歌の大むね・13
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1後の 世の 人  「わかれより」と 言へるに  泥みて、  こは かならず
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2逢ひて 後の 歌ぞと 思ふは  いまだ 至らぬ 癖事なり。  さては、
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3「つれなく 見えし」と 言ひ、「暁ばかり うき ものは なし」と 言へる
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4  何の かひか ある。  たとひ 逢はずて 門より 帰りたりとも、
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