ローカルのディレクトリ構成


CmdHttpd は特殊な目的の web server なので, 一般的なディレクトリ配置とは異なっています. このディレクトリ配置とファイルの実行環境について説明します.
CmdHttpd をインストールされたディレクトリを基準として 説明します. このディレクトリ内にあるファイルは,実行バイナリのCmdHttpd.exe , 説明のためのドキュメントや画像が入っている doc/, 処理を行うための work/ ,認証情報のファイル CmdHttpd.exe.txt があります. また,インストールやアンインストール,コンソールモードでの 起動のためのバッチファイル(install.bat, uninstall.bat, console.bat) があります.
アクセスを処理するために chwork/ という ディレクトリが作成されます. この中のファイルは CmdHttpd.exe を動作させていないときには 消去してもかまいません. また,認証を通ったアクセスのログは cmdhttpd.log に残ります.

実行用の作業ディレクトリ


一番重要なのが work/ というディレクトリです. このディレクトリを「ワークスペース」といいます. このワークスペースの中に実行ファイルやスクリプトを 入れておきます. また,これらが実行されるときの「カレントディレクトリ」になります. このディレクトリ内は
http://[client-machine]/exec/,
http://[client-machine]/perl/, (以上,標準入出力タイプの実行)
http://[client-machine]/kick/,
http://[client-machine]/guikick/,
http://[client-machine]/notify/,(以上,GUIタイプの実行)
http://[client-machine]/upload/,(アップロード)
http://[client-machine]/view/,(ファイルの閲覧)
でアクセスされます. ただし,上記の 6つの URL はそれぞれ別のディレクトリを 指しているわけでは*なく*, すべて同一の work/ というディレクトリ内の ファイルを指します. ただし,扱い方に,
・exec/ では「標準入出力タイプとして実行する」,
・perl/ では「標準入出力タイプとして,perlスクリプトとして実行する」,
・guickick/ では「GUIタイプとしてユーザーに見せずに実行する」,
・guickick/ では「GUIタイプとしてユーザーの作業画面に見せて実行する」,
・notify/ では「GUIタイプとしてログイン画面,Ctrl-Alt-Del画面に見せて実行する」,
・upload/ では「アップロードする」,
・view/ では「実行ではなく閲覧する」
という違いがあります. なお, exec/, perl/ で出力されたものは text/plain 型の コンテンツとして返されます.