ここでは、当ソフトウェアの使い方を実際に使う順番に近い形で一通り説明します。


T.ソフトの起動〜リクエストの記録まで

まずは、アプリケーションを起動します。
wautreply.exeをダブルクリックするなどして起動してください。



1.最初に起動するとまずBrowse画面が表示されていると思います。
この画面は、ブラウザでWebページやCGIプログラムを表示して
移動や、動作を確認するときに利用します。
上部に表示されている「戻る」「進む」「中止」「更新」「ホーム」などの ボタンも通常のブラウザと同様に動作します。
中央部は、Webページを表示する領域です。
当然、そのとき開いているWebページによって画像は変わります。
まずは目的のCGIに移動しましょう。
上部のアドレスバーに目的のCGIのアドレスを直接入力して、リターンキーを押します。
今回は、ネット上にテスト用のCGIを用意しそこで確認します。

説明では、このCGIの書き込み処理を自動で行うことを考えます。

テンプレート(template以下フォルダ)やすでに作成したイベントファイルがない場合、
このCGIの書き込み処理の自動化を設定するには、このCGIのリクエストを
すべて指定してやる必要があります。
(たとえばGETメソッドなのか?POSTメソッドなのか?引数は?文字コードは? といったことです)
しかし、自分で作成したCGIプログラムならともかく、
ほかの人が作ったCGIプログラムにどんなリクエストを出したらいいか
なんてわかりませんよね。
(通常CGIプログラム中のボタンを押すことにより特別考慮しなくてもリクエストは送られます)

ですので、まず最初にこのCGIプログラムが発生させるリクエストを 取得し、それをテンプレートにしてCGIリクエストの設定を行います。

"Record"と書かれたタブを選択してください。



2."Record画面"です。 先ほどの画面と同様にWebページが表示され印象は似ていますが、 画面上部のメニューと画面下部のリストビューの項目が変わっています。

この画面はCGIリクエストを取得する(リアルタイムで記録する)ために 使います。

実際に、試してみましょう。

画面上部、メニューの「記録」というボタンを押してください。
ボタンの表示が「記録中」に変わりましたね。
この状態にしてはじめてCGIリクエストを取得できる状態になります。
CGIリクエストの取得は、画面を移動した際に行われます。
また取得できない場合は、そのリクエストに対応していないということです。

では、早速CGIリクエストを記録しましょう。
今回は、CGIの書き込み処理を自動化するので
まずは普通に手動で書き込み処理を行います。
これは、一度やれば何度もやる必要はありませんので、
CGIの利用者が多くない環境や時間帯などに行いましょう。
さて、では書き込みます。
実際に書き込んだ様子を連続画像で表示します。


書き込み終わりました。
("ブログの書き込みテストです"という本文をつけました)
今回は、「最初の画面」から
「ログイン」→「ログインパス入力」→「書き込み」→「最初の画面」
という順番でした。 これはもちろん、CGIプログラムによって違います。
とにかく、当ソフトで自動化したい処理をいつも自分で(手動で)やるのと
同じように行ってください。


[はしがき] もっとも自動でCGIプログラムを動作する場合は、いくつか省略できる処理もあります
この場合は、「書き込み」処理以外はクッキー情報があれば不要です。
ですがまずは一通り記録しておくのが無難でしょう)


すると各ページを開くごとに画面下部のリストビューに 記述が追加されているかと思います
(番号・メソッド・データのところ)

これがこのCGIが出力しているCGIリクエストです。
当ソフトウェアではこれらをひとまとめにイベントと呼びます。
記録することが出来たら念のために保存しておきましょう。
一度保存しておけば、この記録の処理は何度も行う必要もありません。

メニューから「保存」を選んで保存します。


3.適当に名前をつけて保存(エクスポート)しましょう。
これで一旦プログラムを終了させてしまってもオーケーです。
休憩したい人は、休憩しましょう。

U.リクエストの編集〜自動再生まで

1.さて、では続きをはじめましょう。
先ほど、エクスポートしたファイルを開きます。(インポート)
まず、"Record画面"で「開く」を選択して以下のダイアログを表示、 エクスポートしたファイルを選択してください。


番号、メソッド、データのところ(イベント)が前回記録したものと同じように 表示されればオーケーです。

次に"Task"タブを選択してください。オレンジ色のタブです。


2.先ほどの"Record画面"にイベントのデータがあると、 上のようなメッセージが表示されます。

今回は、前回"Record画面"で記録したイベントを元に自動処理(タスク) を実行したいので、「はい(Y)」を選択してください。



3."Task画面"が表示されましたね。
"Record画面"からイベントのデータを移しているので、
この画面の下(番号・メソッド・データ)の部分が"Record画面"と全く同じ内容にコピーされています。

タスク名は新規 [サーバー名]、タスクの実行日時は現在日時でデフォルトセット されています。

さて、現在は19時です。
ここでは、例として21時30分と22時00分に面白い番組が2つあり
その告知を自動でCGIプログラム上に書き込むことによって
皆にお知らせする方法について考えましょう!

まずは、CGIで書き込む内容を編集しましょう。
画面下部のリストビューをダブルクリックすると編集することが出来ます。
削除は、「DELキー」です。

では、番号000003となっている部分をダブルクリックします。


4.ここで、イベント内の各リクエストを編集することができます。
簡単に言ってしまえば、掲示板のタイトル欄やメール欄のように
通常Webページから入力する項目(とそれ以外の項目)をこの画面で
編集することができます
最初の方(T-2)で、リクエストの記録時にWebページから入力した項目が
そのまま表示されていることに気づくかと思います。
つまにこれを編集することによって、
(I-2)で入力した文字列(ブログのタイトルなど)
を編集することと同じになります。
とにかく実際にやってみましょう。


5.CGIのリクエストとして出力される文章を変更しました。
OKを押して、ダイアログを閉じます。


タスク名とタスクの実行時間も編集します。 先ほど、編集した内容を21:30に実行したいのですから、 21:30と設定します。
最後に「登録」ボタンを押してください。
(注:登録ボタンを押して、タスクの一覧に追加して始めて有効になります)


6.「登録」ボタンを押すと確認のメッセージが出ます、
間違いないので「OK」を選択します。


7.22:00についても同様に編集し登録すると、 以下のようになります。

8.さて現在はまだ21時前です。
タスクを最初に実行する21時30分まではまだまだ時間があります。
このまま放っておいてもこれぐらいの時間ならいいのですが、
これが3日後だったりしたらどうしましょう・・。
パソコンをつけとく電気がもったいないですね。
あなたのパソコンがスタンバイモードに対応しているのなら、
このソフトでスタンバイモードにすることが出来ます。
省エネしましょう。

9."Ctrlキーを押しながら右クリック"をしてみてください。
以下のような画面が表示されます。
この画面では、次に実行されるタスクの情報を確認することが出来ます。
"Task画面"だけではなく大抵の画面から同じ操作で呼び出すことができます。

"省電力モードへ移行!"というボタンを押すことによって
次のタスク直前までスタンバイモードに移行します。
次のタスクの前に自動で復帰します。

さて、ではさっそく「省電力モードへ移行!」ボタンを
押してみたいのですがその前に!
念のため、パソコンの重要なデータなどの保存は忘れずにしておきましょう。
(もし停電などが起こればデータは失われてしまいます)
不要なアプリケーションも終了させておいてください。
(復帰に時間がかかりすぎるとタスクが間に合わないことも考えられます)

では、改めて押してみます。


確認のダイアログがでます。「はい(Y)」を選択してください。

・・・・
ここからの状態はお使いのパソコンによって違います。
まるで電源が切れたように静かになる場合もありますが、
モニタやハードディスクだけが止まって
ファンなどはまだ回っている場合もあるでしょう。
どちらにしろ通常の駆動時よりは省エネになります。

では、21:00からは見たいテレビがあるので、
この21:30、22:00のタスクをセットしたまま24:00くらいまで
放っておきます。

23:30
さて、パソコンの状態はどうなっていますか?
おそらくスタンバイモードになっていると思います。
これは正常です。タスクが終わったあとは再びスタンバイモードに戻ります。
では、本当にタスク処理が行われたかどうかをパソコンを起動して 確認してみましょう。

先ほど、登録したイベントのリクエストが指定した時間に
自動的に発行されていれば成功です。
(つまり今回の場合は、21:30、22:00にメッセージ書き込みです)

どうでしょう。上の画像のようにちゃんと書き込まれていれば成功です。

ちなみに、メッセージの下に表示されている時間が21:00、22:00
ではないですが、これはサーバーの時計が30分ぐらいずれているためです。

ためしに、0時に手動にて書き込みをしてみました。
この際、メッセージの下は23:22となるのでサーバーの時計は38分
遅れていることがわかり、
書き込みそのものは正しい時間にリアルタイムで
行われていたことがわかります。



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