オプションチェックボタン |
ここで、ファイルメニューの「基本情報取得...」と「fetchlist.csvを生成...」で指定する項目について説明しておきます。メニューを指示すると、次のダイアログボックスが表示されます。
「fetchlist.csvを生成...」では、銘柄一覧をYahoo! Finance.のページから取得します。しかし、このページからは証券コードと銘柄名しか取得することができません。そこで、取得した証券コードを頼りに、企業情報のページにアクセスし、企業情報ページから業種と市場を取得しています。
「基本情報取得...」は、fetchlist.csvに登録されている銘柄に対して、Yahoo! Finance.の企業情報のページにアクセスし、企業情報のページから必要な情報を抽出しています。
Yahoo! Finance.の企業情報のページは、時系列データのような「ダウンロード禁止」の制約は特に無いようですから、取得したページをハードディスクに残すことを可能にしています。「HTMLファイルを残す」のチェックボタンをチェックすると、「webtemp」ディレクトリの中に「fundamental」というディレクトリを作り、その中に取得した企業情報のページ(HTMLファイル)をセーブします。
「追加された銘柄のみ更新」のチェックボタンをチェックすると、前回にこの処理を実行した以降に新規上場等により追加された銘柄の企業情報のみが取得されます。チェックボタンをチェックしなかったら全銘柄の企業情報を取得します。
「fetchlist.csvを生成...」メニューでは、「追加された銘柄のみ更新」のチェックボタンをチェックすると、実行前のfetchlist.csvからの差分(つまり新規上場等により追加された銘柄)のみのリストが、addlist-yymmdd.csvという名前で生成されます。チェックしなければ、実行前のfetchlist.csvを実行前のfetchlist.bakという名前にリネイムし、新たに全銘柄に対するfetchlist.csvを初期作成します。
「基本情報取得...」メニューでは、「追加された銘柄のみ更新」のチェックボタンをチェックすると、実行前のChartScapeEx.DICにつまり新規上場等により追加された銘柄の情報が追記されます。チェックしなければ、新たに全銘柄に対するChartScapeEx.DICを初期作成します。
Yahoo! Finance.の企業情報のページにはアクセスせずに、ハードディスク上の「fundamental」ディレクトリ内に保存された企業情報のHTMLファイルからfetchlist.csvやChartScapeEx.DICを生成します。
通常の使い方 |
ChartScape/FetchYaqを初めて運用する場合、「HTMLファイルを残す」をチェックして「基本情報取得...」を実行し、ChartScapeEx.DICを初期作成します。作成したChartScapeEx.DICはChartScapeのインストールディレクトリにコピーしてください。
次に、「fetchlist.csvを生成...」メニューでfetchlist.csvを生成します。しかし、直前でChartScapeEx.DICを初期作成した際に、企業情報は取得済みなので、「残したHTMLファイルを使う」にチェックすると高速に実行できます。
あとは、週1回くらいの頻度で、「fetchlist.csvを生成...」メニューを「追加された銘柄のみ更新」をチェックして実行し、生成されたaddlist-yymmdd.csvをテキストエディタ等でfetchlist.csvにマージすれば、銘柄の取りこぼしもなく運用できます。