徒然草19・2
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1のどやかなる 日影に、    垣根の 草 萌えいづる ころより、やや 春
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2深く  かすみわたりて、花も  やうやう 気色だつ ほどこそ あれ、
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3をりしも 雨風  うち続きて、心あわたたしく 散り過ぎぬ。 青葉に
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4なりゆくまで よろづに ただ  心をのみぞ 悩ます。
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