コンピュータは、同じことを何回でも繰り返してくれます。
必要とあれば、何万回でも何億回でも繰り返させることが出来ます。
繰り返しには、回数の決まっている繰り返しと、回数の不明な繰り返しがあります。
C言語では、回数の決まっている繰り返しには、for(フォー)文を使用します。
for文は、次のような書き方で使用します。
この i は整数型の変数であり、繰り返しの回数を数えるために使われます。int i; for (i = 1;i <= 繰り返し回数;i++) { 繰り返す文; }
このプログラムの実行結果は、次のようになります。#include <stdio.h> int main(void) { int i; for (i = 1;i <= 10;i++) { printf("メッセージ\n"); } return 0; }
数えてみると、10回表示されていることがわかります。
メッセージ
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メッセージ
メッセージ
メッセージ
メッセージ
メッセージ
メッセージ
for文を使用すると、繰り返しを行えることがわかりました。
このとき使用する変数を、カウント変数と呼ぶことがあります。
カウント変数は i でなくても、何でも良いのですが、
C言語では、慣習的に i を使用する人が多いようです。
繰り返し回数の値は、変数 i を参照することで、いつでも知ることが出来ます。
次のプログラムは、繰り返しの回数を表示する例です。
このプログラムの実行結果は、次のようになります。#include <stdio.h> int main(void) { int i; for (i = 1;i <= 10;i++) { printf("%02d 回目\n",i); } return 0; }
結果を見ると、見事に10回表示されていることがわかります。
01 回目
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03 回目
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06 回目
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10 回目