マクロを使ってみよう
1、マクロとは
2、システムマクロとユーザーマクロ
3、マクロの利点
マクロとは
このツールでは、ある特定の文字列を別の文字列に置き換えることのできる文字列のことを指します。
言葉だけでは分かりづらいと思うので、とりあえずイメージツールの[ファイル参照]を押して何か画像を読み込んでみて下さい。

次に、原点座標ツールの"X"の項目に、#Image.Width#/2と入力してみて下さい。

その次に、"Y"の項目に、#Image.Height#/2と入力して下さい。

最後に、"Z"の項目をクリックしてください。

原点が画像の真ん中に来ましたでしょうか?
この#Image.Width#/2が31.5に、#Image.Height#/2が64に変化することをマクロと呼び、
"#Image.Width#/2"や"#Image.Height#/2"のことをマクロのキー、"31.5"や"64"のことをマクロの値と呼びます。
システムマクロとユーザーマクロ
マクロには、値が自動で更新されるシステムマクロと、ユーザーが自分で設定できるユーザーマクロがあります。
マクロの一覧はマクロデータフォームで確認することができます。

Systemタブにあるマクロは全てシステムマクロでマクロとはで説明した#Image.Width#や#Image.Height#もシステムマクロです。
画像を読み込んだときに値が自動で更新されますので、実際に試して見ましょう。
では現在読み込んでいる画像とは違う画像を読み込んでみて下さい。

Image.WidthとImage.Heightの値は変化しましたでしょうか?
このように画像を読み込んだ時や、他にもレイヤーを選択した時、追加した時などもシステムマクロの値は自動で変化します。
反対に自分で手動で設定できるのがユーザーマクロです。

Userタブにあるマクロが全てユーザーマクロとなり、自分のゲームで使用するものに合わせて設定して下さい。
マクロの利点
マクロを利用すると色々便利です。例えば、原点座標を常に画像の真ん中にしたい場合などはマクロとはで説明したように、
原点座標ツールに、#Image.Width#/2、#Image.Height#/2と記述して置けば、違う画像を読み込んだとしても常に画像の真ん中に原点がくるように設定できます。
また、主人公の攻撃力を#HeroAttack#というキーで、値が10などに設定しておけば、やっぱり主人公の攻撃力を50にしたいなどと思ったときに、
主人公の攻撃力を使用している箇所を、10→50に1つずつ変更するのではなく、マクロの値を変更するだけで主人公の攻撃力は全て変更することができたりします。