時頼の母4
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1申されける。   いと ありがたかりけり。
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2 世を 治むる 道 倹約を 本と す。女性なれども、 聖人の 心に
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3通へり。  天下を 保つ ほどの 人を 子にて 持たれける まことに、
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4ただ人には あらざりけるとぞ・・。
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