ツールバーはtoolbar0.user、toolbar1.user、toolbar2.userを編集してカスタマイズします。(つまり最大3つのツールバーを表示できるということです)
一文字目が「#」で始まる行はコメントとして無視されます。
また、最初の有効行(「#」で始まらない行)が以下の書式の場合、ツールバーボタンの上下余白とツールバー上部の線を指定することができます。
"上の余白","下の余白","線1の有無","線2の有無"
間の「,」の左右のスペースはあってもなくても構いません。
"上の余白"にはツールバーボタン上部の余白をピクセル単位で指定します。
"下の余白"にはツールバーボタン下部の余白をピクセル単位で指定します。
"線1の有無"には「0」(無)か「1」(有)を指定します。「1」にすると白い線がツールバーボタン上部に描画されます。
"線2の有無"には「0」(無)か「1」(有)を指定します。「1」にするとダークグレーの線がツールバーボタン上部に描画されます。
このファイルの中身を空にするとツールバーは作成されません。
以下の解説ではツールバー上のボタンやウィンドウなどをコンポーネントと呼びます。
書式は
のいずれかになります。間の「=」と「,」の左右のスペースはあってもなくても構いません。
"識別子"には、コマンド一覧に載っているコマンドか、”["拡張名":"拡張のパラメータ"]”という書式の拡張指定、を記述します。
ツールバーに使用できる組み込み拡張は全てウィンドウです。
ツールバーに使用できる組み込み拡張には以下のものがあります。
AddressCombobox | URLを入力するコンボボックス。 |
SearchTextCombobox | 検索エンジンでの検索に使用する文字列を入力するコンボボックス。 |
SearchEngineCombobox | 検索エンジンを表示するコンボボックス。 |
Linkbar | リンクバー(Firefoxで言うパーソナルツールバーorブックマークツールバー)。 |
BookmarkToolbar | ブックマークツールバー。 |
FavLinkbar | お気に入りのリンクバー。 |
"幅"はコンポーネントの幅をピクセル単位で記述します。-1を指定するとウィンドウ幅に合わせて適当な幅に調整されます。
"高"はコンポーネントの高さをピクセル単位で記述します。
"左の余白"はコンポーネントの左にあける余白をピクセル単位で記述します。
"右の余白"はコンポーネントの右にあける余白をピクセル単位で記述します。
"ボタン名"はスキンのbtndef.userで定義したボタン名を記述します。
"ボタンの装飾"はボタンに対する装飾で、装飾が必要ない場合は空で構いません。今のところ「Line」だけが指定でき、これを指定するとボタンの枠線が表示されます。
"ボタンタイプ"はボタンの動作の種類を指定します。「TypeDoDown」「TypeDoUp」「TypeDoCheck」が指定できます。「TypeDoDown」はマウスボタンがDownした時に処理が実行され、メニューを表示するボタンでの指定を想定しています。「TypeDoUp」はマウスボタンがUpした時に処理が実行され、通常のボタンでの指定を想定しています。「TypeDoCheck」はチェックボタンの動作をし、チェック状態を表現するボタンでの指定を想定しています。
"ボタン文字"はそのボタンに表示する文字を記述します。
"ツールチップ"はそのボタンの上にマウスを持っていった時に表示するツールチップ(説明)の文字列です。
"画像名1"は、アクティブでない(押下できない)場合、に表示する画像の名前(リソース名、もしくはファイル名)を記述します。
"画像名2"は、画像2枚版ボタンでは、通常の状態、マウスがボタン上にある場合、マウスボタンが押下されている場合、に表示する画像の名前(リソース名、もしくはファイル名)を記述します。画像4枚版ボタンでは、通常の状態、に表示する画像の名前(リソース名、もしくはファイル名)を記述します。
"画像名3"は、マウスがボタン上にある場合、に表示する画像の名前(リソース名、もしくはファイル名)を記述します。
"画像名4"は、マウスボタンが押下されている場合、に表示する画像の名前(リソース名、もしくはファイル名)を記述します。
リンクバーを使用する場合はまずtoolbar.userを編集してツールバーにリンクバーを登録して下さい。
次にしおりバーで適当なフォルダの右クリックメニューから「リンクバーとして設定」を選択します。
Syleraを再起動するとリンクバーが表示されます。
リンクバーへのボタンの追加やボタン順の変更は「リンクバーとして設定」したフォルダでしおりを追加したり並び順を変更することで行えます。