徒然草19・1
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1 をりふしの 移り変はるこそ  ものごとに   あはれなれ。
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2 「ものの あはれは 秋こそ まされ。」と、人ごとに 言ふめれど、
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3それも さる ものにて、  いま ひときは 心も 浮き立つ ものは 春の
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4気色にこそ あ’めれ。 鳥の 声なども ことのほかに 春めきて、
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