データ系列の属性の設定
割り当て列番号
データファイルからデータ系列として読みこむ2本の列とそれぞれの参照軸を設定します。例えば,SamplesフォルダにあるError Bar.xygのデータ系列(Neutrino.prn)では,1列目(A列)と3列目(C列)を読みこみ,それぞれXb(下側横軸)とYl(左側縦軸)を参照してプロットします(下図)。

ところで,左下のワークシート形式のデータファイルブラウザは読取り専用で,編集はできません。
なお,Xb, Xtのコンボボックスの下端に,"12.."という文字があります。これを選択すると,列からXデータを読みこむ代わりに,1, 2, 3,...という数値がXデータとして与えられます。日付表示をしたい場合(例:\Samples\Date.xyg)やXデータが等間隔であるような場合に便利です。
データ読み込み範囲
読み込み行範囲を設定する場所です。データファイルブラウザを参照して読みこむ行を決めて下さい。全て読みこんでも良い場合はデフォルト( [ 1]行目〜[最終]行目 )のままで結構です。コメント行は自動的に読み飛ばされます。読み込み停止行を入力する場合は,数字を入力後[Enter]キーを押してください。
[欠損データの扱い]
読み込みスキップ
データの個数は1データ系列あたり2,500個に制限されています。これはメモリを節約することに加え,メタファイル出力の際のファイルサイズの肥大化を抑えるためです。また,プリンタの解像度を考慮しても2,500個以上のプロットは識別が困難で,意味がありません。一方,データロガの測定間隔が短い,あるいは測定期間が長い場合,2,500個を超えることも十分ありえます。そのような場合にデータを飛び飛びでプロットすることができます。例えば1個おきにプロットする場合は1を入力してください。読み込み範囲内の全てのデータをプロットする通常の場合はデフォルトの0のままにしておいてください。
エラーバー
各データ要素が多数の測定値の平均値であるような場合(例えばSamplesフォルダにあるError Bars),エラーバーにより誤差の範囲や最大・最小値や信頼区間を視覚的に表示できます。
---誤差幅が並んでいる列の番号の指定---
xlow : x値に関して,値が小さい側
ylow : y値に関して,値が小さい側
xhigh : x値に関して,値が大きい側
yhigh : y値に関して,値が大きい側
------------------------------------
標準偏差など,大小で同じ幅のエラーバーの場合,片側のみを設定すれば反対側にも同じ列番号が設定されます。
いずれも,空白であればエラーバーは表示されません。
データラベル
それぞれのマーク(データ要素)を説明するラベル(データラベル)がある場合(例えばSamplesフォルダにあるData Labels.xyg)に利用します。
ただし,データ系列が(関数描画を除き)複数の場合は見にくくなるため利用できません。
ラベルの位置は基本的にマークの直下になりますが,他のラベルやマークと重なる場合は自動的に上や左右にシフトします。どの位置にシフトしても重なる場合はそのデータ要素については表示されませんので,フォントサイズを小さくしたり,手動で凡例表示機能や矢印描画機能を利用して表示してください。
列番号 : データラベルが並んでいる列の番号を指定します。
空白であれば表示されません。
フォントのサイス: データラベルのフォントサイズを指定します。
線の属性
種類 : 線の種類を指定します。
幅 : 線の幅を設定します。
色 : 線の色を設定します。
着色されている長方形の部分をダブルクリックすると,
色の選択ダイアログボックスが現れます。
スプライン補間 :
3次スプライン補間曲線でデータを結びます(データの個数が100個以下の場合のみ)。対数軸の場合、対数スプライン補間が適用されます。
塗りつぶし:
線と下側横軸の間の領域を,線の色を若干薄くした色で塗りつぶします。
構成比の経時変化を示すのに効果的です。
点の属性
種類 : マーク(点)の種類を指定します。
サイズ : マークの大きさを設定します。
色 : マークの色を設定します。
3-D : 斜光効果による立体感を設定できます。
データ変換
単位の変換や絶対値への変換,伝導度から抵抗への変換など,元のデータファイルのデータは保持したままプロットされるデータ量を変換したい場合に用います。
例えば,縦軸の絶対温度をセ氏に変えたい場合は
変換後の Y = [Y-273.2 ]
とします。
あるいは,横軸の時間の単位をhourからdayに変えたい場合は
変換後の X = [X/24 ]
とします。X, Yは大文字小文字どちらでも構いません。変換式を適用する場合は左のチェックをオンにします。
[数式の表記法]