あらすじ

 

    かしむかし、そのまた昔、北風と太陽が何度目かの喧嘩をした時の事。その日の太陽は絶不調。

    ついに北風に負けてしまい、なんと火が消えてしまった。地上のあらゆる生物は突然の事に大慌て。

    混乱が混乱を呼び、あわや大惨事……といった所で、偉大なる魔女が太陽に火を灯し、世界に平和

    をもたらしました。そして魔女は魔法を悪用される事を恐れ、地下迷宮にその魔法を封じたのでした。

 

    は変わって千年後、偉大なる魔女が灯した太陽の火が、魔法の力を失って消えてしまった!!

    「こりゃあ大変さあ大変、また太陽に火を灯さなきゃ」

    偉大な魔女は考えた。しかし腰が痛くて動けない。ああ、こんな事ならもったいぶって太陽に火を灯す

    魔法を封じたりするんじゃなかった。なんて思っても後の祭り。

    仕方なく、まだ幼い孫娘に、小さなお供を一匹つけて、地下迷宮へと送り出すのでした。