花は盛り(6)
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1うちしぐれたる     むら雲隠れの ほど、      またなく あはれなり。
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2      椎柴・白樫などの ぬれたる やうなる 葉の 上に きらめきたるこそ、
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3         身に しみて、心 あらむ   友もがなと、
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4     都    恋しう 覚ゆれ。
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