堤中納言物語15
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1いみじく うつくしげなり。「いかにぞ、   この 組入の 上より
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2ふと  物の 落ちたらば、 まことの  仏の 御徳とこそは 思はめ。」など
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3   言ひ合へるは    をかし。
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4  白波に 心を 寄せて 立ち寄らば、かひ なきならぬ 心 寄せなむ。
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