東芝RDリモコンソフト『rdcon』 マニュアル
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rdcon

はじめに

rdconは東芝のHDD&DVDレコーダ『RDシリーズ』を操作するためのリモコンソフトです。以下のような特徴があります。

動作環境

rdconの実行には下記環境が必要になります。

インストール

アーカイブを適当なディレクトリに展開するだけです。すると以下のものを初めとして幾つかのファイルが現れます。実行前に必要に応じてconfig.xmlを編集してrdconの動作をカスタマイズして下さい。
ファイル名内容
rdcon.exe
rdcon.dll
rdcon本体
iconv.dll文字コード変換ライブラリ
config.xml設定ファイル
function.dat操作一覧
keyboard.datキーボード一覧
winlist.exeウィンドウ情報取得ツール
icon/アイコン
wave/サウンド
manual/マニュアル

使い方

rdcon.exeを実行します。するとタスクトレイにリモコンボタンが現れるとともに、キーボード操作の可否を示すウィンドウが表示されます。ここではカスタマイズされていないデフォルト状態での操作方法を説明します。
画面表示

マウス操作

リモコンボタンを表すアイコンがタスクトレイに表示されます。それぞれをマウスの左ボタンでクリックすることで下記操作をRDシリーズに対して行うことが出来ます。なお、いずれかのボタンを右クリックするとrdconのメニューが現れます。
ボタン操作
左から1つ目一時停止
左から2つ目停止
左から3つ目再生
左から4つ目ワンタッチリプレイ
左から5つ目ワンタッチスキップ
左から6つ目ピクチャーサーチ/頁(後)
左から7つ目ピクチャーサーチ/頁(前)

キーボード操作

キーボード操作の可否を示すウィンドウがアクティブである場合には、下記キーボード操作によってRDシリーズを操作できます。
キー操作
Z停止
X再生
C一時停止
SHIFT+Zワンタッチリプレイ
SHIFT+Xワンタッチスキップ
CTRL+Zピクチャーサーチ/頁(後)
CTRL+Xピクチャーサーチ/頁(前)
F1ライブラリ
F2録るナビ
F3編集ナビ
F4見るナビ
RETURN決定
Qクイックメニュー
AA
BB

カスタマイズ

config.xmlを編集することでrdconの動作をカスタマイズすることが出来ます。

操作対象RDシリーズ

操作対象となるRDシリーズを指定できます。
<servers>
  <server>               ← <server>タグは1つだけ指定可能
    <name>rd-xs41</name> ← RDシリーズのホスト名
    <port>80</port>      ← RDシリーズのポート番号
  </server>
</servers>
上記はrd-xs41というホスト名の80番ポートで動作しているRDシリーズを操作する場合の設定例です。なお、現在のrdconでは1台のRDシリーズしか操作できないので、<server>タグも1つしか指定できません。

キー操作対象アプリケーション

キーボード操作を有効にするアプリケーションを指定できます。
<windows>
  <window>                   ← <window>タグは必要なだけ指定可能
    <text>rdcon</text>       ← アプリケーションのウィンドウタイトル
    <class>simplewin</class> ← アプリケーションのウィンドウクラス
  <window>
     :
     :
<windows>
上記はrdconのウィンドウがアクティブである場合のみキーボード操作を有効にする場合の設定例です。なお、<window>タグを複数指定して、複数のアプリケーションをキー操作有効化の対象にすることも出来ます。<window>タグが1つも指定されなかった場合は、キー操作が常に有効な状態になります。
キーボード操作を有効にしたいアプリケーションのウィンドウタイトルやクラスが不明な場合は、付属のwinlist.exeをコマンドプロンプトで実行してみて下さい。すると、一定周期毎にその時点でアクティブになっているアプリケーションの情報が表示されますので、キー操作を有効化したいアプリケーションをアクティブにした時に表示される情報をconfig.xmlにコピーペーストして下さい。
例えば、以下はIO-DATAのキャプチャカード付属のツール「mAgicTV」がアクティブである場合の表示例です。これをconfig.xmlに追加すると、RDシリーズの出力をキャプチャカードに繋いで「mAgicTV」で鑑賞しながらキーボードでRDシリーズを操作する、といったことが可能になります。
ウィンドウ情報の収集

リモコン割当て

リモコンの割当てを指定できます。
<buttons>
  <wavedir>wave</wavedir>           ← <wave>を相対パスで指定するときの基準ディレクトリ
  <icondir>icon</icondir>           ← <icon>を相対パスで指定するときの基準ディレクトリ
  <button>                          ← <button>タグは必要なだけ指定可能
    <function>ワンタッチリプレイ</function> ← RDシリーズに対して行う操作[付属のfunction.datからコピーペーストする]
    <wave>click.wav</wave>          ← 操作が実行されたときに鳴らすwaveファイル
    <icon>btn55.ico</icon>          ← タスクトレイのボタンとして表示するiconファイル
    <key>SHIFT+Z</key>              ← 割り当てキー[付属のkeyboard.datからコピーペーストする(+で並べると同時押し)]
  </button>
     :
     :
</buttons>
上記は、"ワンタッチリプレイ"のボタンとして"icon\btn55.ico"をタスクトレイに表示し、キーボード操作には"SHIFT+Z"の同時押しを割り当て、操作が実行されたときには"wave\click.wav"を鳴らす、という場合の設定例です。なお、<icon>と<key>はどちらかだけを指定することも出来ます。<icon>だけを指定した場合はマウスによるクリックでのみ操作可能となり、<key>だけを指定した場合はキーボードでのみ操作可能となります。

使用上の注意

本プログラムはフリーソフトウェアです。著作権は作者(Koji)が保持します。作者に無断で以下の事をしないで下さい。なお、本プログラムの使用に起因するいかなる事態に対しても作者は責任を負いません。
本プログラムではLGPL準拠のライブラリlibiconvを使用しています。同ライブラリのソースコードはこちらより入手できます。LGPLの詳細については同梱のlesser.txtをご覧下さい。

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