6.メソッド一覧

メソッド名 戻値 説明
long StartScan(long mode) 0:正常
0以外エラー
エラーコードはLastErrorを参照
画像の取り込み開始
modeは常に0を指定
void CancelScan(void); なし 読み込みのキャンセル
(ページ単位)
long CloseDS 0:正常
0以外エラー
データソースを閉じる
long SelectScanner() TRUE:正常
FALSE:エラー
TWAINソースの選択ダイアログを出す
注 SelectScanner()ではコンテナの種類(Access97/Excel97など)により使用できない場合があります。
その場合はSelectScannerEx()を使用してください。
long SelectScannerEx() 1:選択
2:キャンセル
TWAINソースの選択ダイアログを出す 注1
void ScannerInfoDlg() なし スキャナの様々な情報を表示
BSTR GetScannerList(short no) スキャナ名が入る
指定した番号にスキャナが無い場合はヌル文字
スキャナのリストを得る
no:0〜データソースの数-1
long SelectScannerNo(long no) TRUE:正常
FALSE:エラー
番号からスキャナを選択
long SelectScannerName(BSTR Name) TRUE:正常
FALSE:エラー
スキャナ名からスキャナを選択
BSTR GetCurrentScanner() 現在のスキャナ名 現在選択しているスキャナ名を表示
BSTR STI(long command, LPCTSTR arg1, LPCTSTR arg2) 処理結果 STI関連処理
スキャナのボタンを押下すると発生するイベントをアプリケーションで処理するための処理
STIへの登録/STIからの削除/STI情報を取得する。

long command パラメータ1
arg1
パラメータ2
arg2
説明
1 STIへの登録 登録表示名 アプリケーションのフルパス アプリケーションをSTIに登録する
成功="1" エラー="0"
2 STIから削除 登録表示名 未使用 STIからアプリケーションを削除する
成功="1" エラー="0"
3 スキャナ名の取得 未使用 未使用 STIから起動された場合のスキャナ名を取得する
通常の起動の場合は空白文字列
4 ボタン名の取得 未使用 未使用 STIから起動された場合のボタン名を取得する
通常の起動の場合は空白文字列
       

● STIへの登録
 EzScan.OCXを使用したアプリケーションをスキャナのボタンに関連付けるために、commnad==1を発行して、アプリケーションのフルパスをSTIに登録します。
登録表示名はコントロールパネルで表示される文字列です。
コントロールパネルの”スキャナとカメラ”の中のスキャナのプロパティを開いてください。
イベントの項目で、ボタンとアプリケーションの関係を設定できます。この設定は手動で行う必要があります。
正しく設定出来た場合は、スキャナのボタンを押すとアプリケーションが起動します。

●STIから起動されたアプリケーションの処理
 スキャナのボタンが押され、登録したアプリケーションが起動されると、何から起動されたかを知るため、command==2,command==3を発行して、スキャナとボタンの情報を取得できます。
STI以外からの起動(通常起動)の場合は、これらのメソッドの呼び出しは空白文字を返します。

実際の使用例はサンプルプログラムAiEzScanをご参照下さい。

void AboutBox() なし EzScan.OCXのアバウトボックスを表示


画像処理用メソッド

メソッド名 説明
long ImageEffect(long iCmd, double dVal1, double dVal2, double dVal3) スキャナ、またはファイルから読み取った画像に対して、画像処理を行う
コマンド iCmd パラメータ1
dVal1
パラメータ2
dVal2
パラメータ3
dVal3
戻り値 説明
1 読取画像の回転 回転角度
1〜359
未使用 未使用 1:正常
0:エラー
読取画像の回転を行う。
           
LoadImageFile(LPCTSTR szFilePath) ファイルから内部バッファに画像を読み取る

LPCTSTR szFilePath
  画像ファイルパス フォルダの指定が無い場合はImageFileDirプロパティから読込
 ==NULL ファイルダイアログオープン
戻り値
 -1:ファイルダイアログキャンセル
 -2:ファイルが存在しない
 0:正常
 読み取った画像はPictureプロパティで取得する
SaveImageFile(LPCTSTR szFilePath) 内部バッファの画像をファイルに保存する

LPCTSTR szFilePath
  画像ファイルパス フォルダの指定が無い場合はImageFileDirプロパティへ書き込み
 ==NULL ファイルダイアログオープン
戻り値
  -1:ファイルダイアログキャンセル
 -2:ファイルダイアログ上書きキャンセル
 -4:保存する画像が無い
 -5:保存エラー
 0:正常

保存ファイル名の拡張子により、保存形式を指定する
 .jpg .jpeg jpeg形式で保存
 .bmp bmp形式で保存
Jpegの保存品質はJpegQualityプロパティにて設定


値取得メソッド
GetCap(long Operation, long id, BSTR FAR* outbuf)
 スキャナの状態を取得する
SetCap(long Operation, long id, BSTR FAR* inpbuf)
 スキャナに値を設定する

高度な使い方をご参照ください。