アクティブ フィルタ設計支援ソフト
「 Jyousu- s'il vous plait (定数シルブプレ) 」の使い方


おすすめ使用例
お題 : カットオフ周波数が 5kHz のローパス フィルタ
@ actFil.exe アイコンをダブル クリックすると、Jyousu- s'il vous plait が起動します。( 写真 ↓ )
A まず、2次、バターワース特性で設計してみます。
[ Sheet 1 ]タブが選択された状態で、
[ カットオフ周波数 ]5k と入力します。( 写真 → )
B をクリックします。
C [ プログレス バー ]が満タンになり、計算結果が表示されます。
                                ( 写真 → )
D 周波数特性のグラフの軸を、次の様に設定します。( 写真 → )
  [ Y軸最大値 ]のプルダウン メニューで 5 を選択します
  [ Y軸最小値 ]のプルダウン メニューで -20 を選択します
  [ X軸最大値 ]のプルダウン メニューで 10k を選択します
  [ X軸最小値 ]のプルダウン メニューで 1k を選択します
E をクリックすると、周波数特性が描かれます。
 ( 写真 ↓ )
F [ 回路 ]タブをクリックすると、回路図が表示されます。 ( 写真 → )
G 次に、いくつかのパターンで設計し、それらを比較してみることにします。
次の3パターンにします。
  ・[ Sheet 2 ][ 次数 ][ 5次 ][ 減衰特性 ][ バターワース ]特性
  ・[ Sheet 3 ][ 次数 ][ 5次 ][ 減衰特性 ][ ベッセル ]特性
  ・[ Sheet 4 ][ 次数 ][ 5次 ][ 減衰特性 ][ チェビシェフ ]特性
   ( 写真 ↓ )
H 各シートで をクリックし、
[ プログレス バー ]が満タンになって各シートの計算結果が表示されたら、
[ 周波数特性の比較 ]パネルの、[ Sheet 1 ]から[ Sheet4 ][ チェックボックス ]を選択し( 写真 → )
をクリックすると、4パターンの周波数特性が描かれます。( 写真 ↓ )
ゲインが-3dBになる周波数が表示されます。
( 写真 → ) 
I 比較の結果、「5次バターワース特性がいいんじゃない」と言う事で、このパターンの素子定数を実現可能な値に設定して行きます。
J [ Sheet 5 ]で、設定を次の様に行います。
  ・[ カットオフ周波数 ]5k を入力
  ・[ 次数 ]のプルダウン メニューで [ 5次 ]を選択
  ・[ 減衰特性 ]のプルダウン メニューで [ バターワース ]を選択
  ・[ 定数 ]グループの中の、[ CはE12系列で設計 ]チェック
                                  ( 写真 → )
K [ 定数設定 ]ボタンをクリックします。
[ CはE12系列で設計 ]を選択していると、計算にだいぶ時間がかかります。
[ プログレス バー ]が満タンになり、計算結果が表示されます。( 写真 ↓ )
L ( このままでも良いのですが )コンデンサの値をE6系列にします。
[ C1 ]から[ C5 ]の値をE6系列にし、[ fix ]を選択します。( 写真 ↓ )
M [ 定数設定 ]ボタンをクリックします。
[ プログレス バー ]が満タンになり、計算結果が表示されます。
N [ 周波数特性の比較 ]パネルの、[ Sheet 2 ][ Sheet 5 ] のみをチェックし、
[ f 特比較 ]ボタンをクリックすると、[ Sheet 2 ][ Sheet 5 ] の周波数特性が描かれます。
 ( 写真 ↓ )
O [ Sheet 2:素子の値はE系列を問わない ] と [ Sheet 5:コンデンサの値はE6系列 ] の周波数特性は、ほぼ同じなので、[ Sheet 5 ] の定数で問題ないと判断できます。

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