メタファイル形式での出力
メタファイルとは,Windowsの描画命令(GDI命令)をファイルにまとめたものです。メタファイル対応のワープロソフトやプレゼンテーション用ソフト等への貼り付けもしくは挿入が可能となります。出力形式をクリップボードへのコピーにするかメタファイルの作成にするかを選択できます。
。拡張子がwmfの旧式メタファイルと,emfの拡張メタファイルがあり,一般的には拡張メタファイルの使用が推奨されますが,中には対応していないソフトもあるため,旧式でも出力できるようにしています。どちらの形式にするかは[オプション]→[メタファイルの形式]で選択してください。デフォルトでは拡張形式となっています。
現在表示されている図のメタファイルを作成するには,
・
のクリック
・ Ctrl + Cのキープレス
・ メニューの[ファイル] → [メタファイル形式で出力]
のいずれかの操作を行います。すると「クリップボードにコピーしますか?」と聞いてきますので,クリップボード経由で貼り付けたい場合は[ はい ]をクリックしてください。メタファイルを作成したい場合は[ いいえ ]をクリックしてください。後者の場合,グラフ設定ファイルと同じフォルダに,ファイル出力されたメタファイルが作成されますので,それを貼り付け先のソフトの画像ファイル挿入機能(Word, PowerPointでは[挿入(I)]→[図(P)])を利用して読み込んでください。なおWindowsの能力不足により,拡張メタファイル(*.emf)であってもプロポーショナルフォントの文字間隔や曲線のスタイル等を端正に再現できない場合が時々あります。そのような場合,清書用の印刷には本ソフトウェア上から直接,重ね印刷をすることをおすすめします。
また,背景を紺色にした状態でこれを行うと,フォントやフレーム等の黒色が白に反転した図がコピーされますので,暗い色の背景に図を貼り付けたいときに有効です。
なお,メタファイルは寸法が小さいとマーク(点)の形や曲線が歪んでしまうため,印刷時のサイズの約4倍の大きさで出力するようにしています(ver.1.54以降)。そのため,貼り付けた後にサイズを縮小してください。