更級日記2・4
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1え かからじ。」など        言ふを 聞きて、「難波わたりに
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2くらぶれば・・。」と めでたく 歌ひたり。見る 目の いと きたなげー
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3なきに、声さへ 似る もの なく  歌ひて、さばかり 恐ろしげなる 山中に
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4たちて 行くを 人々 飽かず  思ひて みな 泣くを、 幼き 心地には、
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