jedit_to_qt.scpt

テキストに書かれたムービーの開始時刻・終了時刻に従って、QuickTime Playerを操作する

ダウンロード

このスクリプトをはじめ、jedit上から操作できるスクリプトをまとめたものがダウンロードできます。
クリックして下さい -> jedit_qt.zip

動作環境

Macintosh OS X以上

用意するもの

Jedit X
QuickTime Player
QuickTime形式のデータ・ファイル
各行頭にデータの開始時刻・終了時刻が秒単位で入ったテキストファイル

何の役に立つの?

音声解析ソフトのデータからムービーを動かす

 音声ファイルやムービーの書き起こしに使われるソフトでは、しばしば各データの開始時間と終了時間、そしてデータ内容が次のように空白やタブで区切って書き出されます。

【トランスクリプト例 (音声解析ソフトWaveSurferの場合)】

19.1050000 19.3850000 watashi
19.3850000 20.1525000 tte, sa:
20.1525000 21.1500000 silence
21.1500000 24.5850000 h.h.
24.5850000 24.8400000 silence
120.8400000 126.1100000 so: mieru kana?

 このテキストは、各行の会話やジェスチャー内容を一覧でき、会話分析のトランスクリプトにも近く、便利なものです。
 しかし、こうしたデータを見ながらふと、「この部分の会話はどうなってるんだっけ?」と思っても、すぐに再生することはできず、いちいち解析ソフトを立ち上げて、データを読み込み直さなければなりません。
 こうしたトランスクリプトから手軽に該当箇所の音声や映像を呼び出せたら便利ではないか?
 ・・・というわけで、このツールを作りました。

 

通常のテキストからムービーを動かす

 テキストの種類はなんでも構いません。一つの行の頭に開始時刻と終了時刻(秒単位)がスペース、タブなどで区切られて書かれていれば、どんなテキストからでも実行できます。たとえば、以下のようなテキストを自分で打ち込んでもよいでしょう。

【会話例1: 物忘れの話】

1.0 2.0 X1 え:っと
2.4 2.5 X2 あ
2.5 2.8 Y3 なになに?
3.0 3.4 X4 わすれた

 

qt_to_jedit.scpt と組み合わせて使う

 ムービーの適当な箇所の開始時刻・終了時刻をqt_to_jedit.scptでメモしておけば、あとでその箇所を呼び出すことができます。


準備

  1. Jedit Xのメニューから「ウインドウ」 -> 「スクリプトウインドウ」を選んで、スクリプトウインドウを開きます。
  2. マクロ/コンテクストのいずれかをクリックします。マクロを選んだ場合は、ウインドウ下のから、「ショートカットの指定」を選ぶことができ、あとあと呼び出しに便利です。
  3. ウインドウ内に、jedit_to_qt.scptをドラッグ&ドロップします。
  4. 適当な名前(たとえば、「この行の時刻データでQTを再生」など)をつけます。

使い方

  1. Jedit Xで、開始時刻と終了時刻が秒で指定されている行にカーソルを合わせます(行のどこかにカーソルがあればオーケーで、時刻を選択する必要はありません)。
  2. 「マクロ」の場合は、メニューバーのスクリプトアイコンの下から実行できます。「コンテクスト」の場合は、コントロールキーを押しながらクリック(もしくは右クリック)で実行できます。
  3. 実行すると、QuickTime Playerが指定された区間を再生します。

動作確認

Jedit X ver1.36
QuickTime Player Pro ver7.12

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