和歌庭訓・12
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1採用せられて、勅撰を    承る 家督には 秘して 教へぬ ことを
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2庶子に     授けん こと しかるべしや。家領は 偽る ところの
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3なき ままに、我こそ  相伝と   称する 人も 見え 侍らず。道は
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4上に 見えぬ あひだ、  無窮の 偽りに 及ぶ。    しかれども、明察の
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