十六夜日記3・4
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1見しかば、      富士の 煙の 末も 朝夕 確かに 見えしものを、
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2「いつの 年よりか 絶えし」と     問へば、さだかに 答ふる 人だに
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3なし。
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4  誰が  方に なびき果ててか、    富士の 嶺の 煙の 末の
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