EasyStockへようこそ。EasyStockは、楽天証券株式会社より提供中のRealtimeSpreadSheet(以下RSSと呼びます)を利用し、日本株式市場の様子をリアルタイムで監視するためのアプリケーションです。本ソフトでは以降、この監視機能、監視する為のものをストックボードもしくはボードと記載します。
以下がEasyStockの特徴です。
u ユーザが作成したExcelシートをボードレイアウトとして活用します。
そのため、あなたの環境にあなたの環境に合わせた自由なボードを手に入れることが可能です。なお、RSSだけでは扱いにくい、「歩み値」や「チャート」機能も当然利用できます。
u 独自の方法で、寄り前の時間帯情報をチャート化します!
また、1分足をベースにした各種データももちろん保存します。この各種データは始値〜終値+出来高の基本データだけでなく、歩み値から算出した「売・買の出来高」「売・買の件数」および、RSSを利用した「VWAP」も取得します。
u ユーザの記述したマクロ関数をリアルタイム指標として(インジケータ)として利用できます!
付属の定義済み関数と、インジケータ作成エディター「EasyEditor」を利用して、貴方だけのザラ場監視用インジケータを作成することが可能です。また、これらのインジケータの値は機能の一つである「ランキングパネル」上に表示され、各銘柄間の比較をリアルタイムに行うことが可能です。
EasyStockのご利用では、以下のものが必要です。
楽天証券株式会社 MarketSpeed 及び RealtimeSpreadSheet (楽天証券の口座をお持ちであることも条件です。)
Microsoft .NET Framework 2.0
Microsoft Excel 2000以上
インストール方法は次のとおりです。
@ 配布パッケージ(圧縮ファイル)を適当な箇所に解答
アンインストール方法は次のとおりです。
@ プログラムのあるフォルダごと削除
最初に表示される画面です。(表示させないことも可能です)
この画面では、EasyStockで必要な、「Excelで作成したボード用のExcelシート」(以下ボード用Excelファイル)とザラ場中の監視対象となる銘柄リストファイルを指定できます。
「閉じる」ボタンか、ファイルを指定した後に「完了」ボタンを押すことによってメイン画面が表示されます。
EasyStockのメイン画面です。
各メニューの概要は、
「ファイル」
Excel用ボードファイル、銘柄リストファイルを指定するメニューです。また、先ほどのナビゲータもここから表示させることが可能です。
「設定」
銘柄リストファイルを作成することができます。また、チャートの基本設定もここで行えます。
「実行」
RSSを起動した後、このメニューによって通信を開始します。
「ランキング」
ランキングパネルの各種設定などを行えます。
「ランキング」
チャートの各種設定などを行えます。
「RP On/Off」ボタン
ランキングパネルのOn/Offを切り替えることのできるボタンです。
「CS Cahge」ボタン
1分足〜30分足と、ローソク足の種類を順番に切り替えます。
以下メニューアイテムのことを全て[○○]と表記します。
[設定]→[銘柄リストの編集]で表示させることができます。
テキストボックス「コード」内で入力した4桁の銘柄コード、もしくは、
n225 – 日経平均
n225f – 日経平均先物
topix – TOPIX
topix – TOPIX先物
jas – JASDAQ
を入力することにより、インターネットから情報を補完して監視銘柄リストを作成することができます。
また、リストボックス内でのドラッグアンドドロップや矢印ボタンキーなどによって、並び替えなども簡単に行うことが可能です。
「csvからデータをマージ」ボタンについて
EasyStockでは、ザラ場中の日中足データを取得することが可能です。しかし、EasyStockだけで日本市場の全銘柄を同時に監視し、データを取得することは不可能です。そこで、このEasyStockで取得していない銘柄のデータを、ユーザが独自に用意した外部csvファイルから取り込むことによって、EasyStock上のデータを補完することが可能となります。
このcsvファイルのフォーマットは次のとおりとなります。
例) D:\ドライブからcsvファイルを読み取るとき。
@ まず、日付名のフォルダを用意します。(2006年11月13日なら→20061113というフォルダ)
A この中に、銘柄コード4桁の名前を持つのcsvファイル(楽天なら4755.csv)を設置します。
このとき、フォルダのパス(エクスプローラーのアドレスバーに表示されるものです。)は「D:\20061113」となり、ファイル名を含む全てのパスは「E:\20061113\4755.csv」となります。
B csvファイルの内容は次のとおりとしてください。
「時刻,始値,高値,安値,出来高」
時刻のフォーマットは ##:##となります。 (9時ちょうどなら09:00, 午後1時半なら13:30)
このcsvファイルは、メモ帳等で開いた時には次のように表示されます。
09:00,237000,238000,237000,238000,174
09:01,238000,238000,237000,237000,4
09:03,239000,239000,239000,239000,20
09:04,239000,239000,238000,239000,22
09:05,238000,238000,237000,238000,39
(「歯抜け」データがあっても構いません)
C 必要な全てのファイルの設置が終わった後、EasyStockの「csvからデータをマージ」ボタンをクリックします。
このときにD:\ドライブにある日付8桁の各フォルダから必要なデータを読み取り、EasyStockで使用するデータを補完します。なお、このときに補完するのは、銘柄リストビュー内の銘柄のみとなります。
また、制限があります。
(a) 補完するデータは、過去5営業日間の連続するデータのみです。
例えば、昨日と4日前の外部csvデータはもっているが、それ以外のデータがない場合、補完するのは昨日のデータだけとなります。これは、EasyStockでは、データのない期間は最後にデータのあった足の終値を基準にして、各種計算を行うために、丸一日等の長期間のデータがない場合は各テクニカル指標の計算値に大きなずれが生じるためです。
(b) csvファイルは、全て1分足であったと見なして補完します。
銘柄リストを作成し、ボード用Excelファイルを開いたら(実際には、EXCELそのものは表示されません)、次のような画面が表示されます。
上部がランキングパネルです(表示位置はメニュー「ランキング」で変更できます)。マウス操作でソートや列位置変更等が可能です。
下部が、あなたの作成したボード用Excelファイルです。
下部のボード用Excelファイルには、同じレイアウトが規則正しく並んでいますが、これらの一つ一つに、銘柄の情報が出力されていきます。つまり、この銘柄一つ一つのレイアウトは、あなたが作成したExcelシートをそのまま活用することとなります。
次の画面は、RSSを起動してあとにメニュー「実行」から通信を開始したあとの画面です。このように株価ボードが表示されます。
(※Excelシートのレイアウト方法については後述します。)
チャートについての説明です。
先ほどの画面にも表示されていましたが、EasyStockでは様々な形式でチャートを表示できます。
@ ボード用Excelファイルのレイアウトに沿ったもの
これは先ほどの画面のとおりとなります。
なお、画面にはスクロールバーがありませんが慌てることはありません。画面内のチャート以外の箇所でクリックしてみてください。四角い半透明の専用スクロールコントロールが表示されます。また、もちろんマウスホイールやPageDownキーでも、Excelシートをの表示位置を変更できます。
A 全てを表示( 縦を多く/横を多く )
一つの画面内に、全ての銘柄のチャートを表示します。
@ 拡大( 5種類 )
や
のような画面です。
下に表示されている 1〜10の番号が付いたボタンをクリック(もしくはマウスホイールを回転)することによって、どの銘柄を表示するか選択できます。
(緑色の文字は、ボード用Excelファイルの各行の一番左柄に位置する銘柄です)
チャートの操作方法です。
チャートは基本的に、現在時刻に照準を合わせるようになっています。表示期間は、マウスクリックもしくはホイールで変更できます。現在時刻に戻すときはダブルクリックします。また、チャートには自由な直線が引けます(右クリックで引きます)。ローソク足の種類(1分足や5分足など)や、一画面に表示させるローソク足の数などはメニューから変更します。
チャートの見方です。
@ 基本画面(価格画面)
ローソク足を表示するスペースです。ここに表示されるのは、ローソク、VWAP、および各価格インジケータとなります。
A 出来高
出来高を表示するスペースです。表示しないことも可能です。ここに表示されるのは、出来高、その時間帯の売り買いの比率(出来高と件数の2種類)、および出来高帯インジケータとなります。
B オシレータ
RSIなどのオシレータ系の指標を表示させるスペースです。表示しないことも可能です。
(a)前日終値ライン
前日終値が取得された場合は必ず表示されます。価格スペースの縦軸および目盛線は、前日終値を基本として決定されます。
(b)表示日付位置記号
前場、後場の始まり位置を表します。左側の文字が、今日を基準にした時の営業日数を表します(0=今日 1=昨日もしくは1営業日前 2=2営業日前〜)。右側の文字は、前場なのか後場なのかを表します(0=前場、1=後場)。なお、時間軸は基本的に、30分、1時間間隔で目盛り線が表示されます。
(c)価格目盛記号
価格軸目盛り線一本あたりの大きさを、前終値の相対値で表します。とり得る値は次のとおりです。
0.2% → 目盛り線1本の幅が、前終値の0.2%の価格差をあらわす。
1% → 〃
2%
5%
\1 → 目盛り線1本が1円をあらわす。
5tick → 目盛り線1本が5ティック分をあらわす。(前終値が取得できない場合)
EasyStockで、株価ボード用にExcelファイルを活用します。ここでは、このボード用Excelファイルに関して説明します。
@ 命名規則
ほかの通常のExcelファイルと区別するため、名前は「〜〜〜_ES.xls」と統一してください。
A シート内構成
シートは二つ必要です。
「Main」シート - 株価ボードとなる本体です。
「Config」シート - EasyStockがこのExcelファイルを読み取る際に必要となります。 このConfigシートを用いて、レイアウトの設定を行います。 詳細は付属の「sample_ES.xls」内のConfigシートをご覧ください。
【留意事項】
Excel2000以上でのみ動作確認を行っています。
EasyStock起動中はExcelを起動しないでください。
EasyStock起動時にはExcelを終了させてください。
EasyStockでは、ユーザが自由にテクニカル指標を記載することができます。
これらのテクニカル指標はxlm形式のファイルに記載して利用します。詳しくは、別途「EasyEditorマニュアル」をご覧ください。
u 【全般】
ボード用Excelファイルを開きたい
「ファイル」→「ボード用Excelファイルを開く」 (Ctrl+Oキー)
もしくは
「ファイル」→「ナビゲーターを表示」 (Ctrl+Nキー)
銘柄リストを作成したい
「設定」→「銘柄リストの編集」 (Ctrl+Eキー)
もしくは
「ファイル」→「ナビゲーターを表示」 (Ctrl+Nキー)
銘柄リストを開きたい
「ファイル」→「銘柄リストのインポート」 (Ctrl+Lキー)
もしくは
「設定」→「銘柄リストの編集」→「読み込み」
マーケット監視を開始したい
(ボード用ファイルと銘柄リストが読み込まれていないと実行できません)
「実行」→「通信の開始」 (Ctrl+Rキー)
u 【ランキングパネル】
表示の切り替え
「ランキング」→「ランキングを表示する」
もしくは画面右上ボタン「RP On/Off」
表示位置を変更
「ランキング」→「左右に表示」「上下に表示」「左(上)をランキング画面にする」「右(下)をランキング画面にする」のどれかを任意に
列位置の変更
マウスで希望の列のヘッダーをドラッグ&ドロップ
列幅の変更
希望の列をマウスで調整
もしくは、セルを選択後、右クリックメニューから
列の表示/非表示切り替え
右クリック、もしくは「ランキング」→「ランキングを表示する」にカーソルをあわせると各列の見出し一覧が表示されるので
それをクリック。
初期状態に戻すときは「ランキング」→「列の状態を最初に戻す」
u 【チャート】
分足の種類の変更
「チャート」→「○分足」
もしくは画面右上ボタン「CS Change」
もしくはF1~F5キー
u 【ボードExcelファイル表示時の操作】
縦スクロールする
マウスホイール もしくは PageDown/Upキー もしくは
画面内のチャート以外の箇所をクリックして表示されるコントロールを使用
横スクロールする
Ctrl+マウスホイール もしくは Ctrl+PageDown/Upキー