枕草子22・3
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1時の かはるまで よみ困じて、  「さらに つかず。立ちね。」とて、
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2数珠 とり返して、「あな、 いと 験 なしや。」と うち言ひて、額より
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3上ざまに  さくり上げ、あくび おのれより うちして、
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4寄り臥しぬる。
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