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1 相模守時頼の 母は 松下禅尼とぞ
申しける。守を 入れ 申さるる |
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2こと ありけるに、すすけたる 明かり障子の 破ればかりを 禅尼 手づから |
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3小刀して 切りまはしつつ 張られければ、 兄の 城介義景 その |
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4日の けいめいして 候ひけるが、「賜りて、 なにがし男に |
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1 相模守時頼の母は、松下禅尼と申し上げた。相模守をお招き申し上げなさる |
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2ことがあった時に、すすけた 明かり障子の破れた所だけを、禅尼自身の手で |
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3小刀を使って切りまわし、切り張りをなさっていたところ、兄の城介義景が、その |
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4日の世話役をしておりましたが、「こちらへお仕事を頂いて、何某という男に |
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1 用 体 用 未 体 |
1 名 格 名係 名 格係 動謙過 名格 動 補謙尊 |
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2 用 体 用 体 |
2名 動 過 格 動 完 名 格 名 副助 格 名 副 |
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3 用 未用 已 |
3名 格 動 接 動 尊過 接 名格 名 代格 |
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4 用 用 体 用 |
4名格 動 接 補丁過 接 動謙接 名 格 |
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1 もう |
1 さがみのかみ ときより まつしたの ぜんに まう |
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2 そうじ |
2 さうじ やぶ ぜんに て |
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3 じょうの |
3こがたな は じやうのすけ よしかげ |
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4 さぶらい たまわ おのこ |
4ひ さぶら たまは をのこ |
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