枕草子1・2
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1ほのかに うち光りて 行くも をかし。  雨など 降るも をかし。
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2 秋は 夕暮れ。夕日の さして 山の 端 いと  近う なりたるに、
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3烏の 寝所へ 行くとて、  三つ 四つ、二つ 三つなど 飛び急ぐさへ
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4      あはれなり。     まいて 雁などの 連ねたるが
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