A-5-1
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1霜枯れし 梅をも 春は わすれざりけり。
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2我が 身を 奴婢と するには しかず。
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3女房などこそ さやうの 物忘れは せね、男は さにも あらず。
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4この ふた歌は、歌の 父母の やうにてぞ、てならふ 人の はじめにも しける。
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