大鏡1・10
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1あはれに 悲しき ことなりな。日ごろ、よく、「御弟子にて 候はむ。」と
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2            契りて、 すかし 申し 給ひけむが 恐ろしさよ。
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3   東三条殿は、「もし さる ことや し 給ふ。」と
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4危ふさに、さるべく おとなしき  人々、  なにがしかがしと  いふ
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