方丈記2・1
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1 われ ものの 心を 知れりしより、四十余りの 春秋を 送れる 間に、
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2世の       不思議を     見る こと やや たびたびに なりぬ。
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3 去にし 安元三年四月二十八日かとよ。       風 激しく 吹きて、
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4静かならざりし 夜、戌の 時ばかり、都の 東南より 火 出で来て、
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