電子シュレッダーHiShredder取り扱い説明書

第1.3.1版 2006年9月18日

 

画面デザインは予告なく変更する場合があります


■基本機能

・不要になった書類を二度と読めないようにして削除します。書類の内容は特定のデータで上書きされたうえ削除されますから、どんなツールを使っても復活は難しいでしょう。これからはビジネス書類は「HiShredderで破棄した後リサイクルにまわす」これが常識となるかも


■使用方法

※リソースフォークの細断をするにはlibHiResFile.jnilibライブラリーのインストールが必要です。同封してあるHiResFileInstaller.pkgをダブルクリックしてインストールしてください。libHiResFile.jnilibライブラリーをインストールしなくてもHiShredderは動きますが、リソースフォークの内容を書き換えて細断することができません。libHiResFile.jnilibライブラリーのインストールをお勧めします。

・破棄する書類あるいはフォルダをHiShredderのアイコンまたはHiShredderの書類投入口にドラッグ&ドロップします。
・ドロップした書類またはフォルダ名が書類投入口の上部に表示されますので確認することができます。

・HiShredderが自動モードになっていれば、あとはすべて自動で実行されます。途中で細断を中止するこはできません。間違って削除してはならないファイルを投入してしまった等で緊急停止したい場合はウインドウのクローズボックスをクリックするなどしてHiShredderを終了して下さい。運が良ければファイルは削除されずに残っています。が、運が悪ければ・・・

・HiShredderが手動モードになっている場合は中止ボタンのランプと細断ボタンのランプが点灯し待機状態になります。この時に細断ボタン以外のボタン(中止ボタンまたは自動ボタン)を押すと細断を中止することができます。細断ボタンを押すと細断が開始されます。細断が開始された後は細断を中止することはできません。緊急停止したい場合はウインドウのクローズボックスをクリックするなどしてHiShredderを終了して下さい


■その他の機能

・自動モード/手動モードは自動ボタンを押すことにより切り替えることができます。また、HiShredderの初期設定で起動時の状態を変えることができますが、あまりおすすめはしません。デフォルトでは安全のため手動モードになっています。
・Shredder画面を表示しないで起動することができます。アイコンへのドラッグ&ドロップ、自動モードで起動と組み合わせることで便利に使えます。
・ 効果音を出さないようにすることもできます。
・非アクティブ時にShredder画面を隠すことができます。
・Shredder画面の透明度を変更することができます。
・ファイルを上書きしないことができます。他の機能と組み合わせて自動削除のゴミ箱として使用することもできます。
・動作の確認用に上書きしたファイルを削除しないことができます。本当にデータが上書きされているか確かめてみて下さい。
・上書きするデータを変更することができます。
・上書きするファイルを拡張子で選択することができます。あまりお薦めはしませんが、重要なデータのあるファイルだけを上書きするように設定すれば細断の時間を短縮できます。また、シュレッダー機能を備えた自動ゴミ箱としても便利に使えるかもしれません。

 


■エラー処理

・細断途中でエラーが起きるとウインドウの左側にエラー表示用Drawerが現れ、以下のエラー内容が表示され細断は停止します。エラー原因についてはロックされている書類やアクセス権のない書類を細断しようとした場合がほとんどです。エラーの内容を確認し、エラー解除ボタンを押すとエラー状態が解除されます。エラーの原因を取り除いて再度実行して下さい。

 フォルダ削除例外

フォルダの削除中に例外が発生

 フォルダ削除失敗

何らかの理由でフォルダの削除に失敗

 オープン例外

ファイルのオープン中に例外が発生

 書込み例外

ファイル書込み中に例外が発生

 クローズ例外

ファイルのクローズ中に例外が発生

 ファイル削除例外

ファイルの削除中に例外が発生

 ファイル削除失敗

ファイルの削除に失敗


■注意事項

・破棄した書類は絶対に復元できません。また、大きな書類の処理にはそれなりの時間がかかります。不要になった重要書類のみをHiShredderにかけて破棄して下さい。
・破棄する必要のない書類をドラッグ中に誤ってHiShredderの書類投入口に落としてしまう可能性があります。多数のファイルを破棄する場合のみ自動モードで使用し、普段は手動モードにしておき不慮の事故に備えて下さい。

・このHiShredderを使用して受けた損害等はいっさい補償しません。各自の責任においてこのHiShredderを使用して下さい。


■その他

・HiShredderを実行するとホームディレクトリの/Library/PreferencesフォルダにHiShredder.plistという初期設定ファイルが作られます。バージョンアップ、動作が不安定、アンインストール等の場合はこの初期設定ファイルをゴミ箱に捨てて下さい。
・シュレッダー画面及び初期設定画面の表示位置は初期設定ファイルに自動的に保存され、前回表示した位置と同じ位置に表示されます。

・削除されたファイル数の累計(累計カウンタ)とデータを上書きされた上で削除されたファイル数(細断カウンタ)が表示されます。累計カウンタは実際に処理したファイル数なので、バンドル形式のファイルや隠しファイル等が細断された場合は投入した書類数より多く表示される場合があります。細断カウンタは上書き処理するファイルをファイル拡張子で特定した場合の動作確認に使用できます。


■既知の問題


 

■サポート等

・このプログラムに関する感想等は kuikui@airpolice.ddo.jp までお願いします。
・電子シュレッダーHiShredderはhttp://www.geocities.jp/neokuikui/ でサポートします。 最新の情報やプログラムが置いてありますので一度は訪れてみて下さい。

 

■プログラム履歴

平成18年9月18日 Version 1.3.1
 データフォークだけでなく、リソースフォークも細断できるようにした。
 細断後のフォルダ名、ファイル名も意味のない名前に変更するようにした。

平成16年12月18日 Version 1.3.0
 Preferencesファイル名をHiShredderXXX.plistからHiShredder.plistにした。
 マニュアルをフレーム表示にした。
 サポート等のアドレスが変更となり修正した。

平成15年12月6日 Version 1.2.0
 アプリアイコンへ細断するフォルダをドラッグ&ドロップすることによりHiShredderを起動できるようにした。
 上書きするファイルを拡張子で指定できるようにした。
 アニメーション速度を速くした。

平成15年9月26日 Version 1.1.1
 「データを上書きする/しない」の内部フラグが反対に設定されていたので修正した。
 上書きするデータを変更できるようにした。
 細断するファイルあるいはフォルダの名前を表示するようにした。

平成15年9月20日 Version 1.1.0
 複数のファイルをアイコンにドロップした場合の不具合を解消
 画面の透明度を変更できるようにした。
 時間のかかる細断処理を別Threadで実行するようにした。
 エラー表示をDrawerにし、メインウインドウを少し小顔にした。
 前回の画面位置を記録し同じ場所に画面を表示するようにした。
 非アクティブ時に画面を隠す機能をオプションで選べるようにした。
 取り扱い説明書をHTML形式に変更


平成15年9月10日 Version 1.0.0
  初公開