堤中納言物語9
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1  いと  若く きびはなる 限り 十二、三ばかり、 ありつる 童の
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2やうなる 子どもなどと、  手ごとに、小箱に 入れ、ものの ふたに
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3入れなど して、持ちちがひ、さわぐ     中に、母屋の 簾に 添へたる
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4几帳の つま うち上げて、さし出でたる 人 わづかに 十三ばかりにや・・と
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