枕草子277・1
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1 御前にて    人々とも、     また、    もの 仰せらるる
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2ついでなどにも、「世の中の 腹立たしう、むつかしう、  かた時 あるべき
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3心地も せで、 ただ いづちも いづちも 行きも しなばやと 思ふに、
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4ただの 紙の、いと 白う、きよげなるに、よき 筆、白き 色紙、陸奥紙など
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