枕草子144・1
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1 うつくしき もの。瓜に かきたる ちごの 顔。雀の 子の、ねず鳴き
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2するに        をどりくる。      二つ 三つばかりなる ちごの
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3急ぎて はひくる    道に いと 小さき 塵の ありけるを 目ざとに
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4見つけて、いと をかしげなる 指に とらへて、大人ごとに 見せたる
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