落窪物語7
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1落窪にも あれ、上り窪にも あれ、忘れじと 思はむをば いかがは せむ。
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2人の      言はむも 多く、そこにさへ かく のたまふこそ 心憂けれ。
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3          ただ 御為に 志 なきに 思すとも、
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4今 かれも つかうまつる やう ありなむ」とて、     いと
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