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1教へにも あらず。ただ 世の 中の 物語なるが ゆゑに、さる 筋の |
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2善悪の 論は しばらく 差し置きて、 さしも かかはらず、ただ |
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3 もののあはれを 知れる 方の 善きを 取り立てて、 |
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4善しとは したるなり。 この 心ばへを 物に たとへて 言はば、 |
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1教えでも ない。 ただ 世の 中の 物語なのであるから、そのような面の |
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2善悪の 論は しばらく そのままにしておいて、あまり こだわらず、ただ |
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3「もののあはれ」を知っているという方面のよいことを、特別に引き出して、 |
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4よいと しているのである。この 趣旨を 物に たとえて 言うならば、 |
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1 用 未終 体 体 |
1名 断係 補 打 副 名格 名格 名 断 格 名 格 * 名格 |
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2 用 未 用 |
2名 格 名係 副 動 接 副 動 打 副 |
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3 已体 体 用 |
3 名 格 動 存 名格 形 格 動 接 |
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4 終 用 体 終 用 未 |
4形 格係 動存 断 代格 名 格 名格 動 接 動 接 |
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3 かた |
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