パソコンの故障と対策
フリーズの原因, マウスの故障, ハードディスクの故障, OSの不調, CPUファンクーラーの掃除, 電源管理の設定方法について |
フリーズの原因(画面が停止しやすい要因)
- ハードディスクの電源管理設定ミス
- CPUファンクーラーの煤カビ
- 過剰搭載メモリ(CPUが発熱してファンの音がする)
- マザーボード上のリチウムボタン電池
- 不必要なドライバーがインストールされている
- スパイウェア、コンピューターウィルスなど
- ハードディスクの老朽や部品の故障など
<原因究明方法>
- 原因がパソコンにあるのか、周辺機器にあるのかを判別するために、周辺機器のスイッチをすべてOFFにし、パソコンを単独で起動させて確かめる。
- 周辺機器のスイッチをOFFにしても不安定であれば、パソコン内部に原因がある。
- インターネットをつなげた時、不安定になるのであれば、原因はLANカード(ボード)かモデム、あるいはそのドライバー。
- OSをインストールし直しても不安定であれば、CPUクーラーの煤カビ、ハードディスクの電源管理の設定ミス、本体内部の部品の老朽や故障など。
- その他、OS-CDの傷やソフト、不必要なドライバー等。
<対処方法>
- ハードディスクの電源管理は、節電のため[3分後]に設定すると、数日後OSの動作が弱くなり、頻繁にフリーズを起こすようになるので注意が必要。スタート>設定>コントロールパネル>電源の管理>ハードディスクの電源を切る ハードディスクの電源はOSがMeやXPの場合、[なし]の設定が最良。
WindowsXPサーバーの場合、[15分後]切るに設定して、他のパソコンから何時でもアクセスが可能であった。システム休止状態を[なし]に設定すると、ハードディスクの電源も[15分後]に切れないで、[なし]と同じ状態になるためである。[3分後]に設定しても、自動書き込みのため5〜20分たたないと切れないが、一旦電源が切れるとXPでさえスタート画面に戻せないので、故障の原因になりやすい。一日24時間ホームページを一般公開しているサーバーの場合は、ハードディスクの電源を切るで[なし]に設定する。
- 電源の管理で、[システムスタンバイ]はパソコンの自動起動の設定。[システム休止状態]はパソコン本体の電源OFFの設定。一般的にはどちらも標準設定にする。ただし、個人サーバーを構築してホームページを24時間一般公開している場合は、どちらも[なし]に設定する。
- OSをインストール中フリーズする場合、ダウンロード中フリーズする場合は、
@電源を抜いてからCPUのファン蓋を取り外し、乾いたウェスで煤カビを拭き取る。
A紙を細く巻いて平らに潰し、通気溝も拭く。その際、水や洗剤は固まるので絶対に使用しない。
B先の細い掃除機でマザーボード上の埃りを吸い取り、PC本体を屋外に持ち出して、自転車などの圧縮ポンプで残りの埃りを吹き飛ばす。
CCPUのファン蓋を戻す時は、文字方向を間違えないでネジ留めをする。
(注意:この方法によって、OSをインストール中、ファイルのダウンロード中、フリーズしなくなった)
- 不要なドライバーはOSを不安定にし、フリーズを頻繁に起こさせる原因になる。基本的にはVGAディスプレードライバーだけで正常に作動する。Me=スタート>設定>コントロールパネル>システム>デバイスマネージャー,
XP=スタート>コントロールパネル>パーフォーマンスとメンテナンス>システム>システムのプロパティー>デバイスマネージャーを開き、黄色いクエスチョンやエクスクラメーション(感嘆符)が表示されている場合だけ、必要なドライバーをインストールするのが基本。ドライバーに黄色い?や!が付いている場合は右クリックして削除する。
他に、マザーボード・ドライバー、ハードウェア・モニター・ユーティリティー、チップス・ユーティリティー、USBドライバーなどがあり、その中には、キャッシュ機能を有効にし、機器の動作を速め、負荷をかけないようにプログラムされているユーティリティーもあるので、インストールが必要。(実際に、OSの動作は約1.5倍、インターネットは約2倍速くなる)
- CMOS CREAR
シーモスクリアーと表示された場合、一旦電源を抜き、PC本体のマザーボード上のボタン電池を約3分間はずし、元に戻す。
- OSがWindows98やMeの場合は、メモリを512MB以内にする。
- 電源が入らない場合、電源ボックスが振動してブーンと音がする場合は、本体内部にある電源ユニットの故障で、各コードにテープ番号を貼り付け、個人で取り替えることができる。(耐久年数5〜7年)
- OS用のCDをインストールする前のバイオスプログラムが異常の場合は、マザーボード上にあるBIOSROM(小型メモリ)が原因。Pin数や型番を指定すれば書き換えや買い替えが可能。
- OS用のCDに傷が付いているの場合、可能であれば取り替えてインストールする。
(レンズ拭きなどで内側から外へ向かって拭く)
- OSのインストール完了が不可の場合は、同じメーカーのハードディスクを新品で購入し、OSをインストールする。デスクトップパソコン用であれば、比較的安価で取換えも個人でできるが、ノートパソコン用のハードディスクは高価なため、壊れると悲惨。
<対処結果>
フリーウェアの「Spybot-Search&Destroy」でスパイウェアの検出を行ったら、問題のあるファイルが5件検出された。それらを削除して免疫をインストールすると、パソコンの音が静かになり、少し回復した。さらにメモリの過剰搭載のため、512MBだけにしたらファンの音がほとんどしなくなり、マウスポインターの異常動作やフリーズを起こさなくなった。
<機種とOS>
1.管理機関やプロバイダーのサーバー用OSには、ユニックス、リナックス、WindowsNT,2000,XPなどがある。特にUNIXやLINUXはアクセスの集中に比較的強い。UNIXポートは//、Macポートは$$、Windowsポートは\\で表わされている。
解説:UNIXは1969年にAT&T社のベル研究所(米)で開発されたOSで、LINUXは1991年にフィンランドヘルシンキ在学生のLINUS.Bによって開発されたUNIX互換OS。
2.マッキントッシュのOSはマックOSで、ソフト開発、医療、新聞、出版、印刷分野で使用されている。書籍用書体が多い。
3.DOS/V機のOSはウィンドウズで、一般化されている。
<マザーボード上のボタン電池の役割>
パソコンの内蔵時計(画面右下に表示)やBIOS(起動初期プログラム)の設定を保持するための電池。電池が消耗すると、パソコン時計の時刻が合わず、BIOSの設定が初期化され、動作が不安定になる。パソコンのボタン電池の寿命は2〜5年のため、内蔵時計の時刻が合わなくなったら必ず交換する。
注意:マザーボードからボタン電池を取り外した後、パソコンの右下の時計や日付がずれるので、数字上でクリックして修正する。時計や日付を直さないと、Eメールの送信日時が合わないためにトラブルの原因になる。
マウスポインターの異常動作とその原因
- マウスが古いため接触が悪くなっている
- マウスがPS/2端子の場合、マウスポインタの異常動作を起しやすい
- メモリの過剰搭載(CPUが発熱してファンの音がする)
- LANや回線が原因(互換性やパソコンの性能に合わない場合等)
- スパイウェア、コンピューターウィルスなど
<対処方法>
- ボール式の場合は中身のゴミ取りをする。
- USB接続のマウスに買い替えると直る場合が多い。
- Windows98やMeの場合、搭載メモリの限界は512MB。
- スパイウェアに起因する事が多いため、Spybotで検出し、削除する。免疫のインストールもできる。フリーウェア「Spybot-Search&Destroy」のダウンロード。
ハードディスクについて
ノートパソコン用のハードディスクとデスクトップパソコン用のハードディスクでは、耐震強度が全く違っている。今まで富士通FMV237、日立ノートパソコンMMX、オリジナルDOS/V機などで作業をしてきて、震度4以上の地震が起こると、デスクトップパソコンが不調になりやすい事がわかった。ノートパソコンのハードディスクは、地震やショックに比較的強いためか長持ちしている。ハードディスクの中には10枚ほどの両面CDが収納されていて、CDの両面にアームが取り付けられている。それらのCDに消したり書いたり、レーザーでCDの磁気反射率を読み込んだりしている精密機器のため、振動に大変弱い。1cmの高さから落としても壊れる場合がある。ハードディスクの寿命は、使用頻度とメーカーによって異なり、3〜7年ぐらい。震源地の近い直下型地震だと、振動やショックが硬いので、震度数が低くても故障する危険性がある。
フリーズを起こした時に、デスクトップの本体の上を叩く人もいるので厳重な注意が必要。
また、転送速度が遅く、性能があまり良くないパソコンで、容量の多いファイルをダウンロードしたり、ビデオ、ムービーなどのマルチメディアのホームページを見ることも、フリーズを起こしやすいため危険である。
ハードディスクが壊れた時の症状は、何度繰り返しても同じところで止まったり、マウスポインターが勝手に動いたり、OSをインストールできなかったり様々であるが、プログラムに異常があるだけで、壊れていない場合もある。
注意:ハードディスクの領域を全て削除し、フォーマットが可能であれば、壊れていない状態。
ハードディスクの不調 2005/08/23(火) 前夜雷10:00〜12:30
一昨年の地震震度4.2によってパソコンのハードディスクが壊れ、新品にして1年ほど調子が良かったが、今年の8月16日の地震震度4.5によって再びハードディスクが不調になった。地震が起きた翌日まではいつもと変わらなかった。3日後あたりからマウスポインターが勝手に動き出し、いうことを効かなくなった。最初はマウスが故障したと思い、新しく赤外線センサー付きのマウスに取替えた時は、快調だった。翌日からまたマウスポインターが勝手に動き出し、フリーズを起こす。何度再生させてもフリーズを起こしやすくなったので、OSをインストールし直した。WindowsXPのインストールの途中で、フリーズを起こして完了できない。やむなくMeのインストールに切り替えた。XPよりだいぶ安定しているが、3Dやブロードキャスティングなどに不向き。
MeをXPにインストールしなおす場合は、まずパソコンの性能を良くするために、メモリー512MBやビデオカードを取り付けたほうがOSの動作が歴然と速くなる。XPをインストールした場合は、Me用の各種ドライバーではなく、全てXP用ドライバーでインストールしなければならない。ドライバーが合わないと故障の原因になるので注意が必要。
XPの場合のファイアーフォールの二重起動について
WindowsXPには、ファイアーウォールが既に装着してある。個人サーバーを構築し、httpdを作動させてホームページを一般公開させている場合は、他のファイアーウォールを使用しない。XPに付属しているファイヤーウォールひとつだけにする。しかし、サーバー用のhttpdを起動をしていない場合は、外部からの不正進入を避けるために他のファイヤーウォールも設置すべきである。
ファイヤーウォールを二重起動しているサーバーに、他のパソコンからアクセスして、そのwwwサーバーに保存されているホームページを見ることはできない。
- 操作の順序が間違っている。原則としてプリンターやスキャナーなどの周辺機器の電源を入れ、スイッチをONにしてからパソコンを起動する。この順番を間違うといつまでも周辺機器(デバイス)が使えない。また、パソコンを終了してから、周辺機器の電源をOFFにする。
注意:周辺機器がUSBコネクターの場合は、スイッチONの状態で差し込むと自動的にプラグアンドプレイが可能になるので、順番が違っていても周辺機器は作動する。
- 原則としてフローピーを差し込んだままパソコンのスイッチを入れない。(例外:起動ディスクなど)16ビットの青いBIOS画面が表示されたり、フリーズを起こす場合がある。画面が停止した場合は、フロッピーを抜き、Enterを押す。
フロッピーやCDは、スタート画面が出てから差し込んだり、インストール完了後は抜いてから再起動あるいは終了させるのが原則。フロッピーやCDを差し込んだまま、他のソフトを使用したり、入力作業などをしたり、パソコンを終了させたりしない。
- USBコネクターを使用する時は、付属のソフトの中にあるドライバーをインストールする。(デジカメやスキャナー等) ドライバーとは周辺機器などを使用できるようにするための専用プログラムの事で、使用すべき周辺機器のメーカーと型番に合わせてプログラミングされているので、ひとつひとつの周辺機器に合った適切なドライバーをインストールする。専用ドライバーが手元にない場合は、使用する周辺機器のメーカーのホームページを開き、サポートセンターから型番にあわせてダウンロードする。
- PS/2端子やUSBコネクターは反対に差し込まない。コネクターと接続口の中の形をよく見る事。マウスとキーボードのコネクターは同じPS/2であるが、コード規格が違うので、差込口を間違うと壊れる場合がある。PS/2とUSBはコード規格名で、PS/2は丸型。USBは平ら。最近はUSB規格に替わりつつある。
プラグとは高電圧の差し込みで、自動車やバイク用語。 電気製品の差し込みは、コネクターという。
- どうしてもスイッチが入らない場合は、電源の差込口を点検し、抜けがかっていないか再確認する。コンセントやコネクターなどが抜けている事も使用場所によって頻繁にある。
- スキャナー画像やデジカメ画像のサイズが大きすぎてフリーズ(画面停止)を起こす。その場合は画面サイズを小さくし、できるだけJPGなどに軽量化する。デジカメ画像は1〜3MBもあるので、パソコン(OS)上では各500KB以内の画像に、ホームページ用では100KB以内の画像に圧縮する。OSがXPでPCの性能が良い場合は、1〜3MBの大画像でも使用可能だが、Meや98では使用不可になる場合が多い。画像を縮小リサイズできる加工用ソフトには、ペイント、縮専、Image
Filterなどがあり、検索して無料でダウンロードできる。
重要:特に学校・役所・医療関係で使用されているデジカメによる画像は、縮小加工する時間がないので、1枚1〜3MBの大画像のまま共有パソコンに保存している人が多い。OSがXPでないプリントサーバーなどの共有パソコンや共有フォルダーに保存している場合は危険である。
- ホームページを作成する場合は、ファイル名を必ず半角英数小文字にする。
アップロード先のUNIX(LINUX)サーバーでは日本語ファイル名を表示できない。
- フォルダー名やファイル名の変更をすると画像やリンクがはずれるので、フォルダーやファイル名をやむなく変更する時は厳重に注意する。
- コンピュータウィルスのチェックと感染ファイルを削除するには、「ウイルスドクター体験版」13.8MBを検索し、ダウンロードする。
- OSをリカバリーさせた時、画面が16ビットの荒い画像の状態でインストーが完了した後、32ビットの通常画面にするためには、VGAドライバー(ディスプレードライバー)をインストールしなければならない。そのディスプレードライバー(プログラム)が手元に無い場合は、16ビットの状態でインターネットにつなげ、モニターメーカーのサポートセンターから同じ型番のドライバーをダウンロードする。インストールする場所は、プログラムフォルダー内であるが、原則としてドライバーはどこに置いても作動する。音を出すためにサウンドドライバーのインストールも必要。
- エクスプローラーの重要設定
<エクスプローラーをUp dateして最新の状態にしたが、即時ページが開かない場合>
1.LANに接続していないパソコン1台の場合は、アップデート後、[ツール]>[インターネットオプション]>[接続]タブ>右下[LANの設定]で、□LANにプロキシサーバを使用する の項目でチェックをはずす。 >OKをクリックする。
2.DirectXを検索し、ダウンロード後、プログラムフォルダーなどにインストールする。
これによって更新されたホームページが即時開くようになり、動画やマルチメディアの展開が少しスムーズになる。
- 右下パソコン時計が過去の日時にずれた場合は、送信者の日付と受信者の日付が違っているために、受信Eメールの位置が下方の見えない所に入り、見落とすトラブルを起こしやすい。更に、ファイルなどの[上書き]ができない事も生じる。
- マウスポインターのダブルクリックがきかない場合
スタート>設定>コントロールパネル>マウス>ボタンタブのダブルクリックの速度を中にする>ボタンオプションのポインターの移動速度を中にする>[詳細設定]でポインターの加速度を中間にする>OKをクリック。
- フリーズを起こした時にどうすればよいか。
画面が停止してマウスポインターが動かなくなった場合、
1.Shift+AltとDeleteキーを数回押して強制終了する。
2.その強制終了ができない場合、本体に再起動ボタンのあるパソコンはそのボタンを押し再起動させる。
3.再起動ボタンの無い機種は、本体裏の電源プラグを抜いて、数分後差し込む。
- Windowsフォルダーや特にSystemフォルダーの中のファイルを間違って削除しない。
- XPなどのOSのインストールの際に、ハードディスクの中は、全て削除してからフォーマットする。起動に必要なファイルを残すための警告が表示されても、全てのファイルを削除して空にする。パーティッション(ハードディスク内のスペース分割)の設定はあとからでも可能なので、できるだけCドライブだけにする。
- パソコン本体の横蓋の開け方。
ネジをはずし、横にスライドさせる。組み立て式は鉤型の爪がある場合が多い。
- パソコンの故障は、部品の老朽化や災害に起因する場合もありますが、ほとんどが操作や仕組みの知識不足によるものです。できるだけ正しく学ぶ事を心掛けましょう。
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第1回更新年月日2005.11.01
第2回更新年月日2006.02.01 COPY RIGHT(C)JUNPEI SATOH, 8,28,2005.
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