十六夜日記1・1
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1 惜しからぬ 身ひとつは  やすく      思ひ捨つれども、
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2  子を 思ふ  心の 闇は なほ 忍びがたく、    道を
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3かへりみる       恨みは やらむ 方 なく、さても   なほ
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4東の      亀の 鏡に  写さば、   曇らぬ 影もや あらはるると、
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