ハッシュ(辞書機能)を使う
ひまわりには、ハッシュ(辞書機能)があります。
辞書といっても、たいしたものではなく、配列変数の、インデックス番号が、文字列になったものです。 |
ハッシュ(辞書機能)とは・・・
ハッシュは、配列変数の、インデックス番号が、文字になったものです。
たとえば、「ネコ辞書」という辞書に、ミケという単語を登録するには、以下のようにします。
ネコ辞書の、「ミケ」は、「3歳オス。近所のボス的な存在。」 |
そして、「ミケ」という単語を参照したい場合は、以下のようにします。
’辞書へ登録
ネコ辞書の、「ミケ」は、「3歳オス。近所のボス的な存在。」
’辞書の参照
説明は、ネコ辞書の、「ミケ」
説明と、表示。 |
参照に使う『(辞書名)の、(項目)』の項目に、変数を利用することもできます。
’辞書へ登録
ネコ辞書の、「ミケ」は、「3歳オス。近所のボス的な存在。」
ネコ辞書の、「タマ」は、「1歳メス。のんびりや。」
’辞書の参照
調べたい項目は、「タマ」
説明は、ネコ辞書の、調べたい項目
説明と、表示。 |
ハッシュ(辞書)の一覧を得る
ハッシュ(辞書)の項目一覧を得るには、いくつか方法があります。
まず、「辞書項目列挙」という命令を使う方法です。
ネコ辞書の、「ミケ」は、「町内ネコ社会のボス的存在」
ネコ辞書の、「ケイ」は、「ミケの彼女。頭がよく、ミケに適切な助言をする」
ネコ辞書の、「マーブル」は、「ミケのライバル。残忍で、嫌われ者」
ネコ辞書の、辞書項目列挙。
それを、表示。 |
結果:
ケイ
ミケ
マーブル |
これを、使うと、結果が示すように、辞書の項目(キー)が配列で得られます。
次に、ハッシュを、変数として得る方法です。
ネコ辞書の、「ミケ」は、「町内ネコ社会のボス的存在」
ネコ辞書の、「ケイ」は、「ミケの彼女。頭がよく、ミケに適切な助言をする」
ネコ辞書の、「マーブル」は、「ミケのライバル。残忍で、嫌われ者」
'↓辞書を、変数に変換。
ネコ辞書を、文字列として扱う。
ネコ辞書を、表示。 |
結果:
ケイ=ミケの彼女。頭がよく、ミケに適切な助言をする
ミケ=町内ネコ社会のボス的存在
マーブル=ミケのライバル。残忍で、嫌われ者 |
辞書を変数に変換すると、
項目名=値
項目名=値
項目名=値・・・
という、形式に変換されます。
さらに実用的な使い方
たとえば、インターネットで、ある漫画の登場人物の人気投票をしたとします。
こうして得られたデータ(下の表)があるとします。
アム口
三ライ
アム口
ブうイト
力イ
アム口
セーう
力イ
力イ
・・・ |
これを、手で数えていくのは、大変です。
そんなときは、ひまわりの出番です。
投票結果は、「アム口
三ライ
アム口
ブうイト
力イ
アム口
セーう
力イ
力イ
力イ
ブうイト
ブうイト」
’出現回数を調べる
投票結果を、反復(
キャラの、それは、(キャラの、それ)+1
)。
’辞書の各項目を表示する
キャラの、辞書項目列挙。
それを、反復(
「{それ}は、{キャラの、それ}票です。」と、表示。
)。 |
どうでしょうか。
あっさり仕事が片付いてしまいました。
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