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1のどやかに、御刀に、削られたる 物を 取り具して 奉らせ 給ふに、 |
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2「こは 何ぞ。」と 仰せらるれば、「ただにて 帰り参りて 侍らむは、証 |
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3候ふまじきにより、高御座の 南面の 柱の もとを 削りて 候ふなり。」と、 |
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4つれなく 申し 給ふに、 いと あさましく 思し召さる。 |
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1落ち着いて、御刀に、削り取られた物を 取りそろえて献上なさるので、 |
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2「これは何か。」と おっしゃると、「手ぶらで 帰参いたしましては、 証拠が |
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3ございませんので、高御座の 南側の 柱の 下の方を削って参りました。」と、 |
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4平然と 申し上げなさるので、本当に驚きあきれたことにお思いになります。 |
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1 用 未用 体 用 未用 体 |
1形動 名 格 動 受完 名格 動 接 動謙尊 補尊接 |
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2 未 已 用 用 未体 |
2 代係 代係 格 動尊尊 接 形動 接 動謙 接 補丁仮係 名 |
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3 終 体 用 体 終 |
3動丁打推 格格 名 格 名 格 名格 名 格 動 接 補丁断 格 |
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4 用 用 体 用 未 終 |
4形 動謙 補尊接 副 形 動尊 尊 |
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1 おほんかたな ぐ たてまつ たま |
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2 しょう |
2 おほ まゐ はべ そう |
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3さぶら たかみくら みなみおもて さぶら |
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4 まう たま おぼ |
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