クイックスタート
さっと使ってみたい方のための解説です。
(もっと手っ取り早く効果を見たい方は、[samples]の中にあるプロジェクトを開いて下さい。
最低限のFinalFocusの使い方です。注意点などもほとんどありませんので、後でTips機能一覧を読んでください。

(画面はOS-X版ですが、Windows版も全く共通です)

AfterEffectsを起動する
バージョンは必要なシステムをご覧ください。
新規プロジェクトと新規コンポジションを用意する
コンポジションサイズはプリセットの[中、320x240]を選んで下さい。

合成するレイヤーを用意する
「FinalFocus」フォルダの中にある「samples」の[tutorial]にある2枚のTIFFファイルを読み込んでください。
(合成は、[ストレート-マットなし])


タイムラインに並べて合成する
2枚のTIFFファイルをタイムラインに並べて合成します。

Tips) トランスフォームやエフェクトをかけたレイヤーやコンポの場合は必ずプリコンポーズしてください。(→詳しい情報)

必ず一番上に「平面」レイヤーを作る
([レイヤー]-[新規]-[平面])

これは重要です。[コンポジションサイズ作成]ボタンをクリックして必ずコンポと同じ大きさの平面を作ってください。

(正確には、この平面と後から説明するCelに呼び出されるレイヤー(またはコンポ)の大きさが同じであれば親コンポと同じ大きさである必要はありません)
「平面」レイヤーに対してFinalFocus2.0を呼びだす
[エフェクト]メニューの[Sakurai Optical Lab.]から[FinalFocus1.0]を呼びだしてください。
「Cel1」にコンポを設定する
コンポまたはレイヤー(パスによるマスクやトランスフォームのないもの)をCelに設定します。
[Cel1]を見てください。[Comp]のプルダウンからレイヤー[model.tif]を選んでください。
Celとはアニメーションのセル台のようなものだと考えてください。Celに距離を設定することによって被写界深度のコントロールを容易にしますので、そのための準備です。

[Cel2]も設定する
同様に[Cel2]に[back.tif]を設定してください。

「Cel2」の距離を設定する
[Cel2]の[Distance]を255にします。255は一番奥(遠く)です。
この時点では通常合成と同じで全くピンボケや被写界深度の計算はされていません。

Bokeh Renderingにチェックを入れる

被写界深度の計算がONになります。
こんな感じで背景がピンボケしましたね。
今は手前にピントが合っている状態です。

〜その他のよく使う設定〜 (全ての設定は機能一覧にあります)
ピントの距離を設定する

[On Focus Distance]をスライドさせてみてください。
これはカメラのピント距離の調節です。
今[Cel2]の距離が[255]なので、同じように[On-Focus Distance]を[255]にすると[Cel2]にピントが合います。






ピンボケの量を調節する

[Bokeh Amount]でピンボケの量を調節できます。

*FinalFocusはもっと豊かな表現を可能にする機能があります。少し慣れたらTipsをご覧ください。

Sakurai Optical Lab. mail: ff@reiji.net / Tokyo, Japan