TimeSeriesViewer Ver.2.4 ヘルプ (Japanese Help)

最終更新日:2007/12/11

はじめに
多項目・長期間の時系列データを様々な角度から眺めたいとき、Excelなど通常の図化ソフトでは操作が煩雑に感じられることがあります。本ソフトは、
描画期間を簡単に切り替えられる
多項目の時系列を縦に並べて描画できる
といった特徴を備えた簡易時系列データブラウザです。

基本的な使い方
以下の手順で使います。

1.下図(Excel画面)のように、第1行にラベル,第1列に日時が入った、CSV形式の時系列データを準備する。
FORMAT1.JPG - 212,414BYTES
空白のセルがあると読み込めません。欠損値にはNullなどの文字列を入れて下さい。
日時の形式は、上記の形式など各種読込可能です。
2行からデータが始まる必要はなく、単位などの行があっても読み込めます。

2.本ソフトを起動し、ファイル選択ダイアログで用意したCSVファイルを選択する(複数選択可)。エラーメッセージが発生した場合は、ファイルのフォーマットを確認してください。

3.ファイルを開いた後のメイン画面は下図のようになる。
SCREENSHOT.JPG - 93,799BYTES
@
項目選択窓には、開いたファイルごとに、ファイルパスと選択可能項目(CSVファイルの列ラベル)がツリー表示される。選択可能項目をクリックすると、描画/描画解除できる。初期状態では一番上の項目が選択されている。最低でも1項目は描画されている仕様である。
A
描画窓には、描画エリアが縦に並べられる。右クリックにより描画エリアの挿入・削除・移動などができる。
B
描画エリアは、グラフが描画される領域である。左クリックで選択すると、背景が水色に反転する。描画エリアごとに、項目選択窓が切り替わる。右クリックによって各種操作が行える。
C
ツールバーには3つのボタンがある。左からWIN_NEW_G.JPG - 1,096BYTES
:新しい描画エリアを末尾に追加

WIN_DEL_G.JPG - 1,096BYTES:末尾の描画エリアを削除

WIN_RELOAD_G.JPG - 1,089BYTES:データのリロード(列名は更新されない)

D
描画期間設定フォームでは、描画開始日時と終了日時を、カレンダーもしくは手入力で指定し、"Set"ボタンで更新する。"<-"および"->"ボタンは、現在の描画期間長さだけ描画期間を前後に移動できる。

欠損値の扱い

スカラーの描画では,欠損値には非常に大きな値が割り当てられます。ベクトルの描画では,X成分またはY成分が欠損値の場合描画されません。

ベクトルの描画

本バージョンでは時系列の2次元ベクトルを描画できます。まずX成分に指定する項目を青色で,Y成分に指定する項目を緑色で選択します。両成分が描画されている描画エリアを右クリックし,”Plot as Vector”メニューを実行すると,ベクトル描画が実行されます。ベクトル描画は,描画期間などが変更されると解除されます。


その他の機能
メインメニューや、右クリックメニューでは、データのエクスポート機能や解析機能をサポートしています。