new SETメソッド

Ver2.00より、新たにSETメソッドという機能を追加しました。
これは、Webブラウザのコントロールを自動的にクリックしたり、
値をセットしたり、またはボタンの状態を変更することができる機能です。

Webブラウザのコントロールとは企業や個人のホームページなどに使われている
一般的な入力ボックスやボタンなどで、以下のようなものです。

 ハイパーリンク

当ソフトではホームページ上のこれらのコントロールに自動的に値をセットしたり、
または、ボタンをクリックして選択項目を変更したり、確定したりすることができます。
(*上記以外でも、殆どのコントロールに対応しています)

以前からの機能であるGETメソッド、POSTメソッドとは設定内容がかなり異なりますので、
混乱をさけるために、画像を交えながら説明します。

では、簡単に設定方法を説明します。

編集する画面は、今までと同じです。
メソッドの一覧をクリックし、リクエスト編集画面で編集して追加します。


編集後の、メソッドの一覧は上画像の枠で囲ったものが一例です。
SETメソッドがあり、その下にURL(データなしのGETメソッド)があります。
ここで1つ大きなポイントです。
SETメソッドは、次に読み込まれるWebページに対して有効になります。
ここでは、番号000001番の設定内容は、その下の"http://www.kensakusan.co.jp/"に
対して有効になることに注意してください。

ちなみに、今回の説明で行う設定内容は例として、「検索」というボタンがあり、
「q」という名前(name属性)の テキストボックスに検索文字列を入れる検索サイト、
検索さん(架空です)の処理を 自動化する場合を想定します。
掲示板など他のCGI等でも基本は変わりません。

もう少し補足しておきます。
番号 000001、メソッドがSETになっている部分のデータ部分についてですが、
submit=のところが押すボタンの名称です。
ここでは、ボタンの名前を画面上に見える「検索」などと同様に設定します。
(HTMLのソースでは、value=""の部分です)
ただし、ボタンでも画面が移動しないもの(または再表示されないもの)は
ここではなく、click=の部分にボタンのソース上の名前
(HTMLのソースでは、name=""の部分)を指定します。
また、ハイパーリンクをクリックする場合も同じく、
click=の部分にリンク中の文字列を
指定してください。
(クリック対象のコントロールはname=属性以外にvalue=,id=でも指定できます)

今回は検索と同時に画面が切り替わりますので、submit=のところに設定されています。
(HTMLのソース上、input type="submit"になっているボタンは、submit=で設定します)
さらに、input=の部分に自動的に入力したい文字列と対象のテキストボックスの
ソース上の名前
(HTMLのソースでは、name=""の部分)を指定します。





次にリクエスト編集画面での編集方法です。



@リクエストタイプでSETを選択してください。
Aの部分に、自動的に値をセットしたいテキストボックスのソース上の名前
(name="xxx"のxxxの部分)を入力してください。
更にDの部分にAのname=のテキストボックスに入力する文字列を設定して
「+」ボタンを押します。
Bの部分に、自動的にクリックしたいボタンのソース上の名前
(name="xxx"のxxxの部分)を入力してください。
(name=以外にvalue=,id=でも指定可。ハイパーリンクの場合は、その文字列でも可
入力したら、「+」ボタンを押してください。
Cの部分には、<input type="submit" 〜>となっているボタンを設定します。
submitボタンの場合は、画面上に表示されるボタンの文字列を直接入力してください。
Dあとは、"Record画面"の再生機能にも対応しましたので、
ここで動作を確認し、タスク画面で自動実行したい時間を設定してください。
この際、タスクの実行タイプはかならず「IE」にしてください。


SETメソッドの「押下」の設定でコントロールを指定するときには、
name属性(name=)以外にも以下のものが利用できます。
id属性(id=)
value属性(value=)
ハイパーリンク中のテキスト(アンカー <a>タグのみ)

ご注意
SETメソッドは、ソフト上のIEコンポーネントブラウザを用いた処理のため、
スレッドセーフではありません。
SETメソッドを含むイベントを同時刻に同時実行しないでください。
正しく動作しません。

SETメソッドを含むイベントをタスク画面で設定する場合、
かならず、実行タイプに「IE」を選択してください。

SETメソッドの設定項目は、次に読み込まれたWebページに 対して有効になります。
SETメソッドの設定の後、必ずURL,GET,POSTで対象となるWebページを読み込んでください。
また、SETメソッドのボタン押下により画面遷移し、さらにその先の画面に対して SETメソッドを有効にできます。
この場合、SETメソッドの下に、遷移先用のSETメソッドを記述します。

また、SETメソッドのsubmit=で画面遷移し、
その後でそれとは別のURLに対して SETメソッドを適用したい場合は、
空のSETメソッドを間に設定する必要があります。
(前のSETメソッドの画面遷移後の画面にも、SETメソッドが適応されるため)

SETメソッド自動実行時にも、
他のメソッド同様に自動実行で書き込んだという情報が自動で付加されます。
これはセキュリティ対策とサーバー運営者側で自由に使用可否を選択できるように するためです。

GET,POSTメソッドの場合、HTTPヘッダーに定義されている項目に付加していますが、
SETメソッドの場合は、コントロールの値として独自に付加しています。
付加される情報は、当ソフトを用いたことおよび、バージョンのみで、 それ以外の情報は一切付加されません。
また、これにより当ソフトウェアから自動実行できないような サイトもあるかと思いますが、それはそのサイトで利用を禁止されているという ことですので、ご了承ください。
(携帯でしかみれないサイトなど端末を限定したサイトと同様の表示になるでしょう)




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