古文読解 吉野拾遺1
1
1
1 ひろなりの 皇子の   いまだ をさなう おはしましける  時に、
1
2
2
2若き 殿上人 あまた 伴はせ 給ひて、 夏実の河の 河淀の ほとりにて、
2
3
3
3鷹を つかはせ、御覧ありけるに、傍らに、いと 大きなる いはほの、
3
4
4
4えも いはれず 面白きに、小松の 生ひ出でたる  ありけり。
4
1