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1 かやうにて 年も かへりて、十五日にも なりにけり。大将殿の 御方には、 |
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2女君の 御姿などこそ あらたまる しるしとても |
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3はなやかならね、 殿の 御方に もとより 侍ひし 人々は 衣の |
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4色ども 春の 錦を うち重ねたり。 |
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1 このようにして年も改まって、もう十五日になった。 狭衣大将の家では、 |
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2女君の お姿などは年が改まったしるしといっても母君の喪に服しているため |
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3華やかではないが、大将殿の家にもともとお仕えしていた人々は、着物の |
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4色なども春の 錦を 重ねているかのように着飾っていた。 |
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1 用 用 用用 終 |
1 形動 接 名係 動 接 名 格係 動 完過 名 格 名格係 |
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2 体 |
2名 格 名 副助係 動 名 格 係 |
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3 未 已 用体 |
3形動 打 名格 名 格 名 格 動謙過 名 係 名格 |
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4 用 終 |
4名 名格 名格 動 完 |
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1 たいしょう |
1 とをあまりいつか たいしやうどの おんかた |
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2 おおん |
2をんなぎみ おほんすがた |
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3 との おんかた さぶら きぬ |
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4 にしき |
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