落窪物語8
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1頼もしげなる けしきにて 立ち 給ふめるを 帯刀 つくづくと 聞きて、
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2爪弾を はたはたと して、
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3 「なでふ かかる こと 申し 給ふ。      君と 申しながらも、
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4       恥づかしげに おはすとは 見 奉らずや。     ただ今の
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