前節で、変数の宣言と使い方について説明しましたが、
変数を宣言する時の、型についてはほとんど説明しませんでした。
前節で、変数を宣言するには、次のような書き方を使うことを説明しました。
型名 変数名;型名とは、記憶しておきたい数値の種類を表す例です。
C言語では、様々な種類の数値を扱うことが可能です。
そして、その数値毎、別々の種類の変数を使って記憶する必要があります。
この様に、様々な種類の数値のことを、データ型と呼ぶことがあります。
C言語では、それらの種類毎に、別々に名前がつけられています。
[ データ型 ]
サイズや表現形式などが異なる、様々な種類の数値の総称。
C言語で使われるデータ型の種類は、それほど多くはありません。
当面の間は、次の2つさえ覚えておけば問題ありません。
型名 | 数値の種類 |
int | 整数 |
double | 実数 |
この2つは、記憶する数値の種類が違っているだけで、使い方は全く同じです。
次のプログラムは、double型を使用して四則演算を行う例です。
このプログラムの実行結果は、次の通りになります。#include <stdio.h> int main(void) { double left,right; left = 10; right = 3; printf("%f\n",left + right); printf("%f\n",left - right); printf("%f\n",left * right); printf("%f\n",left / right); return 0; }
先ほどのプログラムと見比べれば、使い方は全く同じであることがわかります。
13.000000
7.000000
30.000000
3.333333