後記


とりあえず、前作をプレイして今作を期待されていた方。居ましたらゴメンナサイ。
今作は前作程の自由度はありません。
製作当初はフリーシナリオとして製作していたのですが、前作で予想以上に「何処へ行くのか分からない」
という意見を多数頂いた結果、(基本的に)一本道のゲームへと変更しました。
地下道や鉄道はその名残なんです。
一本道も作ってみるか…とは前々から思っていたので、いざ作ってはみるものの
サッパリ勝手が分からないという事態に。向かない事を無茶してやるものではありませんね。

ですが取り敢えず2003年の夏には一応完成しました…(2004年現時点で)去年ですね。
そこから見直し作業・サブイベント・結末の追加だけで一年近く掛かっています…時間の都合等もありましたが、
それを差し引いても1、2ヶ月で終わる作業の筈だったのですが…問題はストーリーの見直しです。
私自身ストーリーを考えるのも組み立てるのも非常に苦手です。
プレイすれば薄々感じるとは思いますが、大風呂敷広げて収集がつかない状態です。製作中の時にも既に感じていましたが…。
シナリオの2/3を丸ごと削ったので当然の結果なのですが、これ以上話を伸ばして
敵のアニメーションを描くのが嫌だったというか…自分の怠惰が原因ですね。
ものの見事に不明解なまま終わっています。
修正前は今以上に矛盾だらけで、人様に見せられるものではありません。
力量不足に加え、設定等を頭の中にしか残さない自分に問題大有りです。
ちなみに前作との繋がりを指摘されたのですが、とりあえず言い訳を致しますと、
繋がりは殆どありません。世界的に完全なパラレルですので前作での正史も存在しません。
例の銀髪男は前作のキャラですが、ほぼオマケ状態です。
私のゲームにストーリーやキャラクターを求めるのは、八百屋で魚を求めるようなものです。

尚、世界観に合わせ「クサさ」を出す為にあちらこちらにキザったらしい(?)文章群を推敲しています。
オープニングの文章や教主の台詞はまさにそれです。
ただでさえ、盛り上がりに欠けるゲームですので敢えてそうしてみました。(再度プレイしてみると鼻につきます)
こういった点でニヤリと出来る方、ユダヤ教をご存知の方は楽しめるかもしれません。
私自身こういう点を好きとは言い難いのですが……。
ストーリー性希薄な洋ゲーム…DOOM (3除外)やSerious Sam等、RPGではありませんが、世界観や目的だけが
設定されており、その中で動き回り、隠し要素を探す…という物が好きなので、
前作の様な形が私としては好ましいです。(個人的に今作はいまいち……)
とは言え、序盤から無理をすればあちこちに行けるので、ゲームバランスを破壊するのが楽しい方には
お勧めできるかもしれませんね。




RPGツクールXP…今更ながら良い感じです。
豚に真珠状態なのが現状ですが。
素材の規格改良のおかげで2Kで面倒な表現がものの数分で。
頭身の大きなキャラのイベントシーンがようやく(無理をせず)行えますね。


しかし、ドットキャラの方は2倍拡大しただけなので結局はあまり変化ありません。
それ以前に背景と合ってない上、キャラ絵そのものが歪です。要練習です。
次もいつ完成するか分かりませんが、一本道は作りません、今作の様な中途半端に暗い物語も作りません。
やはり自由度が高い方が作る方としては楽しめます。
常に、ストーリーはあって無い様なもの…で作っているつもりですから。
代わりにストーリー書いてくれる方がいれば別ですが(笑)