フェリル地域で、ゴブリンの数が急激に増えた。ゴブリンのボス、バゾーシュはフェリル城を奪った。
雪原にあらわれたアイスマン。彼らが何を考えて生きているのか誰もわからない。
リオームの姿なき王ムオンの命を受け、王太子ゴドワンがフェリルへゴブリン討伐に、第二王子ルクリルが北の古都ハルトにそれぞれ下る。
王都から遠く離れた各地では、リオーム王家の威も衰え諸勢力が小競り合いを続けていた。
長年の宿敵同士であるリュッセルの竜騎士アズハと沼地のリザードマン、ゲムズの戦いが再び始まり、ガルガンダ山に住むドワーフ達も侵略をし始めた。砂漠の民族を率いるナジワも不穏な動きを見せる。
しかし、第二王子ルクリルは、古都ハルトを中心に着々と雪原の平定をすすめ、そしてフェリル島では王太子ゴドワンがゴブリンと激しく争っていた。王子たちは一歩また一歩とリオーム王家の統治を大陸に取り戻しつつあった。
大きく勢力地図は変わった。竜騎士アズハと戦いを繰り返してきたリザードマンのゲムズは死んだ。ゴブリンのバゾーシュはゴドワンに倒され、ドワーフのウクは王子ルクリルに殺された。
ゴブリンのバゾーシュを倒したゴドワンはフェリル全島の内政に励み、海賊ブリーゼンとの戦いに備える。砂漠の民ナジワはついにプレアを手中におさめ、そして死んだウクの領土をも手に入れんとする。
・・・大陸に転機が訪れる・・・ 姿なき王ムオンの死が新たな戦いの渦をまきおこし、騎士団長ラウカフォールはたちまち渦に飲み込まれ命を落とす。
そして東にルクリルは王の名において竜騎士アズハ領リュッセルに侵攻、西では主なき騎士団とゴドワンとのあいだに戦いがはじまろうとしていた。
ついに、ゴドワンの軍が東進を始めた!
騎士団残党、海賊ブリーゼンを倒し、砂漠のナジワ、竜騎士アズハと同盟し、ルクリルの包囲網を完成したゴドワン。その豊富な人材を誇る軍団がプレアを進発する。
・・・そして、たくさんの犠牲が出ることになる、”王都攻略戦”が始まるのだった。
王都攻略戦でゴドワンが死んだ後、リッチーとなったサザランドはルクリルを殺しその力を奪う。リッチーの力に竜騎士アズハも屠られ、ナジワの軍は潰走に潰走を重ねていた。
もはや大陸はサザランドのものとなるかと思われたがこの時、ゴドワンの部下として戦っていた神官戦士ホックフィールドが、ラザム神殿を統べる砂漠の族長ナジワの元を訪れていた。
ホックフィールドは神剣ラグラントゥーという大剣を譲り受けナジワ軍の先頭にたつ。大陸の人たちに残された希望はこのホックフィールドだけだった。
サザランドは着々とその勢力を広げていた。ホックフィールドは、果たして勝つことができるのだろうか?