和歌庭訓・2
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1ごとくに、目は 二つ 横さまに、鼻は 一つ 縦さまなり。     昔より
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2変はる こと なけれども、しかも また 同じ 顔に あらず。されば、
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3歌も かくの ごとし。花を 白雲に まがへ、    木の葉を 時雨に
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4あやまつ          ことは  もとより 顔の ごとくに
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