DigiTech

                          KKBOXMarkU-S

          「簡単キーMarkUs」説明書

                         (平成19年4月)

 概要

 「簡単キーMarkUs」は、ソフトウェア(KKBOXMarkU-S)を動作させる

ことにより、NT-MA1テンキーマウス(サンワサプライ株式会社製)を

使用して、数字入力に加えて、文字/記号/制御入力を行うことができ、

本体の標準キーボードのほぼすべての機能をカバーします。

さらに、カスタムモードでは、キー入力の定義をカストマイズすること

ができます。
  
  なお、表示画面をマウスでクリックすることにより、キー入力と同等の

スクリーン入力ができます。

    本体キーボードと「簡単キーMarkUs」を併用して入力を行うこともできます(例えば、

アルファベット入力はテンキーボードで「簡単キーMarkUs」を使って入力し、記号入力は

本体キーボードで入力するなど)。

(1)文字入力

   入力モードとしては、ローマ字入力モードと英字入力モードと携帯入力モードがあ
  り、使用者の都合に合わせて、切り替えて使うことができます。

   ローマ字入力モードでは、ローマ字による仮名入力に都合のよい規則的な配置でローマ字
を入力できます(清音文字は1タッチで濁音文字は同一キーの連続タッチで入力)。

英字入力モードでは、英字26文字を入力できます(清音文字は1タッチで濁音文字は
キーと組み合わせて2タッチで入力)。

  携帯入力モードでは、携帯電話機と同様の文字入力規則によって、マルチタッチで 仮名文字を

入力します。

  日本語処理ソフトを通常通り用いることにより、仮名漢字混じりの日本語の文章を入力できます。

  (2)数字/記号/制御入力

   マウスクリックと組み合わせることにより、「簡単キーMarkUs」で、本体キーボードと
同等の入力ができます。

(3)カスタムモード

 カスタムモードでは、カストマイズされた設定状態でのキーあるいはスクリーン入力
 ができます。

 (4)Shift/Ctrl/Alt機能

   他のキーと組み合わせて使用することができます。

 (5)その他の機能

   接続キーボード指定、キーマップ表示、キートップラベル印刷、メニュー画面表示
   などがあります。

   以下の順序で、「簡単キーMarkUs」の操作上の取り扱いについて説明いたします。

  1.PC本体とOSの確認

  2.テンキーマウスの接続  

3.KKBOXMarkU-Sソフトのインストール

  4.日本語ソフトの設定

  5.KKBOXMarkU-Sソフトの実行/終了

  6.KKBOXMarkU-Sソフトの条件設定

  7.キー配置とキー名称

  8.キー入力操作

  9.画面表示機能について

  10.キーマップ表示

  11.マウスでのクリック入力操作

  12.ラベル印刷

  13.入力支援情報表示  

14.キー設定機能

   15. カスタムキー設定例

  16.補足事項

   1.PC本体とOSの確認

  PC本体がPC/AT互換機であることを確認してください。

  OSがMS−Windows2000あるいはMS−WindowsXPで
  
  あることを確認してください。   

2.テンキーマウスの接続  

  パソコンの付加キーボードとして、テンキーマウスを接続してください。
  テンキーのキー配置は次のとおりです。

NumLock

BS

+

Enter
 

000

 

              

3.KKBOXMarkU-Sソフトのインストール

  インストールは、インストーラーの画面の指示に従って、行なってください。

  インストールが完了した時点で、Windows OSの再起動をしてください。 

4.日本語ソフトの設定

  日本語を入力するときは、日本語ソフト(Microsoft IMEまたはJUSTSYSTEM ATOK)を

使用して、ローマ字入力に設定された動作状態としてください。

  通常通りの日本語ソフトの入力モード(ひらかな、カタカナ、英字、全角/半角など)の

設定に従って文字入力がなされます。

5.KKBOXMarkU-Sソフトの実行/終了

  OS-Windowsの下でKKBOXMarkUSソフトの実行を開始するとタスクトレイに KKBOXMarkU-S

のアイコンが表示されます。タスクトレイのアイコンの右クリックからKKBOXMarkU-Sソフト

の実行を終了するとアイコン表示は消滅します。  

6.KKBOXMarkU-Sソフトの条件設定
 

  OS-Windowsの画面右下部に表示されているタスクトレイのアイコンを右クリックす

 ると次の条件設定の選択画面が表示されます。

  

   入力モード

  使用するキーボード

  キーマップ

  カスタムモードの設定...

メニュー

  ラベル印刷...

  ヘルプ

  簡単キー終了

  

  表示された選択項目をマウスで選択することにより、条件設定の操作を行う。

  なお、KKBOXMarkU-Sのインストール時にデフォルト状態に設定されており、

設定された状態はKKBOXMarkU-Sソフトの終了/開始時にも保持される。

 
 (1)入力モードの設定

  入力モードの項をマウスで選択すると英字入力モード、ローマ字入力モード、携帯入力

モードの選択メニューが表示される。デフォルト状態は英字入力モード。

  それぞれの項目をマウスの左クリックで選択する。

  設定された入力モードに従って、タスクトレイのアイコン表示が、E R K と

表示される。 

 (2)使用するキーボードの設定

  使用するキーボードの項をマウスで選択すると1台目と2台目、1台目のキーボード、

2台目のキーボードが表示される。デフォルト状態は1台目と2台目。

  それぞれの項目をマウスの左クリックで選択する。

  1台目と2台目では、接続された2台のテンキーボードが処理の対象となる。

  1台目のキーボードでは、最初にMS-Windowsに接続されたテンキーボードが処理の対象
  となる。

  2台目のキーボードでは、2台目に接続されたテンキーボードが処理の対象となる。

   

 (3)キーマップの表示キーマップの表示

  キーマップの項をマウスの左クリックで選択するとKKBOXMarkU-Sのキーマップの

画面表示をオンオフできる。

デフォルト状態はキーマップの表示。

  (4)カスタムモードの設定

  カスタムモードの設定の項をマウスの左クリックで選択するとカスタムモードでの

キー設定を行なうことができます。

デフォルト状態は、テンキー入力状態となっています。
  
 (5)入力支援情報の表示

  メニューの項をマウスで左クリックすると入力支援情報のメニュー選択画面が表示される。

 (6)ラベル印刷

  ラベル印刷の項をマウスで左クリックするとKKBOXMarkU-Sキーボードのキートップの

  画面が表示され、ラベル印刷を行うことができる。

 (7)ヘルプ

  ヘルプ情報にリンクできる。

  説明書の表示

  トピック検索

  (有)デジタル技研のWebサイト、を選択できる。

 

 (8)簡単キーの終了

  KKBOXMarkU-Sソフトの動作を終了させる。

  タスクトレイに表示されているKKBOXMarkU-Sのアイコン表示は消滅する。

   

  以上の条件設定は「KKBOXMarkU-S」のインストール時にデフォルト条件で設定され、

  設定された状態は「KKBOXMarkU-S」の終了/開始時にも保持されます。

7.「簡単キーMarkUs」(KKBOXMarkU-S)の対象とするキー

  「KKBOXMarkU-S」が対象とするキーは、テンキーマウスのつぎのキーです。

  NumLockキーを押して、テンキーマウスのNumLockランプがオンの状態で、

KKBOXMarkU-Sソフトウェアは、つぎのキー操作に応じて、これらのキー入力コードを

変換し、所定の動作を行います。

NumLock

BS

 

Enter

000

  NumLockキーを押しても、パソコン本体にはNumLockキーコードは送られませんが、

このキーのオンオフで、テンキーマウスの状態が変わります。

 

8.キー入力操作

 ()入力モード

  「KKBOXMarkU-S」の入力モードには、ローマ字入力モードと

英字入力モード、携帯入力モードがあります(カスタム入力モード

は別途説明します)。

 
 ()入力モードの切り換え

  MS-WindowsのタスクトレイのアイコンがRあるいはEあるいはKと

表示されている。

  このアイコンを右クリックすると、メニューが表示され、入力モードを

選択して、ローマ字入力モードあるいは英字入力モードあるいは携帯入力

モードを左クリックで選択することができます。

 

 ()英字入力モード

  初期状態は、つぎの文字入力状態です。

  次の規則により、英字とハイフォン(長音)と句読点が入力されます

  (パソコン本体でローマ字として扱われると仮名に変換されます)。

  [7][/][*][−][+]=AIUEO(以下=は変換動作を表します)

  [8][9][4][5][6][1][2][3][0]=KSTNHMYRW

  [.8][.9][.4][.5][.6][.1][.2][.3][.0]

   =GZDPBFJLV

  [.7][./][.*][.−][.+]=.,QXC

  [..]=−

 

()ローマ字入力モード

  初期状態は、次の文字入力状態です。

  次の規則により、英字とハイホン(長音)と句読点が入力されます

  (パソコン本体でローマ字として扱われると仮名に変換されます)。

  

  [7][/][*][−][+]=AIUEO(以下=は変換動作を表します)

  [8][9][4][5][6][1][2][3][0]=KSTNHMYRW

  [88[99[44[55[66[11[22[33[00]=GZDNNBFJLV

  [888[999[444[555[666[111[222[333[000

    =KK SS TT NNN HH MM YY RR WW

  
  [8888[9999[4444[5555[6666[1111[2222[3333[0000

    =GG ZZ TT NNNN BB FF JJ LL VV

  
  [.8][.9][.4][.5][.6][.1][.2][.3][.0]

    =GZDPBFJLV

  
  [.7][./][.*][.−][.+]=.,QXC

   

[..]=−

 

  以上により、仮名ローマ字を数字キーだけで入力できます。

ただし、Pは[.5]と入力します。

 

() 携帯入力モード
  初期状態は次の文字入力状態です。

  次の規則により、仮名と記号が入力されます。

  [7]キーの連続打鍵回数に応じて、[あいうえお]が入力されます。

  [8]キーの連続打鍵回数に応じて、[かきくけこ]が入力されます。

  [9]キーの連続打鍵回数に応じて、[さしすせそ]が入力されます。

  [4]キーの連続打鍵回数に応じて、[たちつてと]が入力されます。

  [5]キーの連続打鍵回数に応じて、[なにぬねの]が入力されます。

  [6]キーの連続打鍵回数に応じて、[はひふへほ]が入力されます。

  [1]キーの連続打鍵回数に応じて、[まみむめも]が入力されます。

  [2]キーの連続打鍵回数に応じて、[やゆよ]が入力されます。

  [3]キーの連続打鍵回数に応じて、[らりるれろ]が入力されます。

  [0]キーの連続打鍵回数に応じて、[わをん]が入力されます。

  [.]キーの打鍵で、[濁点]が入力されます

  (ただし、直前に濁点を伴うことが許される文字が仮入力された場合)。

  [.]キーの連続打鍵で、[半濁点]が入力されます

  (ただし、直前に半濁点を伴うことが許される文字が入力された場合)。

  [/]キーの打鍵で、直前に仮入力された文字が小文字に変換されます。

  (ただし、小文字は「ぁぃぅぇぉ ゃゅょ っ」に限られます)。

  [.]キーの連続打鍵数に応じて、次の記号が入力されます。

    ー 、 。 ・ ! ?

   (ただし、直前に濁点あるいは半濁点を伴うことが許される文字が

仮入力されている場合は[*](区切機能)キーを打鍵して、

直前の文字入力を仮確定する必要があります)。

   

  [*]キーの打鍵により、同一キーの打鍵は終了します。

    例えば、[8]キーを3回打鍵し、[*]キーを打鍵し、[8]キーを

2回打鍵し、[*]キーを打鍵すると文字[くき]が入力されます。

あるいは、[]キーを打鍵し、[]キーを打鍵し、[]キーを打鍵し、

[]キーすると[がー]と入力されます。

  

携帯入力モードにおいて、[+]を打鍵すると「Space」が入力されます。


  ()制御機能について

  

以下は、ローマ字入力モード、英字入力モード、携帯入力モード、で共通です。

  

[Enter]キーの打鍵
  「Enter」キー機能
  [BS]キーの打鍵
  「BackSp」キー機能

[.]キーの打鍵に続く[ Enter]キーの打鍵
  「 Space」の機能

 [000]キーの打鍵
  「機能1」機能(後で説明)


 (7)NumLockキーの操作

  「NumLock」キーをオンオフすることによって、テンキーマウスの

NumLock」状態切り替えることができます。

NumLock」オフの状態では、通常のテンキーの「NumLock」オフ状態となり、

カーソルキーなどの操作ができます。

  すなわち、矢印キー、HomeEndPgUpPgDnInsDelキー(.)、

Enterキーがそれぞれの対応するキーで入力されます。

このときのキー入力コードは、テンキーの入力コードと同じです。

  「NumLock」状態がオンになると元の状態に戻ります。

 

9.画面表示機能について

  キー入力された文字(仮名、英字、数字、記号)の表示はパソコン本体の
  画面に表示されます。

 タスクトレイのアイコン表示は次の通りです。

  (青色) ローマ字入力モード
  (紺色) 英字入力モード
  (赤色) 携帯入力モード

10.キーマップ表示

  キーマップ機能が設定されていると7.の対象となるキーの各キーの
その時々の機能がキーマップ画面のテンキー部分に表示されます。
これらの主なキーマップ表示は次の通りです。

  ・ローマ字入力キーマップ(ローマ字入力モードのとき)
  ・ひらがな入力キーマップ(携帯入力モードのとき)
  ・機能入力キーマップ1(機能1が入力されたとき)
  ・機能入力キーマップ2(機能2が入力されたとき)
  ・Num状態キーマップ(連続数字/記号入力が可能な状態)
  ・記号入力キーマップ(記号入力がされるとき、3種類がある)

  キーマップは、タスクメニューのアイコンをクリックして、キーマップの表示に
  チェックマークをつけて、表示することができます。

  キーマップを一時的に縮退させて(タイトルバーの縮退マークをクリック)、
  画面の左下に小さく表示することができます。縮退したキーマップの拡大マークを
  クリックすると元の状態に戻すことができます。


11.マウスでのクリック入力を伴う操作

  キーマップには、テンキーに対応する部分のほかに、各枠表示があります。
これらのすべての各枠をマウスで左クリックするとそれぞれの表示されている
キー入力あるいは機能が、つぎのように、入力されます。

   ・テンキーに対応する部分は、テンキーで入力することができます。

・テンキーに対応する部分をクリックすると対応するキー入力と同等の入力が
されます。
ただし、NumLock枠は、PC本体のNumLockキーと同等の入力をします
(マウスクリックでは、テンキーマウスのNumLock状態は変わりません)。

[Shift] [Ctrl] [Alt] のクリックは後続する1クリックあるいは1キー入力に
対して有効です。  

[カスタムモード]表示枠のクリックは、カスタムモードに切り替わります。

[機能1] [機能2] [記号1] [記号2] [記号3]表示枠のクリックでは、つぎの操作
を行うことができます。

   [機能1] のクリック入力に続く[↑][↓][←][→]枠のクリック入力
    それぞれ「F7」「F8」「F9」「F10」の入力
   [機能1]のクリック入力に続く[SP]枠のクリック入力
    「Esc」の入力
   [機能1]のクリック入力に続く[/]の入力
    「変換」の入力
   [機能1]のクリック入力に続く[*]の入力
    「半角」の入力

[機能1]のクリック入力に続く[−]の入力
    ローマ字入力モードと携帯入力モードを切り替え
   [機能1]のクリック入力に続く[+]の入力
    「 Tab」の入力
   [機能1]のクリック入力に続く[Del]の入力
    「Ins」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く[↑][↓][←][→]の入力 

  それぞれ「 PgUp」「 PgDn」「Home」「End」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く[/]の入力
    「無変換」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [*]の入力
    「Windowsキー」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く  [−]の入力
    「Apllicationキー」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [7]の入力
    「PrtScr」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [8]の入力
    「ScrLock」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [9]の入力
    「Pause」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [+]の入力
    「SysReq」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [Del ]の入力
    「Break」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く[4][5][6][1][2][3][0]の入力
    「F4」「F5」「F6」「F1」「F2」「F3」「F11」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く [.]の入力
    「 F12」の入力
   [機能2]のクリック入力に続く  [Enter]の入力
    「Menu」表示の機能
 
  それぞれの機能が入力されると文字入力状態に戻ります。

 

・1桁数字入力について

  以下は、ローマ字入力モード、英字入力モード、携帯入力モード、
で共通です。

[
機能1]の入力に続いての数字[0−9]の入力で、数字1桁が入力され、

  文字入力状態に戻ります。

 

・記号入力について

  以下は、ローマ字入力モード、英字入力モード、携帯入力モード、
で共通です。

  [機能1]の入力に続いての「.」(記号)の入力に続いての数字の入力で

  対応する次の記号が入力されます。(記号が入力された後は文字入力状態
に戻ります)。

  

7< 8^ 9¥ 4¥ 5@ 6「  1; 2: 3」 0・   

  

[機能1]の入力に続いての「.」「.」の入力で、同じく対応する
次の記号が入力されます。

  

7= 8〜 9| 4_ 5` 6{ 1+ 2* 3} 0?

  

[機能1]の入力に続いての「.」「.」「.」の入力で、同じく対応する

次の記号が入力されます。

  

7’ 8( 9) 4$ 5% 6& 1! 2” 3#  0>

  

[機能1]の入力に続いての「.」キー(記号)が打鍵された時点で、

  数字キーに対応して入力される記号がキーマップ画面に表示されます。

  同じく「.」「.」の入力がされた時点で、数字に対応して入力される
記号がキーマップ画面に表示されます。

  同じく「.」「.」「.」の入力がされた時点で、数字に対応して入力
される記号がキーマップ画面に表示されます。

 

  記号は、[記号123]のクリック入力からでも入力できます。


12.ラベル印刷

  ラベル印刷機能により、次のようにKKBOXMarkUキーボード(テンキーマウス

のキーとは、対応していません)のキートップをラベル用紙に印刷することができます。

赤字は携帯入力モードのみに関係する表示です。必要に応じて、キーボードの

キートップに張り付けて使用ください。

  
各枠内の右上部に表示されているのは、本体キーボードあるいは

テンキーボードのキー表示です。数字キーの左下に表示されているのは、

英字入力モードのアルファベットと句読点の表示です。
  
 左側の大文字表示は単独でキー打鍵された場合であり、右側の表示は、

 「.」(濁音)キーと組み合わせて入力された場合です(小文字表示は

 小文字が入力されるわけではありせん)。
  
 赤色で表示されているのは、携帯入力モードのみの文字入力あるいは

 機能を表示しています。この表示は、すべての機能の入力状態を表示

 していませんので、必要な場合はキーマップ表示を参考にして、

 操作してください。

 Shift

Ctrl


F7

Alt

カタカナ
機能


F9


F8


F10

Num

/ 
I,

区切
Uq

 切替
Ex


A.


Kg


Sz

Space
Oc


Td


Np


Hb

Del
Ins


Mf


Yj


Rl

BackSpace

わをん
Wv

濁音
記号

Space
Esc

Enter

 

13.入力支援情報表示

  [機能2]のクリック入力に続く  [Enter]の入力で
  入力支援情報を表示するメニューが表示されます。
  あるいは、「タスクトレイ」の右クリックから、「メニュー」を選択すること
  でも表示できます。
   例によって説明します。

  操作例:  [機能2]のクリック入力に続く  [Enter]の入力すると次の画面が表示されます。」

メニューの一覧(参照項目を選択してください)

 [0] 基礎項目(用語、設定など)
 [1] カーソル機能(文字位置指定)
 [2] かな入力(文字キー入力)
 [3] 漢字変換と確定機能(SpaceEnter
 [4] 後変換(F6F10キー)/トグル変換
 [5] 文節変換(部分変換)
 [6] 修正方法(BackSpace
 [7] 数字、英字入力
 [8] 記号入力
 [9] パッド入力/単語登録(MS-IME

 「テンキーの数字「2」を入力すると次の画面が表示されます。」
 
 [2x]かな入力(参照項目を選択してください)
 [20] 携帯入力
 [21] ローマ字入力
 [22] 濁音/半濁音
 [23] 撥音(ん)
 [24] 促音(っ)
 [30] 拗音(きゃ等)
 [26] 長音と句読点
 [27] 小文字
 [28] 拡大ローマ字
 [29] 英字(Q//C)

 「テンキーの数字「1」キーを入力すると次の画面が表示されます。」

  ローマ字入力

  仮名が母音と子音の組み合わせで入力されます。
  母音はAIUEO→あいうえおです。
  子音はKSTNHMYRW(清音)で、たとえばKA→[]です。
  以上は基本形ですが、濁音、半濁音、撥音、促音、拗音、小文字、
   拡大ローマ字があります。

  「ローマ字入力についての基本的なことについての支援情報が
表示されます。
テンキー*を入力すると表示を消滅させて終了することができます。」

14.キー設定機能

 この章のキー操作で使われるキーボード操作には、通常のキー操作であって、
 キーコード変換がされません。

14.1 キー設定ツールの表示

 タスクトレイアイコンをマウスで右クリックすると、メニューが表示されます。
 メニューから「カスタムモードのキー設定...」をクリックすると
「カスタムモードのキー設定」の画面が表示されます。
 キー設定とは7章で定義されているキー配置あるいは、11章で定義され
 ているクリック枠配置 と対応する入力機能を設定する機能です。


14.2 カスタムモードのキー設定画面

  設定画面では、キーマップでのテンキーあるいはクリック枠を対象として
キー設定できます。

※「Ctrl」「Alt」「Shift」キーに対してのキー設定はできません。
 「設定画面」の画面の左部に、ファイル設定部分があります。ファイル設定では、
 キー設定状態をファイルとして、保存し、保存したファイルから、キー設定を
 することができます。
 「設定画面」の画面の右部に、ファイル設定の選択されたファイルの各キーの
 出力キーコードとキーマップ情報が表示されます。これらの情報を見ながら、
 キー設定操作を行ないます。
 

14.3 キー設定操作

設定するファイルを画面の左部から選択します。
 キー設定する枠(キーあるいはクリック枠)を、「設定画面」の画面の
 右部から選択します。
 キー設定画面の右部分のキー名称(D):欄に、選択された枠の名称が
 表示されています。

14.3.1 マップ表示
 キーマップに表示する内容を設定します。
 マップ表示(V):欄にキーマップの表示内容に書き変えます。

14.3.2 出力情報
 当該のキーあるいはクリック枠が押されたときのキーコード出力列が
 表示されます。
 出力情報(O):欄にキーの出力情報を書き込むと内容が表示されます。

 なお、出力情報の書き込みは、テンキーを含む標準キーボードの
 すべてのキー情報について行なうことができます。
 例)「ky」という連続する2つのキー出力を設定するには
   「,」で区切りをいれ「k,y」と記述し

14.3.3 自動入力

自動入力機能によって、出力情報の定義を簡単にすることができます。
 画面下部の「自動入力(A)」ボタンをクリックすると「自動入力」画面が
 表示されます。


 画面には「キーボードでキーを設定してください。
 ・「Shiftキーとの同時押しは( )で表示されます。」というメッセージが
  表示されています。

  この状態でパソコンのキーボードの名称に対応するキーを打鍵することにより、
  対応するキー出力列を設定できます。

 Shiftキーとの同時押しも設定できます。そのときは( )で表示して区別
 されます。
 各キーに設定されている出力情報が、設定画面ではみだして、
 十分に表示されないときは、マウスでキーをクリックし、
 画面下部のキー名称を表示させると対応する出力情報を確かめることが
 できます。

 例)「ky=」を定義するときは「k」を打鍵して「y」を打鍵し、
    Shiftキーを押しながら「−」キーを打鍵します。
   「OK」ボタンをマウスでクリックすると、出力情報として、
     ,,(−)が表示され、キーの設定画面に対応する出力情報が
    設定されます。

 なお、自動入力は、元の情報に追加されますので、新たに設定する
場合は、元の情報を、クリア(C)ボタンをクリックして、消して
おいてください)。

 14.3.4 特殊機能設定
  特殊機能(E...ボタンをクリックすると、特殊キー画面で、
 次のラジオボタンの選択で、特殊な機能を設定できます。
 

・状態設定
つぎのような状態に設定できます。
 通常モード
 カスタムモード
 記号1,2,3
 英字、ローマ字、携帯入力モード

・マクロボタン
  登録されたマクロファイルを読み出します。
 
 ・貼り付け
  指定文字列をクリップボードから、貼り付けます。指定文字列を
  書き込んでください。
 (当該のキーを押すと、指定文字列がクリップボードに書き込まれ、
  クリップボードの内容が、キー入力されます)。
 ・開く
  当該のキーを押すと指定ファイルをWindowsの標準プログラムで開きます
 (指定ファイルを指定してください)。
 ・URL
  当該のキーを押すと指定URLWindowsのブラウザで開きます
 (指定URLを指定してください)。

・その他
  つぎのような機能を設定できます。

(1)クリック
  当該のキーを押すとマウスの左クリック信号を出力します。
 (2)右クリック
  当該のキーを押すとマウスの右クリック信号を出力します。
 (3)ダブルクリック
  当該のキーを押すとマウスのダブルクリック信号を出力します。
 (4)閉じる
  画面を閉じる機能
 (5)最小化
  画面を最小化する機能
 (6)未出力
  当該のキーを押しても、なにも出力しないように設定します。
 (7)終了
  KKBOXMarkUsソフトの実行を終了します。

 

14.4 ファイル設定操作
   カスタムモードのキー設定画面の左部のファイル設定欄には、
  ファイル名一覧と、操作ボタンが、表示されています。
14.4.1 新規作成
  「新規作成(N...」ボタンをクリックすると「ファイルの新規追加」画面
  が表示され、新規のファイル作成ができます。「ファイル名(N)」と
  「説明(E)」欄に書き込んでOKボタンをクリックしてください。
  新規ファイルが登録され、ファイル設定欄に表示されます。
14.4.2 削除
  「削除(D...」ボタンをクリックすると選択されたファイルを削除します。

14.4.3 プロパティ
 「プロパティ(P...」ボタンをクリックすると「プロパティ」画面が表示され、
 選択されたファイルのファイル名と説明を編集することができます。

14.4.4 インポート
 「インポート(I...」ボタンをクリックすると「ファイルのインポート」画面
 が表示され、
 「開く(O)」ボタンをクリックすると選択されたフォルダとファイルの
 キー設定の内容を、「KKBOXMarkUs」ソフトのキー設定状態する
 ことができます。
 
14.4.5 エクスポート
 「エクスポート(E...」ボタンをクリックすると「エクスファイルのポート」
 画面が表示され、「保存(S)」ボタンをクリックすると、キー設定の
 内容を「KKBOXMarkUs」ソフトのキー設定状態をファイル名とフォルダ名を
 指定して、保存することができます。

14.4.6 ホームに設定
 「ホームに設定(H)」ボタンをクリックするとファイル設定欄の選択された
 ファイルがカスタムモードのホームファイルとして、設定されます。
 通常モードからカスタムに切り替えられたとき、「KKBOXMarkUs
 ソフトのキー設定状態は、ホームファイルのキー設定状態となります。

15.カスタムキー設定例
 「数字」がキー設定され、クリック枠に「名前リスト」、「記号数字」、
 「パソコン用語」、「数字」、「アプリケーション」、「ウェブサイト」、
 「テスト」、「終了」の設定をしています。

15.1 数字
 ファイル名が「index.box」で、説明が「数字」のファイルです。
  数字をキー入力することができます。

このファイルは、次のように、設定されています。

文字

BS

 7

 8

 9

 4

 5

 6

 1

 2

 3

 

 0

 ,

 .

Enter

Del

Home

End

SP

PgUp

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記号数字

 名前リスト

パソコン用語

 数字

アプリケーション

ウェブサイト

 

 

 テスト

終了

 

               

                      

 

 

0から9のキーを打鍵すると、数字が入力されます。文字モードキーを
打鍵すると文字モードになります。

記号枠をクリックするとIMEpad記号モードになります。
名前枠をクリックすると名前リストモードになります。
数字枠をクリックすると数学モードになります。
アプリケーション枠をクリックするとアプリケーションモードになります。
ウェブサイト枠をクリックするとウェブサイトモードになります。

具体的にどのように設定されているかは、カスタムキーのキー設定画面で
確かめることができます。

15.2 名前リスト
 名前を分類して、リストを作ることができます。
 名前にキー設定される出力情報とキーマップは、任意の文字列でも
 かまいません。

ファイル名が「name.kbox」で、説明が「名前リスト」が元となるファイルです。
このファイルは、次のように、キー設定されています。

 

名前A

名前B

名前C

名前7

名前8

名前9

名前D

名前4

名前5

名前6

Del

名前1

名前2

名前3

BackSP

名前10

次リスト

スペース

Enter



名前A、B、C,Dには、それぞれ、ファイル名name.kbox name2.kbox 
name3.kboxname4.kbox
 が設定されています。
名前1から10もファイル名を設定することもできます。
次リストには、ファイル名を設定して、名前の数が多いときの次のリスト
を想定しています。

15.3 パソコン用語
パソコン用語を分類して、リストを作り、パソコン用語を省打鍵入力します。
 同じような方法で、いろいろな用語/用例リストを作ることができます。

ファイル名が「pdict.kbox」で、説明が「パソコン用語」が元となる
ファイルです。
このファイルは、次のように、キー設定されています。

 

 

 

数字
モード

 

 

 

 

あ行

か行

さ行

 

た行

な行

は行

Del

ま行

や行

ら行

BackSP

わ行

英字

スペース

Enter


「英字」と「あ行」から「わ行」、の各キーには、pdict0.kboxから
pdict10.kbox
までのファイルが設定されている。
例えば、「さ行」の場合には、ファイル名がpdict3.kbox」「」で、説明が
「パソコン用語さ行で、次のように設定されている。

 

 

 

 

パソコン用語

 

 

 

 

 

 

 

ステータス
バー

セキュリ
ティ

セット
アップ

 

初期化

スタートボタン

スタンバイ

 

再起動

最大/
最小化

ショート
カット

 

サーバー

 

 

 


各キーを打鍵すると、文字列が入力されて、パソコン用語の元ファイル
に戻る。
パソコン用語キーを打鍵すると、なにも入力されないで、パソコン用語の
元ファイルに戻る。

15.4 カスタムホームの設定
 初期設定では、カスタムホームは、ファイル名がindex.kboxの数字モード
に設定されています。

名前リストあるいは、パソコン用語を、次のように、カスタムホームに
設定することもできます。

 「カスタム設定」メニューを選択して、「カスタムモードのキー設定」
画面で、ファイル名がname.kboxの名前リストを選択して、ファイル設定
領域の「ホームに設定(H)」ボタンを押し、名前リストをカスタムモード
のホームに設定します。
 あるいは、ファイル名がpdict.kboxのパソコン用語を選択して、
ファイル設定領域の「ホームに設定(H)」ボタンを押し、パソコン用語を
カスタムモードのホームに設定します。
 名前リストモードあるいは、パソコン用語モードで、数字モードキー
000キー)を打鍵して、数字モードに入ることができます。

16.補足事項

 ()日本語入力について

  仮名の入力は、日本語ソフト(MS-IMEあるいはATOK)がパソコン
本体で動作していることを前提としています。
入力された仮名文字列は、所定の操作により、仮名漢字変換を行うこと
ができます(カタカナも変換できることが多い)。

  日本語ソフトが動作していないときは、キー入力は英字として解釈され、
  確定入力として入力されます。

 ()携帯電話機との関係について
  キー配置は、携帯電話機のキーパッドと数字キーの配置が異なります。
  仮名モードでの仮名文字の配置と入力方法は、携帯入力モードにおいて
   携帯電話機と同様です。
  一部の記号が、携帯電話機と同様に入力することができます。

 ()標準キーボードとの関係について
   テンキーキーボードと標準キーボードとは、キー入力ごとに並行して
   使用することもできます。

  従って、例えば、通常の文字をKKBOXMarkU-Sで入力し、記号を
標準キーボードで入力することができます。
 [F7][F8][F9][F10]を使って、平かな、片仮名、
英字の半角/全角/大文字/小文字/先頭大文字等多彩な文字入力が
簡単にできますが、記号の入力は、標準キーボードに比べて複雑な
操作となります。

 (4)キーボードの接続順序

  Windows2000/XPは、キーボードの接続順序を区別しています。アイコンの
  右クリックメニューで使用するキーボードを選択すると1台目と2台目、
  1台目、2台目の3つの選択メニューが表示されます。

  デフォルトでは、1台目と2台目に設定されています。この場合は、
  どちらのキーボードもKKBOXMarkU-Sソフトウェアの処理の対象と
    なります。
  1台目、あるいは2台目を選択するとどちらかに接続した場合のみが
   処理の対象となります。KKBOXMarkU-Sソフトウェアで扱うキーは、
   テンキーのみです。

  ()テンキーマウスについて

  テンキーマウスでは、[Num]キーのオンオフで、カーソル機能がオンオフされます。
  テンキーマウスの[Num]キーの出力は、パソコン本体には送られず、
テンキーマウス
 内部の状態が切り替えられます。この状態はテンキーマウスのランプで確認できます。

 

  ()入力支援情報について

  入力支援情報はMS-Windowsのプログラムファイルの中にある
KKBOXMarkU-Sフォルダの中にあるkkbox.txtに格納されています。
 格納形式はMS-Windows配下の「メモ帳」で記述されています。
 ファイルを開いて、テキストの内容を使用者の都合のよいように書き換える

 ことも可能です。

 

 (7)KKBOXMarkU-Sソフトのローマ字入力モードと英字入力モード
との関係について

 

 どちらのモードにおいても英字26文字を入力することができ、日本語ソフトを使用して、
  ローマ字仮名変換をして、日本語を入力することができます。

 

  ローマ字入力モードにおいては、仮名の濁音(gやzなど)を同一キーの連打
  (k の連打でgを入力し、aを入力して,gaを入力する)で入力して、濁音キーを

  使用しなくても仮名ローマ字を入力できます。ローマ字入力モードにおいても、
  英字モードと同じように、濁音キーを使って濁音を入力することもできます。

 

  ただし、kkを入力したいとき、ローマ字入力モードでは、同一キーを3連打する
必要があります(例えば、Tenkey-8キーの3連打でkkが入力される)。
従って、英字入力モードにおいては、gakkouと入力したいときは、
Tenkey-Tenkey-8Tenkey-7Tenkey-8Tenkey-8Tenkey-+Tenkey-*と打鍵します。
  ローマ字入力モードにおいてはTenkey-8Tenkey-8Tenkey-7Tenkey-8
  Tenkey-8Tenkey-8Tenkey-+Tenkey-*と打鍵するか、
  あるいはTenkey-Tenkey-8Tenkey-7Tenkey-8Tenkey-8Tenkey-+
  Tenkey-*と打鍵します。

 

  なお、どちらのモードおいても、pは濁音キーと組み合わせて入力します。
  どちらのモードでも、nは同じ扱いとなります。

 

 8)マウスでのクリック入力について

  キーマップの各枠をマウスでクリックすることにより、表示されたキー入力と同等の

  文字/数字/記号/機能の入力をすることができます。

  キーボードとマウスの持ち替えの頻度が多い場合、キーボードよりもマウスクリック

のほうが、効率的で快適に入力できる場合があります。

 

        以上