はじめに

IdleStandbyとは、CPU負荷、マウス・キーボードの動作、ネットワーク・ディスクアクセスを監視し、そのコンピュータが使用されていないと判断された場合に電源の操作を自動でおこなうツールです。

特徴(個人ユーザ様向け)

コンピュータが家電として扱われはじめてから、その利用形態も大きく変化してきました。コンピュータによるTV録画や、その録画したファイルを他形式に変換するエンコードなどが良い例です。ただし、これらの作業には膨大な時間がかかります。特にエンコードにおいては、CPU100%の状態を数時間持続しておこなうことも多々あります。もし、エンコードに10時間かかってしまう場合、みなさんどうしますか?できれば会社・学校へ通っている間に処理を終わらせておいてほしいですよね。で、処理が終了したら直ちに電源を落とすなり、スタンバイへ移行するなりしてほしいですよね?また、タイマー録画していた場合、録画が終了したらすぐに電源の操作をしてほしいですよね?
もちろん、最近のエンコードソフトは処理終了時に電源の操作をおこなうことが可能なものも出始めています。録画ソフトも録画終了時に電源の操作を行なえるものが一般的になっています。ただし、エンコードとタイマー録画を同時に設定していた場合はどうでしょう。PM5:00〜PM6:00までの1時間をタイマー録画していたとします。エンコードがPM5:30に終了しました。エンコードソフトはスタンバイに移行しようとします。もちろん、録画はそこで停止してしまい、録画失敗になってしまいます。

また、録画予約実行中に、必ずユーザーが席をはずしているとは限りません。ユーザーは録画するのを忘れないように録画予約をするのです。つまり、コンピュータで作をしているときに予約時刻がきたら、勝手に裏で録画してくれる。これがあるべき姿だと思うのですが、国内で一番売れているであろうTVチューナーカードおよびその録画ソフトですら、録画が終了したらユーザーがまだ文章編集をしているにも関わらず、スタンバイや休止状態へ移行しようとします。

こういった症状を改善すべく、作成したのがIdleStandbyです。IdleStandbyはCPU負荷、マウスの挙動、キーボードの挙動、ネットワーク転送量、ディスクアクセス量を監視し、これらの値が一定値以下で、マウスもキーボードも操作されていない時間が一定期間継続した場合、このコンピュータは本当に休んでいると判断し、設定された電源処理へと移行させます。

ただし、ここで落とし穴があります。DVDやCDを焼いているときのCPU負荷はほとんど0に近いのです。また、焼いている間、ユーザーはマウスやキーボードの操作を避けがちになります。すると、IdleStandbyはコンピュータを使用していないと判断してしまい、電源の操作を行ってしまうのです。もちろん、メディアは使い物にならなくなってしまいます。
そこで、特定ウィンドウ(アプリケーション)が存在している場合には一時的に監視を中止する機能を設けました。このアプリケーションにDVD・CDライティングソフトウェアを登録しておけば、そのアプリケーションが稼動している最中に電源の操作をおこなうことはなくなり、メディア損出などの事故を防ぐことができます。ぜひ有効に利用してください。

また、Ver.2.2よりネットワーク使用量監視・ディスク使用量監視機能も設けました。夜中にファイル転送をセットして就寝する場合など、CPU負荷もキー操作もない状況が発生します。ファイル転送中に電源処理へ移行してしまったり、DVD-RAMへ転送中に電源処理へ移行してしまうのを防ぎます。

本プログラムの試用期限は1ヶ月。ライセンス料は780円。1ヶ月間、存分に試用して電気代の変化に注目してください。780円を高く見るか安く見るかはお任せします^^

特徴(法人ユーザ様向け)

最近の不景気で、経費削減への取り組みを強化する会社が増えています。コピー用紙の節約や休み時間の消灯など、かなり細かいところまで気を配っている会社も存在しています。ですが、やはり各個人個人の認識の違いにより、細部まで行き届いていない部分も多いと思います。たとえば、業務中に突然の訪問者や、ミーティング、ちょっとしたタバコなど、こういった際にもコンピュータの電源を落としていますか?ちょっとの期間だろうとつけっぱなしにしておいて、思いのほか時間がかかってしまったことはありませんか?その間も電気代は浪費されているのです。そのような環境に本プログラムを導入することによって、ちょっとしたミーティングのつもりが長引いてしまったときなど、勝手にスタンバイモードに突入してくれます。また、スタンバイ復帰時にパスワード要求する設定(Windowsの機能)がされていれば、勝手にデスクトップを覗かれる危険性も減ります。

もちろん、法人様向けに複数ライセンスによる割引販売やカスタマイズ等も検討します。別途相談してください。