枕草子277・3
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1何か、   なほ この 世は さらに さらに え 思ひ捨つまじと、
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2命さへ 惜しくなむ なる。」と 申せば、  「いみじく はかなき ことにも
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3慰むなるかな。     姨捨山の 月は いかなる 人の 見けるにか・・。」
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4   など 笑はせ 給ふ。候ふ  人も、   「いみじう やすき 息災の
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