狭衣物語7
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1浅葱の 濃き薄きなど、めづらしき さまに あまた うち重ねて、上にも 同じ
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2色の 無紋の 織物など 重なりたるも、      いと こはごはしく
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3映え なかるべきを、あくまで はなやかに たをたをと、にほひ 多く 着なし
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4給ひて、手習ひして   添ひ臥し 給へる  御後ろ手は 吹き寄らむ 風の
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