title rayco 2

First Step Guide

Lighting Editor RAYCO 2 は照度分布図を作成するソフトウエアです。照明器具を配灯して照明計算をし、分布図を描きます。まず例題に沿ってプロジェクトをひとつ作ってみましょう。データ入力はすべて半角文字で行ってください。

map1

1 LGTファイルの作成
2 計算範囲の作成
3 光源の選択
4 光源の編集
5 光源の配灯
6 計算を開始
7 分布図の編集
8 保存
9 終了


1 LGTファイルの作成

プログラムを立ち上げる前に元になる配光データ(LGTファイル)を作成する必要がありますが、今回はサンプルを使うので省略します。LGTファイルの作成方法はフォーマット仕様書(format.txt) を参照してください。

2 計算範囲の作成

それではプログラムを起動します。  Edit -> Area を選択。

menu_edit

水平面に幅20m、奥行き3mの計算面を作ります。
計算面の向きを指定します。デフォルトでは X-Z 面を作るようになっているのでそのままにしておきます。

X-Y 正面
X-Z 水平面
Z-Y 側面

計算範囲を指定します。Xが0mから20mまで、Zが0mから3mまでとなります。
分割ピッチはとりあえず standard に してみましょう。

dlg_area

btn_ok ボタンを押してダイアログを閉じます。


3 光源の選択

 Edit -> Light を選択し光源ダイアログを表示します。




光源ダイアログのセル[name,1]をダブルクリックしてインデックスダイアログを表示します。
 File ボタンを押してファイルダイアログを表示しファイル sample.lgt を選択します。
リストに光源名が表示されます。そのなかのBz3を選択し、ダブルクリックすると配光曲線図が描画されます。
 Insert ボタンを押すと光源リストに登録されます。



4 光源の編集


5 光源の配灯

光源ダイアログのセル[num,1]をダブルクリックして配灯ダイアログを表示します。
高さ2.3mで、X方向に3mピッチで6台、Z方向に0.5mピッチで9台の54台を配灯します。

View が top になっているとき左下が原点です。
距離の単位はメートル、Yが高さ、Zが奥行きです。
器具の回転は鉛直角度と水平角度で指定します。theta は鉛直角、phiは水平角です。

水平角は上から見下ろしたとき右側が0度、奥が90度

           90
           l
     180---+--- 0
           l
          270

鉛直角は真下が0度、真上が180度

      180
           l
      +---90
           l
      0

もし光源を鉛直角を35度に傾け、手前側に向けたければ、theta=35 phi=270 になります。

範囲を選択すれば一括して書きこむことができます。
[theta,1] から[phi,6]まで範囲を指定して0キーを入力すれば各セルに0が入力されます。

btn_okボタンを押して配灯ダイアログを閉じます。光源ダイアログも btn_okボタンで閉じます。
これで計算に必要なデータは揃いました。

6 計算を開始

 Edit -> Calc で計算を開始します。







7 分布図の編集

 View -> Color Bar でカラーバーダイアログを表示し表示色の編集をしましょう。
Maxで約1000ルクスないので0から1000までの間で分割してみます。




コンター図に書かれた照度値は照度値の上にマウスポインタを乗せドラッグすれば移動できます。
照度値の上でマウスポインタをクリックしてからDeleteキーを押せば文字列を削除できます。


8 保存

 File -> Save As を選択。希望の場所に保存してください。
一度保存をするとLGTデータはプロジェクトの中のLGTファイルとして別に保存されます。


9 終了

トップメニューから Quit を押して終了します。




データ入力の注意事項

データ入力はすべて半角文字で行ってください。


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