鈴屋集6
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1かの 庵の まどゐも さきざきも 折々   ものせられけるを、
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2秋の もなかの 月 見むとてのは、  今宵なむ はじめなりければ、 いと
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3めづらしく 興ある  ことに、かねてより 人も 我も 日を 数へつつ
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4待ちけるに、   去にし ついたち頃より、みだりごこち いと  たへがたくて
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