ペンギンを作る

ペンギンに似た絵を作ります。
画像のサイズは400x400に変更してあります。
「メニュー -> 表示 -> ステップ編集」 より「編集ツール」ダイアログを開きます。

コンボボックスより編集する項目を選び、「編集」ボタンを押すと編集モードに移り、「決定」ボタンで決定します。
編集モードは、「取消」ボタンまたは「右クリック」でキャンセルすることが出来ます。






[1]、図 1 のように直線AB CD EF GH IJを引きます。

[2]、調整が済んだら、メインメニューの「全て基準」ボタンまたは、「メニュー -> 描画示 -> 全て基準」を選択して、基準線に設定します。

[3]、メインメニュー「線の選択」を選択して、点Aを「左クリック」して選びます。(赤塗りの四角がつきます。)
「編集ツール」で「関節→一括関節点」を選択し、「編集」ボタンを押し、確認のメッセージで「はい」を選択します。
「一括関節点」とは絵を動かすときに、選択して動かせる関節点のことです。
またこの操作で線ABは関節線になります。
関節線の点は、関節点になります。

[4]、点C E G I を選択して、[3]と同様の操作を行い、線CD EF GH IJを関節線にします。
関節線になったかどうかは、線を選択すると「編集ツール」の最初のコンボボックスに「関節」と表示されるので分かります。

[5]、点Cを選択して、「編集ツール」で「関節→回転」を選択し、「編集」ボタンを押します。
マウスで点Dのみを囲います。選択されると青塗りの四角で表示されます。
点Dを選択したら、「決定」ボタンを押します。
この操作は、選択している点(C点)を回転したときに一緒に回転する点を指定します。
関節点のみ指定できます。
また、回転点から外したいときは、回転点に指定するときと同じようにすると選択からはずれ、青塗りの四角で表示されなくなります。

[6]、点Eを選択して、[5]と同様の操作で、点Fを回転点にします。
ちなみに、点C E はペンギンの手です。



[7]、次にあたりを設定します。
点Aを選択して、「編集ツール」で「関節→あたり設定→相手番号」を選択し、「編集」ボタンを押します。
図 2のような表示になりますので、点Bを「左クリック」して選択します。
「決定」ボタンを押して決定します。
「あたり」は、二つの関節点によって正しく成り立ちます。
また他の編集でも、点を選択するときは図 2のようになります。
「右クリック」または「取消」ボタンでキャンセルすることが出来ます。
このとき「点表示切替」を押すと、表示される点が制限されます。
もし、表示されなくなったら何度か押してください。



[8]、引き続き点Aを選択して、「編集ツール」で「関節→あたり設定→方向点→単位ベクトル」を選択し、「編集」ボタンを押します。
図 3のような表示になりますので、点Bの黄塗り四角の点を「左クリック」して選択します。
「決定」ボタンを押して決定します。
「あたり」は図 4 、図 5のように8つの点で成り立ちます。
「あたり」の基準となる2点の横側の点(図 4のbf cg)の方向を決める点が「方向点」です。
図 3は関節に付随している単位ベクトルを表示しています。
横がX、縦がY、点と重なっている黄色の四角がZです。

[9]、引き続き点Aを選択して、「編集ツール」で「関節→あたり設定→あたり→正面」を選択し、「編集」ボタンを押します。
図 4のような表示になりますので、点abcdefghを「左ドラッグ」して形を整えます。左に動かせば小さくなり、右に動かせば大きくなります。
「決定」ボタンを押して決定します。

[10]、「編集ツール」で「関節→あたり設定→あたり→横」「関節→あたり設定→あたり→上」を選択して[9]と同様にして、「あたり」の形を整えます。
「あたり」の形は[7]で指定した「相手番号」に付随した単位ベクトルの方向によって、「正面」「横」「上」の形を合成して作っています。

[11]、点Cを選択して、[8]〜[10]と同様の操作をして図 5のように「あたり」の形を整えます。(「相手番号」は図1の点D、「方向点」は点DのZ)
また点Eを選択して、[8]〜[10]と同様の操作をして「あたり」の形を整えます。(「相手番号」は図1の点F、「方向点」は点FのZ)
繰り返しますが、ここはペンギンの手です。



[12]、次は「あたり」に従って線を描く「CLine」を作ります。
「線の追加」で図6のような線KLを描きます。

[13]、線KLを選択し「編集ツール」で「CLine→始点、中心→あたり点」を選択し、「編集」ボタンを押します。
[7]を正確に終了していれば、図4のような「あたり」線が現れます。
a点を選択して、「決定」ボタンを押します。
あたり点編集中のとき、「関節点」を「左クリック」するとそれに付随する「あたり」が表示されます。

[14]、「編集ツール」で「CLine→終点→あたり点」を選択し、「編集」ボタンを押します。
h点を選択して、「決定」ボタンを押します。
「CLine」は[13][14]で設定した始点、終点を線の始点、終点として描きます。
よって、選択する「始点」「終点」は線の始点、終点と近い点がよいでしょう。

[15]、「編集ツール」で「CLine→線形→正面」を選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択します。
同様に「編集ツール」で「CLine→線形→横」「CLine→線形→上」を選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択します。
「CLine」は「始点、中心」で選択した「あたり」の「相手番号」の点に付随する単位ベクトルの方向によって、「正面」「横」「上」の形を合成して作っています。



[16]、線ABを軸とし、図6線KLと対称に図7のような線MNを描き、[13]-[15]と同様の操作を行います。(「始点、中心」、「終点」の「あたり点」は線KLと同じく点a,hを選択します。)
「線の追加」で図7のような線OPを描き、[13]-[15]と同様の操作を行いますが、「あたり点」は「始点、中心」図5のj点、「終点」も図5のo点にします。
同様に、「線の追加」で図7のような線QRを描き、「始点、中心」は図5のk点、「終点」も図5のo点にします。
「編集ツール」で「CLine→線形→正面」「CLine→線形→横」「CLine→線形→上」をそれぞれ選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択する操作も忘れずに。

[17]、[16]と同様の操作で、ペンギンの反対の腕も作ります。



[18]、図8のように、図1点Gを中心にした円形の線Sを描きます。
点が4つ以上のとき「メニュー -> 描画 -> 線 -> 整形 -> 円」 を選択し範囲を指定すると、点を円形に近い形に並び替えます。
点の数が多いほど円形に近くなりますが、動かすときに負担がかかります。

[19]、図8線Sを選択して、「編集ツール」で「CLine→描き方」を選択し、「編集」ボタンを押します。
「選択」のリストボックスが表示されますので、「円形」を選択して「OK」を押します。
「CLine」には「あたり」の点を始点、終点として描くものと、点([20]で指定)を中心として描く「円形」の「CLine」があります。
ちなみに、「あたり」の方で初期化されています。

[20]、図8線Sを選択して、「編集ツール」で「CLine→始点、中心→円形→点」を選択し、「編集」ボタンを押し、点Gを選択して「決定」ボタンを押します。
「円形」の「CLine」はここで指定した点を中心に描かれます。

[21]、図8線Sを選択して、「編集ツール」で「CLine→終点→円形→単位ベクトル」を選択し、「編集」ボタンを押し、点GのXの「単位ベクトル」(紫)を選択して「決定」ボタンを押します。
「円形」の「CLine」は[20]で指定した中心からの距離と、ここで指定した「終点」からの角度によって記述されます。
「単位ベクトル」の選択を、Y(水色)にしても同じ形になります。

[22]、図8線Sを選択して、「編集ツール」で「CLine→方向点→円形符号→単位ベクトル」を選択し、「編集」ボタンを押し、点GのZの「単位ベクトル」(黄)を選択して「決定」ボタンを押します。
「円形符号」の「CLine」の裏と表の指定です。
対称な円形だと違いはありませんが、非対称だと動かしたときの形が違ってきます。

[23]、図8線Sを選択して、「編集ツール」で「CLine→円形→正面」を選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択します。
同様に「CLine→円形→正面」「CLine→円形→横」「CLine→円形→上」をそれぞれ選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択します。
「円形」の「CLine」も、「中心」で選択した点に付随する単位ベクトルの方向によって、「正面」「横」「上」の形を合成して作っています。



[24]、図9の曲線T U Vを描き、それぞれ選択して、[19]-[23]と同様の操作を行います。

[25]、線ABを選択し、「編集ツール」で「命令→基本命令」を選択し、「編集」ボタンを押し、「確認」で「はい」を選択します。
命令文は線に付随しており、配列が前の線から実行します。
ここでは使っていませんが、線の接続を考えるときは命令の実行順も考慮する必要があります。
「基本命令」とは、全体の移動、回転、関節を選択しての移動、回転、「あたり」の作成、「CLine」の描画を実行する命令セットです。

[26]、「メインメニュー -> 動きモード」ボタン、または「メニュー -> 命令 ->動きモード」を選択します。
もし、基準線が設定していない線があれば、現在の形を基準にするかどうか確認するメッセージボックスが表示されます。
うまく表示できれば、成功です。



うまく表示されないときは、うまく表示されない線の設定をもう一度行ってください。
出来上がったら、「ファイル -> 保存」で保存するのも忘れずに。 戻る