枕草子299・1
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1 雪の いと  高う 降りたるを、     例ならず 御格子 まゐりて、
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2      炭櫃に 火 おこして、   物語りなど して  集まり
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3さぶらふに、         「少納言よ、香炉峰の 雪 いかならむ。」と
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4 仰せらるれば、 御格子 上げさせて、御簾を 高く 上げたれば、
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