いろんな形式に整形する

ひまわりで、数値をカンマを区切ったり、その他もろもろ整形してみます。

【難易度】☆


なぜ文字列を整形するのか?

 なぜ、文字列を整形したいのか?
 プログラムを作っていると、さまざまな状況が考えられると思いますけど、データを見やすくしたいって衝動はよく沸いてくるものです。
 たとえば、金額を足し算するプログラムを作ったとして、235,400 円と表示したいとして、235400 だと、そっけないし、やはり、3桁ずつカンマで数値を区切りたくなるというのが、人情ってやつです。
 ひまわりでは、さまざまな文字列整形の命令を備えています。

通貨形式に変換

 さて、前置きはそのくらいにして、金額をカンマで区切って表示してみましょう。
金額は、4000 + 5000 + 2200 + 5400 + 10000
' 金額を、表示。
金額を、通貨形式に変換して、表示。
 どうでしょうか?簡単です。
 ただ、注意しなくてはならないのは、ひまわりの命令は、実行した結果を、一度、『それ』という名前の変数に代入します。
 ですから、上のプログラムは、以下のように書くのと同じなんです。
金額は、4000 + 5000 + 2200 + 5400 + 10000
' 金額を、表示。
金額を、通貨形式に変換
それを、表示。

もろもろの桁揃え系の命令

 それから、よく使いそうな命令は、エディタの左側の命令タブで、『文字列処理 - 形式指定』と開けていくと以下のような命令群があります。
値は、1234
値を、6桁で、右寄せして、表示。  ’結果は、001234
値を、6桁の、ゼロで埋めて、表示。 ’結果は、__1234
 それから、もうちょっとマニアックな桁揃えをするには、『指定形式に変換』命令を使います。これは、ひまわりの親である、Delphi の、Format命令を利用した変換が使えますが、これの説明は、マニュアルにゆずります。(こちら)。

その他の形式変換系の命令

 変換といえば、ひらがなをカタカナに変換したり、半角全角変換、文字コードを変換すると言った基本的な文字列操作命令も簡単に使えるのがひまわりの魅力です。
値は、『AaAaあア123123』
値を、英数半角変換して、表示。
値を、半角変換して、表示。
値を、全角変換して、表示。
値を、大文字変換して、表示。
値を、ひらがな変換して、表示。
値を、カタカナ変換して、表示。
 あと、意外に活躍してくれるのが、『行揃え』命令です。
 これを使うと、改行のない一行がとても長い文章を、指定桁数で区切ってくれます。
『長い長い、とても一行が長い文章を、適当に改行してくれます。』を、
10バイトで、行揃えして、表示。
《以下実行結果》
長い長い、
とても一行
が長い文章
を、適当に
改行してく
れます。
 どうでしょうか?
 メールマガジンを発行されている方など、非常によく便利だと思います。(実際、私が、メルマガを発行するときに、機能追加した命令だったりします。)

まとめ

 なんだかんだ言っても、文字列処理が簡単にできるのが、ひまわりの魅力ですね。

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