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1 ある 人 弓 射る ことを 習ふに、諸矢を たばさみて 的に 向かふ。 |
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2師の いはく、 「初心の 人 二つの 矢を 持つ こと なかれ。 |
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3 後の 矢を 頼みて、初めの 矢に なほざりの 心 あり。 |
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4毎度 ただ 得失 なく、 この 一矢に |
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1 ある 人が、弓を射ることを習うときに、二本の矢を手に挟み持って的に向かった。 |
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2(すると)師が言うことには、「初歩の者は、二つの 矢を 持ってはいけない。 |
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3(なぜなら)後の矢をあてにして、初めの矢をいいかげんに扱う心があるものだ。 |
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4その(的に向かう)たびごとにただ、当たり、外れを考えず、この 一本の矢で |
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1 体 体 用 終 |
1 連体 名 名 動 名 格 動 格 名 格 動 接 名格 動 |
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2 未 体 命 |
2名格 動 接尾 名 格 名 名 格 名格 動 名 形 |
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3 用 終 |
3 名格 名格 動 接 名 格 名格 名 格 名 動 |
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4 用 |
4副 副 名 形 代格 名 格 |
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1 ならう(なろう) むかう(むこう) |
1 なら もろや まと |
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2 いわく しょしん |
2し しよしん |
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3 なおざり |
3 のち |
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4まいど とくしつ ひとや |
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