リストは使用できない。
参照したいパケットをリストから選び、ダブル・クリック(あるいは Ctrl + W )するとパケット・ビューワが起動する(下図)。
ビューワにはリストで選択されたパケットと関連する一連のパケットがリストとして読み込まれている。例えば TCP ではセッション最初の SYN から終わりの ACK までがセットになる。上部の分数表示は、現在表示されているパケットがそのセット中のどの位置かを示している(1)。その左の矢印ボタンはリスト内での移動に使う。
左上のツリー表示はパケットのデータ構造を分析したものである(Packet Decode Field)。右上のエディット・ボックスはパケットの 16 進数ダンプである(Packet Dump Field)。下のエディット・ボックスはパケットにメッセージ・データが含まれていた場合にその内容を表示する(Message Field)。各フィールドは連携しており、Packet Decode Field や Message Field でデータの一部を選択すると、ダンプ・データ中のどの位置に相当するかを右上に表示し(2)、Packet Dump Field に選択マークを付ける。
ツリー・ビューのコンテクスト・メニューにはパケット・データのファイル保存機能が用意されている(3)。Save to File ではツリー上で選択された要素を生バイナリの形式でファイルに保存する。全体あるいはヘッダのみ、データのみを選び、それをファイルに保存できる。
矢印ボタンと並ぶ虫眼鏡ボタン(4)で指定文字列(データ)の検索ができる(上図)。ラジオボタンの切り替えを String では文字列検索、Hex では 16 進数データ検索となる。文字列検索では大文字・小文字が区別される。日本語はデフォルト・キャラクタ・セット(ShiftJIS)の検索のみ可能である。
データ検索では 16 進数表記の数値をスペース区切りで指定する。英字の大文字・小文字は区別されないので、どちらでも良い。また桁は二字に揃えなくても良い(上の位が 0 のとき)。スペースが連続した場合スペースは常に一字にしかカウントしていない。
[例]
5B 53 79 67 61 74 65 2E 5D 00
5b 53 79 67 61 74 65 2E 5d 0
同梱される LookupMAC.dll が参照できるところにある場合、MAC アドレスの OUI 検索が行われる。頭の 3 Octets しか見ていないので、下位契約等ある場合は正確なベンダー名が得られない。また登録は随時更新されるので、表示されるベンダー名は必ずしも正確ではない可能性がある(詳しくはココ等で)。
この情報が不要な場合はこの DLL を削除しても構わない。