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1思ふに、 月の 空に 白みて 見えしが いといと 恨めしく |
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2あさましくて、この 月だに かからずは、逢ひ語らはん よしも |
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3あるべきものをと 思ひ入りたる 心にて、 ただ 月の 我を 帰すぞと |
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4恨めしかりしなり。 さるから、 その 後は その 事 身に |
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1思っていたが、月の 空に 白んで 出たことが、大変 恨めしく |
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2驚きあきれて、この 月さえ 出なかったら逢って語り合うことも |
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3できたのに、と 一途に思う 心であって、ただ 月が 自分を帰すのだと |
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4恨めしかったのである。そうであるから、その 後は その ことが身に |
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1 体 用 用体 用 |
1動 接 名格 名格 動 接 動 過格 副 形 |
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2 用 未 未 未 体 |
2形 接 代格 名副助 * 打接 動 婉 名 係 |
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3 体 体 用 体 用 終 |
3動 推 接 格 動 完 名断接 副 名格 代格 動 終格 |
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4 用 体 終 |
4形 過断 接続 代格 名係 代格 名 名格 |
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1 しら |
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4 のち |
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