●HtmlTemplateFrameworkインストールマニュアル
  1. はじめに
  2. HTF本体のインストール
  3. HTF使用サンプルのインストール

1.0 はじめに
このドキュメントは、HtmlTemplateFrameworkのインストールについて記述されたものです。
HTFを入手し、これからインストールを実行する方を対象としています。
1.1 前提条件
HtmlTemplateFrameworkを入手済みであること。
HtmlTemplateFrameworkが動作する動作条件を確認済みであること。
PHP/Webサーバ環境設定の基本的な知識がわかること。
導入マシンで一通りの操作(コマンドラインや解凍ツール操作)ができること。

2.0 HTF本体のインストール
ここでは、HTF本体のインストールと、それに伴うPHPの環境設定について記述します。
2.1 アーカイブの展開
入手したアーカイブ(htf*.tgz)をワークディレクトリに配置し、展開して下さい。
UNIX系コマンドラインであれば、

shell> gzip -dc htf*.tgz | tar xvf -

あるいは、

shell> tar zxvf htf*.tgz

となります。Windowsであれば、tgzに対応している解凍ツールを使用して下さい。
2.2 内部エンコード・インクルードパスの確認
PHPの内部エンコードを確認して下さい。
(※出力するHTMLの文字コードとは異なる場合があります。)
不明な場合は、

<?php phpinfo(); ?>

と記述したページを作成・実行し、「mbstring.language」の値と「mbstring.internal_encoding」の値を
参照して内部エンコードを確認して下さい。
インクルードパスは、「include_path」の値を参照して確認して下さい。
※htfをインストールするパスはインクルードパスに設定する必要があります。
2.3 インストールディレクトリの決定と配置
まず、HTFをインストールするディレクトリを決定してください。

PHPの内部エンコードがEUC-JPの場合には、解凍してできたディレクトリのうち、
euc/include配下の内容をすべてインストールディレクトリにコピーして下さい。

PHPの内部エンコードがUTF-8の場合には、解凍してできたディレクトリのうち、
utf8/include配下の内容をすべてインストールディレクトリにコピーして下さい。
2.4 インクルードパスの設定
インストールディレクトリがPHPのinclude_pathに設定されていない場合は、設定が必要です。
設定されていない場合には、以下の方法を参考にしてinclude_pathを設定して下さい。

◎php.iniを編集してインクルードパスを設定する方法

自作サーバ等でphp.iniを自力で設定可能な場合は、php.iniを設定することで、
include_pathの設定が可能です。
php.iniのinclude_pathディレクティブにインストールパスを追加記述します。

ex) HTFのインストールパスが「/var/www/html/htf」で、include_pathの現行設定内容が
「.:/usr/local/lib/php」の場合のphp.ini設定例

include_path = ".:/usr/local/lib/php:/var/www/html/htf"

◎WebサーバがApacheの場合、.htaccessを配置して設定する方法

レンタルサーバなどでphp.iniが直接操作できない場合、WebサーバがApacheであれば、
.htaccessを配置して、nclude_pathをLocalValueとして変更することが可能です。

ex) インストールパスが「/var/www/html/htf」で、include_pathの現行設定内容が
「.:/usr/local/lib/php」の場合の設定例

php_value include_path .:/usr/local/lib/php:/var/www/html/htf

.htaccessに上記の内容を記述して、ページ配置予定のディレクトリに配置しておきます。

3.0 HTF使用サンプルのインストール
ここでは、HTF使用サンプルのインストールと、それに伴う設定について記述します。
3.1 インストールディレクトリの決定と配置
まず、HTFサンプルをインストールするディレクトリを決定してください。
インストールディレクトリはWebサーバを介して閲覧可能なディレクトリとしてください。

PHPの内部エンコードがEUC-JPの場合には、解凍してできたディレクトリのうち、
「euc/sample」配下の内容をすべてインストールディレクトリにコピーして下さい。

PHPの内部エンコードがUTF-8の場合には、解凍してできたディレクトリのうち、
「utf8/sample」配下の内容をすべてインストールディレクトリにコピーして下さい。

3.2 各設定ファイルの修正
各サンプルの設定ファイル(htfconf.xml)をサンプルのインストールパスに合わせて修正して下さい。
修正するファイルと修正するパスは以下です。

asp/htfconf.xml (imagepath要素,csspath要素,jspath要素,rootpath要素)
hp/htfconf.xml (imagepath要素,csspath要素,jspath要素,rootpath要素)
ibm/htfconf.xml (imagepath要素,csspath要素,jspath要素,rootpath要素)

3.3 確認
実際にブラウザでインストール先のサンプル(index.php)のURLへアクセスしてみてください。
各サンプルが表示されれば、htf本体のインストール・サンプルのインストールとも完了です。