エラー処理


仕事で使ってもらえるような、実用的なプログラムを組もうと思ったら、エラー処理をしておく必要があります。
ちょっとしたトラブルが起きたときに、ソフトが強制終了して、データが消えてしまった!なんて、カッコ悪いですからね。

エラー処理に使う命令

エラーを無視 エラーが起きても警告を表示せず、そのまま実行を続けます。
エラーを警告 エラーが起きたら、ユーザーに処理を続けるかどうか尋ねます。(通常動作)
エラー処理設定 エラーが起きたとき、実行する処理ラベルを、設定します。
エラーから復帰 エラー処理実行後、エラー発生個所直後に戻ります。

簡単なサンプル

以下の二つを比べてください。どちらも、存在しないファイルを、開こうとしていますので、エラーが発生します。そのときの、プログラムの挙動を比べてみてください。エラーを無視すると、何事もなかったかのように、プログラムの実行を続けますが、エラーを警告にすると、ユーザーに、エラーが発生したけれども、実行を続けるかどうかと、尋ねます。

エラーを無視 エラーを警告
{ファイルを読み込む}
エラーを無視
「存在しないファイル名.txt」を、開く。
それを、表示。
{ファイルを読み込む}
エラーを警告
「存在しないファイル名.txt」を、開く。
それを、表示。

エラーなら、ラベルジャンプ

エラー処理設定
{ファイルを読み込む}

ファイルが開けないときに、エラー処理設定

「存在しないファイル名.txt」を、開く。
それを、表示。
待機。

*ファイルが開けないとき
  「ファイルが開けません」と、表示。
  エラーから復帰。

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