SWFPAL は Macromedia Flash の出力する SWF ファイルを加工して色を変更するためのツールです。画像全体の色調補正をしたい時などに便利だと思います。
Windows用のフリーソフトです。
使い方
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FLASH で絵やムービーを作って、SWF ファイルに書き出します。
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このファイルを swfpal にロードすると、使用されている色が画面左上のリストボックスに表示されます。 線の色には "LINE"、背景の色には "BG" と表示されます。何も表示が無いのは通常の塗りです。この中から、操作したい色を選択してください。
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次に左下の「色相」「彩度」「明度」のスライダで色調を補正します。いちおう Photoshop の色調補正ツールを真似して作ってありますが、アルゴリズムがよくわからないので、動作はちょっと違うと思います。
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最後に一番下の「適用(A)」ボタン(またはリターンキー)を押すと、変更結果が画面右側のプレビューウィンドウに表示されます。
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2 〜 4 を好きなだけ繰り返してください。
更新履歴
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Ver1.01 (00/3/15)
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・テキストの色が表示されないバグを修正。
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Ver1.02 (00/4/10)
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・アンドゥ関係のバグをこっそり修正。
・カラーテーブルの読み込み/書き出し機能を追加。
swfpal で作業をしていると、いったん FLASH に戻って、塗り残しなどの細かい修正をしたくなる時があると思います。こういう場合には、[ファイル]→[カラーテーブル]→[保存] で、カラーテーブルを作成しておくと便利です。
カラーテーブルは以下のようなテキストファイルです。
どの色をどの色に変更したかが記録されています。
[SWFPAL SCRIPT]
@fill #e3cd6e -> #91a1d0
@fill #232323 -> #293e68
@fill #655616 -> #7c314c
@line #82ae1d -> #5f5626
@bg #fefefe -> #f3f4f4
...
[END]
FLASH で SWF ファイルを修正した後、[ファイル]→[カラーテーブル]→[開く] で 前回作ったカラーテーブルを読み込めば、同じ作業を繰り返す手間が省けます。
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Ver1.03 (05/2/17)
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・せっかくなので「ムービーの圧縮」に対応。
注意など…
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フリーウェアです。改変・再配布も自由です。
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動作保証はできません。 お使いのコンピュータに障害が発生しても責任は負いかねますので御了承ください。
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ファイルを読み込んだ時やリサイズした時、プレビュー画面が正常に表示されないことがあります。「更新」ボタンを押してプレビューを再描画してください。
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Alt ボタンを押している間は簡易スポイトモードになります。 プレビューウィンドウを Alt+左クリックして色を拾うことができるのですが…
精度が悪いので、間違った色を拾ってしまうこともあります
(クリックされたピクセルの色に一番似ている色」を探してるだけなので)。
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ちなみに画面左側の空いているところで Alt+左クリックすると、選択を全て解除できます。
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変更できるのは、線と塗り、テキストの色だけです。
埋め込まれた画像や、ムービーの色は変更できません。
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何しろ5年近く前に作ったものなので、ActionScriptなどの新機能にはまったく対応していません。いろいろ不具合もあるかと思いますが、どうかご勘弁を。
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