使用方法
1.起動確認
IdleStandby.exeをダブルクリックし、タスクトレイに常駐していることを確認してください。
起動時から常駐させたい場合は、スタートアップフォルダにショートカットを登録してください。
2.基本挙動設定
タスクトレイアイコン部分を右クリックして、「環境設定」を選択してください。
部 | 説明 |
@ | CPU負荷をグラフで表示しています。システムによっては想定している取得方法でCPU負荷値を取得できないことがあるので、2種類のCPU負荷取得方法を実装しています。第1方式で取得した場合は白線で、第2方式で取得した場合は緑線で表現しています。 |
A | CPU負荷基準値です。Dで設定した値が表現されています。グラフ全体がこの線より下に位置していることが、電源処理をする絶対条件となります。 |
B | ネットワーク使用量を監視します。TCPパケットの送受信を監視し、設定値以上の場合は電源操作を行いません。Ver2.2新機能 |
C | 現在のネットワーク使用量/(ボーダー使用量) ボーダー使用量の設定は IdleStandby.ini のNETBorder=100の値を変更後、IdleStandbyを再起動してください。 |
D | ディスク使用量を監視します。ディスクへの読み書き量を監視し、設定値以上の場合は電源操作を行いません。Ver2.2新機能 |
E | 現在のディスク使用量/(ボーダー使用量) ボーダー使用量の設定は IdleStandby.ini のDISKBorder=100の値を変更後、IdleStandbyを再起動してください。 |
F | CPU負荷がDで設定した値以下である状態を何分間維持した場合に電源処理をおこなうかを設定します。1〜60分まで設定可能です。ここで設定した値が、グラフ全体の横幅となります。 |
G | CPU負荷を計測する間隔です。1〜10秒まで指定可能です。 |
H | CPUが働いているかどうかを決める閾値です。ここで設定した値以下はCPUは休んでいると解釈します。 |
I | CPU負荷が下がり、マウス、キーボード操作がなかった場合、どの電源操作をおこなうかを設定します。スタンバイ・休止状態・シャットダウンを選択可能です。 |
J | スタンバイや休止状態から復帰した際に、システムを再起動します。デバイスやドライバによっては、スタンバイや休止状態から復帰した際に動作がおかしくなるものが存在した場合などに利用してください。 |
K | 省電力状態(スタンバイ・休止状態)に移行する際に、他のアプリケーションやドライバから拒否されることがあります。拒否された場合に、再度カウントしなおすかどうかを設定します。 |
L | 特定のアプリケーションが動作しているときは、たとえ条件を満たしていても、電源の操作を行わなくすることが可能です。DVD・CDライティングソフトなどを設定しておくとよいと思います。詳しい設定方法は後述。 |
M | 電源操作までのカウントダウンをおこないます。すべての条件を満たしてからFで設定した時間経過するまでを表示します。青棒がMAXになると電源操作を行います。 |
3.動作ログ確認
タスクトレイアイコン部分を右クリックして、「動作ログ」を選択してください。
動作ログは過去の動作内容を最大1000件記録しています。挙動の履歴を知りたい場合に参照してください。ただし、電源の落とし方により正常に記録されない場合があります。
4.具体的に動かしてみよう
設定を下記の通りに設定してみましょう。設定したら「更新」ボタンを押下して、そのまま待機してください。
低負荷継続時間 | 1分 |
計測間隔 | 1秒 |
CPU負荷基準値 | 10% |
省電力状態 | スタンバイ |
省電力復帰時に再起動 | チェックなし |
省電力移行時にカウンタリセット | チェックなし |
CPU負荷グラフが赤線より下に位置し、マウスもキーボードも操作せず、ネットワークもディスクアクセスもない状態が続くと上記Mの青棒が伸びていくのが確認できると思います。マウスやキーボードを操作すると、途中まで青伸びた青棒消え、また伸びていきます。この青棒がMAXにまで達するとスタンバイ状態へ移行するはずです。