等値線図の作成



【概要】
 オプション→モード→→等値線を選択することで、等値線(等高線)図および数値の2次元分布に比例した濃淡図を作成できます。
等値線の作図法は,線形補間法によるものです。

【準備】
X値、Y値および測定値の列を書き込んだデータファイルを作成し、読み込んでください。
(下の例では"z軸"になっていますが、その学問分野によっては縦軸をz軸とし、さらに下向きを正にとる場合があります)
測定点の配置によっては、稀に等値線図に三角形の空白が発生してしまう場合があります。
そのような場合には、データファイル内の行の順番を適当に入れ替えてみてください。
また、測定点が格子状に並んでいる場合には,
1  2  3 4
5  6  7  8
9 10 11 12
のように、測定点の番号をx軸横方向(等しいY値)に並べ、端まで行ったら"改行"すると作図が迅速に行われ、空白エラーが発生しません。すなわち、
x, y, z
0, 0, 1.1
1, 0, 0.9
2, 0, 0.8
3, 0, 0.85
0, 2, 0.9
1, 2, 1.0
2, 2, 0.95
3, 2, 0.8
0, 5, 0.9
1, 5, 0.95
2, 5, 0.8
3, 5, 0.75
0, 10, 0.8
1, 10, 0.7
2, 10, 0.65
3, 10, 0.8
のように並べてください。


割り当て列番号
データファイルからデータ系列として読みこむ3本の列(X, Y, V)とそれぞれの参照軸を設定します。

ところで,左下のワークシート形式のデータファイルブラウザは読取り専用で,編集はできません。

データ読み込み範囲
読み込み行範囲を設定する場所です。データファイルブラウザを参照して読みこむ行を決めて下さい。全て読みこんでも良い場合はデフォルト( [ 1]行目〜[最終]行目 )のままで結構です。コメント行は自動的に読み飛ばされます。読み込み停止行を入力する場合は,数字を入力後[Enter]キーを押してください。

等値線の設定
Fromに最小値、Toに最大値を入力してください。対数値の場合は0.01, 100など、10の整数乗を入力してください。
本数: 最大値の最小値の間に何本等値線を描くかを設定します。等値線の間隔は等差(対数刻みの場合、等比)です。
対数: 等値線の間隔を等比(10の整数乗)にします。
グラデーション: それぞれの位置の線形補間値に比例した濃淡図を描きます。最大値の位置が設定された色で、最小値の位置が白色となります。

線の属性
種類 : 線の種類を指定します。
幅 : 線の幅を設定します。
色 : 線の色を設定します。
   着色されている長方形の部分をダブルクリックすると,
   色の選択ダイアログボックスが現れます。


データ変換
単位の変換や絶対値への変換,伝導度から抵抗への変換など,元のデータファイルのデータは保持したままプロットされるデータ量を変換したい場合に用います。
例えば,軸のスケールをmからcmに変えたい場合は
変換後の Y = [Y*100   ]
などとします。
あるいは,横軸を50cmずらしたい場合には
変換後の X = [X+50      ]
などとします。X, Y, Zは大文字小文字どちらでも構いません。変換式を適用する場合は左のチェックをオンにします。
[数式の表記法]