CSVファイルを公開する

  1. 自分のデータを公開する前に、正しくデータが公開されたかを確認できるようにMuleから取得したデータを表示 するMS Office資料を作成するチュートリアルを読んでください。
    自分で作成したCSVファイルをMuleを介して公開して見ましょう。
    先ず、公開するCSVファイルを作成します。今回の例ではデータのみで列名を含まないCSVファイルを作成します。
    下の画面はCSVファイルの例です。この例ではファイル名を「test.csv」にして Muleを解凍したフォルダ下のserver\jp\dataフォルダに保存します。
    ダウンロード:test.csv
  2. 作成したCSVファイル名をMule設定ファイルで指定します。
    Mule設定ファイルはMuleを解凍したフォルダ下のserver\jpフォルダのファイルmule-server-config.xmlです。
    このファイルをテクストエディタ(例:メモ帳)で開きます。
  3. test.csvの設定を追加します。
    公開するWebServiceのメソッド名をtestUMOにします。使用するポートを8080に指定します。 CSVファイルの先頭行に列名が含まれていないことを指定するために、headerプロパティをfalseに設定します。
    CSVファイルの相対パスと名前をfilenameプロパティをdata\test.csvに設定します。
    ダウンロード:mule-server-config.xml
  4. 以上でCSVファイルをWebServiceとして公開でます。
    Muleサーバを再起動してください。
    CSVファイルの1行目に列名が記述されていない場合は列名は「col」+連番と付けられます。 この例ではcol1,col2,col3と付けられます。MS Office等からはこの列を利用してデータを表示する位置を 設定してください。
    注:CSVファイルに列が挿入された場合は列名が変わります。そのために出来る限り、1行目に列名を記述してください。
  5. さて、公開したCSVファイルデータをMS Excelで表示して見ましょう。
    CSVファイルの列1,2,3をMS Excelシートの列A,B,Cに表示しましょう。
    以下の操作を行う前にMS Excelのテンプレートを作成して、Muleからデータを取得するMS Excelシートの作成を参照してください。
    新規にMS Excelワークブックを開き、メニューからWebService − 設定を選択してMuleテンプレートが有効であることを確認します。
    先ず列AにCSVファイルの列1を表示するように設定するために、列Aを選択します。
  6. メニューから挿入 − 名前 − 定義を選択します。
  7. Muleが設定したCSVファイル列1の名前「col1」を名前に入力して、OKボタンを選択します。
  8. 上の2手順を繰り返してMS Excelシートの列Bと列Cをそれぞれcol2col3と定義します。
  9. さて、Muleからデータを読み込みましょう!
    まず、新規にCSVファイルの設定を追加します。
    メニューからWebService − 設定を選択してください。
  10. 設定が下の画面のように入力してください。
     設定名: Test
     新規ページ: チェックなし (全ての行を1シートに表示します。)
     WebServiceURI http://localhost:8080/services/testUMO?method=getList (mule-server-config.xmlで指定したendpointAddressとMule-descriptorの組み合わせ)
     キー: 指定なし (CSVファイルの場合は全ての行が選択されるためにキーの指定は無効です。)
       
  11. 入力した設定を挿入するために、挿入ボタンを選択してください。
  12. 設定を保存して終了するために、設定ボタンを選択してください。
  13. Muleからデータを取得します。
    メニューからWebService − データ取得を選択してください。
  14. 取得するデータのキーを要求してきますが、全CSVファイルの行を取得するので空白にして、OKボタンを選択します。
  15. 列Bの値の形式を日付に変更します。
  16. 列Bを選択して、メニューから書式 − セルを選択します。
  17. 表示形式タブを選択して、分類日付、種類1997年3月4日を選択してください。
    表示形式を選択した後にOKボタンを選択します。


CSVファイルを公開した後は列情報を含むCSVファイルを公開して見ましょう。