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クラスの型

WSDmouse

メソッド関数仕様



WSGIappMouse 関数の説明

書式
WSDmouse* WSGIappMouse()
機能
アプリケーションに一つ存在するマウスのグローバルインスタンスを取得します。 WSDmouse クラスへのアクセスはこの関数を介して行います。
処理
引数
なし。
返値
マウスインスタンス
注意
返されたインスタンスを解放してはいけません。
サンプル
  //マウスを取得します。
  WSDmouse* mouse = WSGIappMouse();
  //マウスの位置を取得します。
  short x,y;
  mouse->getMousePosition(&x,&y);



getMousePosition 関数の説明

書式
WSCbool getMousePosition(short* x,short* y,WSCbase* inst)
機能
マウスの位置を取得する関数です。 引数にインスタンスが指定されている場合は、 そのインスタンスの座標系におけるマウスの位置を取得します。 インスタンスの指定を省略した場合は、スクリーン座標で取得します。
処理
inst を省略した場合は、スクリーン座標を取得します。 inst を指定した場合は、そのインスタンスの座標系で マウスの位置を取得します。
引数
(in)short* x X座標を格納するポインタ
(in)short* y Y座標を格納するポインタ
(in)WSCbase* inst インスタンス

返値
True = 成功、False = 失敗
注意
サンプル
WSGIappMouse() を参照してください。



getMouseStatus 関数の説明

書式
long getMouseStatus()
機能
ソフトウェア的にマウスの状態を取得する関数です。
処理
ソフトウェア的にマウスの状態を取得します。
引数
なし。
返値
マウスの状態
WS_MOUSE_BTN1 ボタン1(左ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN2 ボタン2(中ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN3 ボタン3(右ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN4 ボタン4(ホイール上)が押されている
WS_MOUSE_BTN5 ボタン5(ホイール下)が押されている
WS_MOUSE_SHIFT シフトキーが押されている
WS_MOUSE_MOD モディファイアキーが押されている
WS_MOUSE_CONTROL コントロールキーが押されている
WS_MOUSE_LOCK キャプスロックキーが押されている

注意
サンプル
  //マウスの状態を取得します。
  long status = WSGIappMouse()->getMouseStatus();



setMousePosition 関数の説明

書式
void setMousePosition(short x,short y)
機能
マウスの位置を設定する関数です。
処理
引数
short x X座標
short y Y座標

返値
なし。
注意
サンプル
  //マウスを取得します。
  WSDmouse* mouse = WSGIappMouse();
  //マウスの位置を、100,100 に設定します。
  mouse->setMousePosition(100,100);



getTargetBtn 関数の説明

書式
long getTargetBtn()
機能
最後に押されたマウスのボタンを取得します。
処理
引数
なし。
返値
ボタン識別子
WS_MOUSE_BTN1 ボタン1(左ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN2 ボタン2(中ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN3 ボタン3(右ボタン)が押されている
WS_MOUSE_BTN4 ボタン4(ホイール上)が押されている
WS_MOUSE_BTN5 ボタン5(ホイール下)が押されている
WS_MOUSE_SHIFT シフトキーが押されている

注意
getMouseStatus() は、同時に押されているボタンの状態を 返すのに対し、getTargetBtn() は一番最後に押されたボタンだけ を返します。
サンプル
  //マウスを取得します。
  WSDmouse* mouse = WSGIappMouse();
  //最近に押されたマウスのボタンを取得します。
  long btn = mouse->getTargetBtn();



setGlobalMouseHook 関数の説明

書式
void setGlobalMouseHook(WSCbool (*)(long,WSCbase*))
機能
マウスイベントをフックする関数を設定します。 マウスイベントが発生すると、 イベントの種類、イベントの発生したインスタンスを引数に フック関数が呼び出されます。
処理
引数
WSCbool (*)(long,WSCbase*) フック関数
short y Y座標

返値
注意
フック関数は、一つだけ指定可能です。
サンプル
WSCbool global_mouse_hook_proc(long ev,WSCbase* inst){
  //イベント、インスタンスに対して処理を行ないます。
  ...
  //フック処理後、イベントを配信する場合は、True を返します。
  return True;

  //フック処理後、イベントを破棄する場合は、False を返します。
  return False;
}
void init_ep(WSCbase* object){
  //初期化イベントプロシージャ等でフック関数を設定します。
  WSGIappMouse()->setGlobalMouseHook(global_mouse_hook_proc);
}


Document Release 3.98

For Use with WideStudio/MWT Release 3.98, Summer 2008


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