測定値自動入力システム

ユーザーズマニュアル V2.5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【製品概要】

 

「DRS」は、測定値の記録を出来る限り自動化し、効率化及びコスト削減を進めると共に、作業負荷を低減する事を目的とします。また、測定値の合否判定を自動化する事で、品質向上にも貢献致します。

「DRS」作業画面

 

【対象】

 

*DRSは、品質保証体制強化・コストダウン推進を行いたい経営者様、具体的な管理・コストダウンを行いたい現場責任者様、確実な作業・作業負荷低減を行いたい測定者様を対象としております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【製品特徴】

 

測定の効率化

 1つの製品で最大100箇所測定可能。

* 測定データはボタン1つで入力可能。

* 次に測定する箇所を自動選択。

* 測定対象製品は、いつでもボタン1つで切り替え可能。

* 最大限の自動化で測定値記入時間を大幅に短縮可能(当社比4分の1)。

品質向上

* 製品の寸法、公差、狙い目を記入したファイルを一度準備すれば、自動で合否を判定し、不良品流出を防止。

* 不合格箇所の履歴を記録。

測定機器

* 最大10台の測定器を、1台のPCにRS232Cで接続可能。

* 10台以上の測定機器を使用したい場合は、2台以上のPCで対応可能。

* 測定器はボタン1つで切り替え可能。

* 豊富な設定項目で様々な測定器に対応。

* 測定器はボタン1つで切り替え可能。

図面

* 図面ファイルを一度準備すれば、自動表示可能。

* メイン画面の測定箇所に対応する、図面上の測定箇所を自動ズーム可能。

* 図面上の測定箇所で使用すべき測定器を表示可能。

ユーザー関連

* 1つのユーザー名で最大48個の製品を測定可能。

* 登録出来るユーザー数は無制限。

* ユーザーの測定履歴、測定日時、測定時間、1箇所当たりの測定時間を記録。

ファイル関連

* 測定データファイルの準備及び保存は全自動。

* 一度DRSを終了しても、再度DRSを起動すれば、ファイルを自動的に読み込み、測定を再開可能。

* ファイル名に号機、測定者名、製品名、年月日を自動入力。

システム構成

* ネットワーク対応なので、柔軟にシステムを構築可能。

ISO9001対応

* 記録管理に関する要求事項に対応可能。

検査成績表

* 「DRS」の測定データを元に検査成績表を自動作成。

* 「DRS」で図面上の測定箇所を指定すれば、自動作成された検査成績表用図面を自動で取り込みます。

* 最大値・最小値・平均値・バラツキ幅・Cp・Cpkも自動表示。

 

 

 

 

 

 

 

【運用までの流れ】

 

@     測定機器との接続設定

 各測定機器との通信設定を「F1」キーから「F10」キーに割り当てます。

A     フォルダの作成

* 任意の場所に製品フォルダ・ユーザーフォルダを作成します。

B     ユーザーの作成

* 測定するユーザーを作成します。

C     運用

* 「DRS」起動後、ユーザーを選択し、測定を行います。

* 必要に応じて、製品の登録・解除、寸法ファイル・図面ファイルの準備、測定箇所・測定機器の指定を行います。

 

 

【必須事項】

 

* インテル社製 Pentium4 2.0GHz以上推

* メモリ 512MB以上

* 解像度 1024x786以上

* マイクロソフト社製 EXCELがインストール済みである事

* マイクロソフト社製 .NET Frameworkがインストール済である事(無償)

* PC側からの命令で測定器が測定値を出力する事

* 測定機器から出力されるデータが固定長である事

* PC側及び測定機器側の命令が、CR、LF,CR+LFのいずれかで完了する事(その他は順次対応)

 

【テスト済測定機器及び中間機器】

 

* ニコン社製デジタルマイクロ表示ユニット MFC−101(デジタルマイクロ)

* ニコン社製カウンタ SC−213/SC−212(投影機)

* ミツトヨ社製 MUX−10F(マイクロメータ等)

 

【テスト済USBtoシリアルケーブル】

 

* エレコム社製 UC−SGT

 

【ソフトウェアライセンス】

 

* 1台のPCに対して、1ライセンスが必要となります

 

 検査成績表サンプル

 

【第1章 インストール】

 

1.インストールCDの「Package」フォルダ内にある「setup.exe」をダブルクリックし、インストーラーを起動します。

2.画面の指示に従い、インストールを行います。

※インストール先は変更しないで下さい。

3.同梱されている「USBキー」をパソコンに挿し、「スタートメニュー」から「DRS」を起動します。

4.「利用許諾契約」を読み、「利用許諾契約に同意する」にチェックを入れ、「同意」ボタンを押して下さい。

5.「シリアル番号」を入力し、「OK」ボタンを押して下さい。

6.「ユーザー選択画面」が表示されたら、「終了」ボタンを押して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第2章 測定機器の接続・設定】

 

1.PC側シリアルポートと測定機器側シリアルポートを「測定器メーカー指定のシリアルケーブル」で接続します。

2.「デスクトップ」の「マイコンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択後、「システムのプロパティ」を表示します。「ハードウェア」のタブを選択し、「デバイス マネージャ」を表示します。「ポート(COMとLPT)」をクリックし、PC側シリアルポートの「COM番号」を確認します。

3.「スタート」から「DRS」を起動し、「設定」ボタンを押して、「設定画面」を表示します。

4.「設定画面」の「キー選択」から設定を割り当てたいキーを選びます。

5.先ほど確認した「COM番号」を「COMポート番号」から選択します。

6.測定機器のマニュアルに記載されている通信方式を「ハンドシェイク」から選択します。通信方式が記載されていない場合は「RTS」を選択して下さい。

7.測定機器のマニュアルに記載されている、「ボーレート」・「パリティー」・「データ長」・「ストップビット」を選択して下さい。

8.測定機器のマニュアルに記載されている、測定値取得命令を「データ取得用コマンド」に入力して下さい。続いて、PC側・測定機器側の命令完了文字(デリミタ)を「PC側送信完了文字」と「機器側送信完了文字」から選択して下さい。

9.測定機器のマニュアルに従い、通信して得たデータから測定値を取り出す設定を行います。測定機器から取得するデータのどの位置から測定値が始まるか確認し、「データ開始位置」に入力します。次に、測定値が何文字あるか確認し、「データ長」に入力します。分からない場合は、「通信テスト」ボタンを押し、取得したデータで確認して下さい。

例:測定機器から出力されるデータ内の測定値が5文字目から8文字続く場合、「データ開始位置」は「5」、「データ長」は「8」となります。

 

10.「DRS」のメイン画面に表示したい測定器名を「表示用機器名」に入力します。使用した測定機器名をEXCELファイルに表示したい場合は、「入力用機器名」に測定器名を入力します。

11.「通信テスト」ボタンを押し、測定値が取得出来るか確認して下さい。

12.問題なく通信出来たら、「OK」ボタンを押し、設定を保存して下さい。

13.測定機器が複数ある場合は、この章の1から繰り返して下さい

 

ミツトヨ社製MUX−10F用設定例

 

ニコン社製デジタルマイクロ表示ユニットMFC−101用設定例

 

ニコン社製カウンタSC−213/SC−212用設定例

 

【第3章 製品フォルダ・ユーザーフォルダの作成】

 

1.「寸法ファイル」・「図面ファイル」・「測定記録」の保存先を作成します。任意の場所に、「製品」(任意)と言う名前のフォルダを作成して下さい。

注:フォルダ作成場所は、Windowsネットワーク上の共有フォルダでもかまいませんが、測定に使用するPCからアクセス出来るようにして下さい。

2.作成した「製品」フォルダの中に、取引先名のフォルダを作成して下さい。

3.作成した取引先名のフォルダの中に、製品名のフォルダを作成して下さい。

4.必要に応じて随時、取引先名・製品名のフォルダを作成して下さい。

 

 

5.任意の場所に、「担当」(任意)と言う名前のフォルダを作成して下さい。バックアップの観点から、先ほど作成した「製品」フォルダの中に作成する事をお勧めします。

6.「スタート」から「DRS」を起動後、「ユーザー選択」の「設定」ボタンを押し、設定画面を表示します。「製品フォルダ設定」で、先程作成した「製品」フォルダを指定後、「OK」ボタンを押し、設定を保存します。

注1:必ずフォルダツリー上で、「製品」フォルダが選択された状態で「OK」ボタンを押して下さい。

注2:Windowsネットワーク上に「製品」フォルダを作成した場合は、「フォルダパス」に「製品」フォルダまでのパスを記入し、フォルダツリーが表示される事を確認した後、「OK」ボタンを押し、設定を保存します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第4章 ユーザーの新規作成・削除・新規登録】

 

1.新規にユーザーを登録するには、「スタート」から「DRS」を起動後、「ユーザー選択」の「新規作成」ボタンを押します。第三章で作成した、「担当」フォルダを選択後、「ユーザー作成」の「ファイル名」にユーザー名を入力し、「保存」ボタンを押します。

2.作成したユーザーを「ユーザー選択」のリストから削除するには、ユーザー名を選択後、「削除」ボタンを押します。

注:「ユーザー選択」のリストからユーザーを削除しても、「担当」フォルダにはユーザーの設定ファイルが残ります。ユーザーを完全に削除したい場合には、「担当」フォルダ内のユーザーフォルダも削除して下さい。

3.「ユーザー選択」のリストから削除したユーザーを再度登録したい場合や、複数のPCを使用し測定を行う際に他のPCで作成したユーザー情報を登録したい場合は、「新規登録」を使用します。「新規登録」ボタンを押した後、「担当」フォルダ内のユーザーフォルダにある、「Directory.dat」を選択して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第5章 運用の基本】

 

1.以上の設定が終われば、製品を登録するだけで「DRS」の基本的な運用が可能となります。

2.製品を登録するには、「測定開始」状態で「機械番号」を変更し、「測定準備」状態で、「製品名」の「選択」ボタンを押します。製品名のフォルダを選択後、製品名までのパスが表示されたのを確認し、「登録」ボタンを押します。

注:測定する必要がなくなった製品は、「登録解除」して下さい。「DRS」の起動時間を大幅に短縮する事が出来ます。

3.「DRS」のメイン画面を表示するには、「ユーザー選択」でユーザーを選択した後、「決定」ボタンを押します。測定データは1箇所測定する度に保存されますので、メイン画面右上の「X」ボタンを押す事で、何時でも「DRS」を終了させる事が可能です。測定を開始するには、「開始」ボタンを押し、「測定開始」状態にします。また、「ESC」キーを押すことで、「測定準備」状態となります。

@「測定器」現在選択されている測定器名を表示します。F1〜F10キーで測定器を変更します。また、F11キー・F12キーを押す事で、強制的に「NG」・「OK」判定が行えます。

A「機械番号」現在の測定対象製品番号を表示します。「測定開始」状態で、キーボードの「q w e r t y u i o p @ [ ] a s d f g h j k l ; : 」の24個のキーを押すと測定対象製品番号が変わります(「SHIFT」キー使用で計48個の製品を選択出来ます)。

B「製品名」現在の測定対象製品名を表示します。「測定準備」状態で、「選択」ボタンを押すことで、製品の登録・解除が行えます。

C「日付」選択した日付の測定データを読み込みます。但し、現在登録してある製品が指定した日付に登録してあった製品と違う場合、変更前の製品の測定データを呼び出す事は出来ません。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

D「測定値リスト」現在の測定対象製品の測定データが表示されます。

E「開始」このボタンを押すと、「測定開始」状態なり、スペースキーを押すことで、測定機器から測定値を取得・自動入力する事が可能となります。「ESC」キーを押すと、「測定準備」状態になります。

F「入力先番号」現在の測定値入力先番号を表示します。「チェック」が入った状態では、自動で次の測定値入力先番号を検索・選択します。また、「検索」ボタンを押すと、手動で次の測定値入力先番号を検索・選択します。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

G「手動数値入力」手動で数値を入力したい場合に使用します。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

H「手動文字入力」メモ等を入力したい場合に使用します。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

 

【第6章 寸法ファイルの準備】

 

1.測定する際、寸法・公差を表示し、合否判定を行う為には、製品名のフォルダの中に寸法ファイルを準備し、自動的に読み込ませる必要があります。寸法ファイルを作成するためには、EXCELを起動します。

2.EXCELの「A列」に寸法・「B列」に公差上限値・「C列」に公差下限値・「D列」に狙い寸法を入力します。入力する寸法が複数ある場合は、行を変えて同じ様に入力します。また、寸法とは別に、「外観」等のメモも入力可能です。

注:効率良く測定する為に、同じ測定器で測定出来る順序で寸法を入力して下さい。また、同じ測定器で測定する際も、極力連続して測定出来る順序で寸法を入力して下さい。

3.入力を終えたら、製品名のフォルダの中に、必ず「Data.xls」と言うファイル名で保存して下さい。

 

 

【第7章 図面ファイルの準備】

 

1.測定する際、図面を表示するには、図面ファイルを準備し、自動的に読み込ませる必要があります。最初に、スキャナー等を使用し、図面を白黒200dpi程度で取り込み、JPEG形式で保存して下さい。

2.図面のファイル名を、製品名のフォルダ名と同じにして下さい。

例:製品名のフォルダ名が「F91−777−02 シャフト」なら、図面ファイル名は「F91−777−02 シャフト.jpg」となります。

3.図面ファイルを、製品名のフォルダの中に移動して下さい。

4.一度図面ファイルを準備すれば、図面表示画面に図面が自動で表示されます。「縮小図面」上をクリック・移動すると、「拡大図面」上に反映されます。又、「拡大図面」上もクリック・移動する事が可能です。「拡大」ボタンを押した場合、「拡大図面」が図面表示画面全体に表示されます(キーボードの「CTRL」キーでも切り替え可能)。

 

【第8章 測定箇所・測定機器の指定】

 

1.測定する際に図面が読み込まれていれば、「DRS」メイン画面の測定箇所に対して、「縮小図面上の測定指定箇所にマーキングを表示」・「拡大図面上の測定指定箇所のズーム」・「指定測定器名の表示」が可能です。

2.最初に、「DRS」メイン画面の「測定値」列の測定箇所をクリックします。

3.次に、図面表示画面の「測定箇所指定」ボタンを押し、「縮小図面」上の任意の場所をクリックします(クリックしながら移動可能)。

注:検査成績表用図面はここで指定した位置に番号を表記し、作成されます。検査成績表用図面を作成する場合には、位置を考慮して下さい。「SHIFT」キーを押すと、全指定箇所が表示される為、位置関係が把握し易くなります。

4.使用する測定器名を指定・表示したい場合は、ドロップダウンリストから測定器名を選択します。

5.「OK」ボタンを押すと設定を保存し、「Cancel」ボタンを押すと設定を取り消します。「Reset」ボタンを押した場合は、指定位置が左上に移動し、指定測定器名が「指定なし」に変更されます。

 

【第9章 データ類】

 

1.測定データは、製品名のフォルダの中に作られた、「Data」フォルダの中に保存されます。測定データはEXCELファイルとして保存されており、Sheet1に寸法・公差上限・公差下限・測定器名・測定値・合否判定が記入されています。Sheet2には、寸法・補正値が記入されています。

2.測定者記録・不合格記録は「製品」フォルダの中に作られた、「DRSログ」フォルダの中に保存されます。

 

【第10章 検査成績表の作成】

 

1.インストールCD内の「EXCEL」フォルダ内にある、「検査成績表_原版.xls」を製品名のフォルダにコピーし、実行します。

2.「マクロ無効」状態で起動したら、「図番」・「品番」・「製品名」を記入し、「ファイル」メニューから「上書き保存」後、一旦EXCEL終了します。

注:「ツール」メニューの「マクロ」→「セキュリティー」の設定を「中」以下にして下さい。

3.実際に検査成績表を作成するには、「検査成績表_原版.xls」を起動し、「操作パネル」シートを表示します。「No.1データ読み込み」〜「No.10データ読み込み」では、個別にデータを読み込む事が出来ます。「連続読み込み」では、指定したフォルダから10個のファイルを自動で読み込みます。「検査成績表」シートの必要事項を記入後、「操作パネル」シートの「保存」を押すと、「検査成績表」フォルダを自動作成し、作成日のファイル名でファイルを保存します。同日にファイルを保存した場合には、自動連番を付記し、ファイルを保存します。

注:検査箇所番号を明記した図面を自動で読み込ませるには、事前に「DRS」の図面表示画面で測定箇所を指定後、「スペースキー」を押し、図面(Data.jpg)を製品名のフォルダに自動保存する必要があります。

4.「検査成績表_原版.xls」を終了する場合は、「操作パネル」シートの「強制終了」を使用して下さい。原版が上書きされるのを防ぎます。

5.必要に応じて、「最大・最小値強調」・「バラツキ判定」・「合否判定」を使用して下さい。「最大・最小値強調」は測定データの最大値・最小値の項目の文字を強調表示させます。「バラツキ判定」は測定データにバラツキ幅を加減算し、規格から外れた項目の背景色を赤色にします。「合否判定」は測定データの合否判定を行い、規格から外れた項目の文字を赤色にします(この機能を使用しなくとも「DRS」の判定を元に合否判定は表示されます)。「元に戻す」を使用すると、文字色・背景色は元に戻ります。

 

 「操作パネル」シート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第11章 Q&A集】

 

Q.「DRS」は日常検査・出荷検査・受け入れ検査・データ分析に有効ですが、全数検査には対応出来ませんか?

A.現在の仕様では、1つの製品で100箇所までしか測定出来ません。仕様変更が必要な場合はご相談下さい。

Q.通信完了文字は3種類以外にも対応出来ますか?

A.ご検討させて頂きますので、ご相談下さい。

Q.RS232C以外の通信方法を採用した測定機器には対応出来ませんか?

A.ご検討させて頂きますので、ご相談下さい。

Q.RS232Cボードの対応は?

A.RS232Cボードでの実績も御座います。汎用的なRS232Cボードであれば使用出来ます。

Q.フットスイッチへの対応は?

A.検討中ですが、市販USBフットスイッチで対応可能かもしれません。キーボードを床に置き代用して下さい。

Q.バグが見つかったのですが?

A.対策を検討させて頂き、修正ファイルを発行する予定です。お手数をお掛け致しますが、ご連絡下さい。

Q.「DRS」使用中にEXCELを起動したら、正常に動作しなくなりました。

A.「DRS」は内部でEXCELを呼び出します。「DRS」使用中は、EXCELを起動しないで下さい。

Q.同じユーザー名で「DRS」を複数台のPCで起動した際、2台目以降のPCでエラーが発生します。

A.最初に起動した「DRS」により、EXCELファイルがロックされるのが原因です。

Q.一度「DRS」が異常終了すると、正常に動作しません。

A.内部でEXCELが起動しているのが原因です。「タスクマネージャ」で終了させるか、PCを再起動して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録1】

 

「DRS」使用キー 一覧表

@ 測定開始」状態を解除し、「測定準備」状態にします。

A 使用する測定器を変更します。

B 強制的に「NG」・「OK」判定をします。

C 測定時は必ずOFFにして下さい。キー入力を受け付けなくなります。

D 製品番号(機械番号)を変更します。「測定開始」状態でのみ使用出来ます。

E 製品番号を24番以上に変更する場合は、このキーを押しながらDのキーを押して下さい。

E 図面表示画面がアクティブな状態では、全測定指定箇所を表示します。

F 図面表示画面の「拡大図面」を最大化・最小化します。

G       測定値を取り込みます。「測定開始」状態でのみ使用出来ます。

G 図面表示画面がアクティブな状態では、検査成績表用図面を保存します。

H 使用しないで下さい。キー入力を受け付けなくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録2】

 

「DRS」メイン画面 機能一覧表

@ 現在選択されている測定器名を表示します。F1〜F10キーで測定器を変更します。

A 現在の測定対象製品番号を表示します。

B 現在の測定対象製品名を表示します。

C 選択した日付の測定データを読み込みます。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

D 現在の測定対象製品の測定データが表示されます。

E このボタンを押すと、「測定開始」状態なり、「ESC」キーを押すと、「測定準備」状態になります。

F 現在の測定値入力先番号を表示します。

G 手動で数値を入力したい場合に使用します。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

H メモ等を入力したい場合に使用します。この機能は「測定準備」状態で使用できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録3】

 

図面表示画面 機能一覧表

@ 「縮小図面」を表示します。この画面のクリックされた箇所が、「拡大図面」に表示されます。

A 「拡大図面」を表示します。この画面はクリックして移動出来ます。

B 「指定測定器名」を表示します。

C 「拡大図面」を最大化・最小化します。

D 「DRS」メイン画面の各測定箇所が、図面上の何処か表示したい場合に使用します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録4】

 

「DRS」運用フローチャート

1.一度だけ、インストールから、「担当」フォルダ作成まで行います。

2.必要に応じて、ユーザー作成を行います。

3.基本的な運用を行うには、必要に応じて、「製品名」フォルダ作成・製品登録・製品登録解除を行います。

4.日常的には、測定のみ行います。

5.必要に応じて、寸法ファイル作成・図面ファイル作成・図面上測定箇所指定・測定器指定を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録5】

 

「DRS」運用のヒント ユーザー編

1.「DRS」は、1つのユーザー名で48個の製品(各製品は100箇所まで測定可能)の測定データを1日1回入力出来ます。

2.現場で日に3回測定データを入力したい場合は、ユーザー名を「山田太郎(朝)」・「山田太郎(昼)」・「山田太郎(夕)」の様に3人分登録し、各ユーザー名に対して同じ製品を登録します。また、「Data.xls」に同じ製品の寸法を3回分登録する方法もありますが、この場合は1個の製品で測定出来るのは33箇所に限定されます。

3.様々な協力会社から入荷した製品に対して、受け入れ検査を効率良く行いたい場合は、ユーザー名を、「山田太郎(A精密)」・「山田太郎(B製作所)」・「山田太郎(C鉄工所)」の様に登録し、各ユーザー名に対して協力会社の製品を登録します。又、1種類の製品に対して、n=5の様に何個か抜き取り検査を行う場合、1つのユーザー名に都度対象製品を登録・登録解除します。この方法が面倒な場合は、「山田太郎(A精密 シャフト)」の様に、製品毎にユーザー名を登録する方法もあります。登録ユーザーが多くなる場合は、「担当」フォルダを「設定」で切り替える事も可能です。

4.工程管理の為に、単純にデータを取りたい場合は、「CP値」等、専用の「製品名」フォルダを作成し、0号機に登録します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【付録6】

 

「DRS」運用のヒント データ管理編

1.「DRS」はネットワーク対応ですので、拠点間による運用も可能です。但し、通信速度によっては、データの読み込み・書き込みに時間がかかる場合があります。極力各拠点にサーバーを設置し、図面等のデータ管理を行う事をお勧めします。

2.図面表示画面を使用するのであれば、ISO9001の文書管理に関する規定に対応すべく、図面に「制定記号・改定番号・出図印を」を入れてからPCに取り込み、図面管理台帳にて管理する事をお勧めします(サンプルデータ参照)。

3.保存される測定データファイルには、担当者名・号機・製品名・日付が入る為、そのままでISO9001の記録管理に関する規定に対応可能です。また、定期的にバックアップを取る事をお勧めします。

4.不合格のログはデータ分析に使用出来ます。必要に応じて整理する事をお勧めします。

5.測定者に関するログは、測定の有無確認・測定時間管理に使用出来ます。「DRS」を現場で使用する場合は、生産終了製品の登録解除を行う事をお勧めします。

6.検査成績表を作成する際、「連続読み込み」で読み込めるデータは10個までです。「Data」フォルダ内に「使用済みデータ」・「読み込み用フォルダ」・「ロットアウトデータ」等を作成し、測定データを整理する事をお勧めします。

 

開発 大矢祐資

販売 ダイヤ精密(株)

※ 余儀なく仕様を変更する場合が御座いますが、御了承下さい。