APNGはPNGを拡張した画像フォーマットです。 APNGの画像ファイルを対応ビューアで見るとアニメーションし、 標準PNGにしか対応していないビューアで見ると静止画が表示されます。 未対応ビューアで表示される静止画をデフォルト画像と呼びます。
デフォルト画像は専用の画像か、アニメーションの最初のフレームです。 専用の画像を設定する場合、オプションのdefaultにファイル名を記述します。
アニメーションの2番目以降のフレームをデフォルト画像にすることはできません。 その場合、対象のフレームとデフォルト画像の両方に同じファイルを指定します。 同じ画像情報が2つAPNGファイルに登録されるため、ファイルサイズは大きくなります。
デフォルト画像のサイズはそのままアニメーションのキャンバスサイズになります。 アニメーションのフレームでキャンバスの一部を更新することはできますが、 フレームがキャンバスの外にはみ出すとエラーになります。 エラーになるのはAPNG仕様がビューア作者のコーディング量を減らす事を念頭に作られたためだと思われます。
専用のデフォルト画像を指定し、フレーム画像で更新されない部分があった場合、 更新されない部分は黒または透明で塗りつぶされます。 アルファ値を使用しない場合は黒、使用する場合は透明です。 例えばデフォルト画像が128x128ピクセルで、左上の16x16ピクセルしかフレーム画像で使わない場合、 そうなります。