土佐日記2・3
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1と 言へれば、  ある 人の 堪へずして、 船の 心やりに 詠める、
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2  忘れ貝    拾ひしも   せじ。     白玉を
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3恋ふるをだにも      形見と 思はむ。
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4となむ 言へる。 女子の ためには、   親 幼く なりぬべし。
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