松浦宮5
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1いとどしう  いどみならはすに、    この 少将  すべて いたらぬ 所 なく
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2かしこければ、 帝も いみじき ものに おぼしめして、 春、正下の 加階
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3たまふ。
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4 今はと 出で立ちて 京を 出づるに、たかき、いやしき 馬のはなむけす。
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