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1 過ぎぬる 八月の 初めつ
方、西山の 西住上人と ともなひて、難波の わたりを |
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2過ぎ 侍りしに、折節、 日 ことに うららかにて 風も 立ち 侍らねば、 |
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3 釣り舟 波に 浮かびて、木の葉のごとくに 見ゆ。 「いかに 多くの |
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4魚を 釣るらむ。 あら 無慙や。いざや、この 舟に 乗りて、 |
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1 去る 八月の初めごろ、 西山の西住上人と 連れ立って、難波のあたりを |
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2過ぎましたが、 ちょうど、日差しがとりわけうららかで風も立っていませんでした |
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3ので、釣り舟が波に 浮かんで、木の葉のように 見える。私が「何て多くの |
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4魚を 釣っているのだろう。ああ痛ましい。どれ、 この 舟に 乗って、 |
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1 用 体 用 |
1 動 完 名格 名 格 名 名格 名 格 動 接 名 格 名 格 |
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2 用 用体 用 用 用 未已 |
2動 補丁過接 副 名 副 形動 接 名係 動 補丁打接 |
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3 用 用 終 |
3 名 名格 動 接 名 格比 動 副 副 格 |
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4 終 体 語幹 用 |
4名格 動 現推 感 形動間助感 代格 名格 動 接 |
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1 す はづき かた にしやま さいぢゆう しやうにん なには |
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2す はべ をりふし ひ |
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3 つりぶね このは み おほ |
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4うを つ むざん |
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