狭衣物語6
1
1
1手 かき 給ふ。 弁の 乳母は うれしきながら、   さすがに
1
2
2
2                        あやふげに おぼえて、顔
2
3
3
3うち赤めたるぞ をかしかりける。
3
4
4
4 新しき 年の 忌々しさにや・・、  いと  黒きなどは なくて、
4
1