古文読解 吉野拾遺6
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1中将 立ち 給ひて、 民部大輔に、「かかる   ことなん ある。
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2いかが してん。」と のたまへば、「すべき ことこそ あれ。」とて、
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3御庭に ありける 小さき 岩に 松の 枝を とりつけて、中将と
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4いと 重げに 持ちて、宮の 御前に 据ゑ 奉れば、  「これは いと
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