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クラスの型
WSCbaseDialog
メソッド関数仕様
onActivate 関数の説明
- 書式
- virtual void onActivate()
- 機能
- ダイアログが提供するボタンが押下されたとき、
この関数が 実行されます。
派生クラスでは、トリガ(WSEV_ACTIVATE)による
イベントプロシージャを用いる代わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、ボタン押下に関する
イベント処理を行うことができます。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void new_class::onActivate(){
//ダイアログが提供するボタンが押下された場合に行う処理を記述します。
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onActivate();
}
getStatus() 関数の説明
- 書式
- long getStatus()
- 機能
- ダイアログが提供するボタンのうち、どのボタンが押されているかを
取得する関数です。[OK]ボタンなら WS_DIALOG_OK、
[NO]ボタンなら WS_DIALOG_NO、[Cancel]ボタンなら
WS_DIALOG_CANCEL が返されます。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- WS_DIALOG_OK = OKボタン、WS_DIALOG_NO = NO ボタン、
WS_DIALOG_CANCEL = Cancel ボタン。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void sample_proc(WSCbase* object){
WSCbaseDialog* dialog = (WSCbaseDialog*)object->cast("WSCbaseDialog");
if (dialog == NULL){
return;
}
long status = dialog->getStatus();
if (status == WS_DIALOG_OK){
//OK ボタンが押された
}else
if (status == WS_DIALOG_NO){
//NO ボタンが押された
}else
if (status == WS_DIALOG_CANCEL){
//CANCEL ボタンが押された
}
}
popup() 関数の説明
- 書式
- long popup()
- 機能
- ダイアログを表示する関数です。表示したダイアログが閉じられるまで、
呼び出した側は待機します。ボタンが押されてダイアログを閉じると、
どのボタンによってダイアログが閉じられたかを返します。
返値の意味は getStatus() と同じです。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- WS_DIALOG_OK = OKボタン、WS_DIALOG_NO = NO ボタン、
WS_DIALOG_CANCEL = キャンセルボタン。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
extern WSCbaseDialog* newdial_000;
void sample_proc(WSCbase* object){
//ダイアログを表示。
//ダイアログ終了まで、復帰待ち。
long result = newdial_000->popup();
if (result == WS_DIALOG_OK){
//OK ボタンが押された
}else
if (result == WS_DIALOG_NO){
//NO ボタンが押された
}else
if (result == WS_DIALOG_CANCEL){
//CANCEL ボタンが押された
}
}
getFormObject() 関数の説明
- 書式
- WSCbase* getFormObject()
- 機能
- ダイアログのベースとなるインスタンスを取得する関数です。
この関数で返されるインスタンスは、子インスタンスを
配置した際の親となるインスタンスになります。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- ダイアログのベースとなるインスタンス
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void sample_proc(WSCbase* object){
WSCbaseDialog* dialog = (WSCbaseDialog*)object->cast("WSCbaseDialog");
if (dialog == NULL){
return;
}
WSCbase* form = dialog->getFormObject();
}
getCmdFormObject() 関数の説明
- 書式
- WSCbase* getCmdFormObject()
- 機能
- ダイアログ上のコマンド領域のフォームインスタンスを取得する関数です。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- ダイアログ上のコマンド領域のフォームインスタンス
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void sample_proc(WSCbase* object){
WSCbaseDialog* dialog = (WSCbaseDialog*)object->cast("WSCbaseDialog");
if (dialog == NULL){
return;
}
WSCbase* form = dialog->getCmdFormObject();
}
getButtonObject() 関数の説明
- 書式
- WSCbase* getButtonObject(long kind)
- 機能
- ダイアログ上のボタンインスタンスを取得する関数です。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long kind | 取得したいボタンインスタンス(WS_DIALOG_OK=OKボタン,WS_DIALOG_NO=NOボタン,WS_DIALOG_CANCEL=CANCELボタン) |
- 返値
- ダイアログ上のボタンインスタンス
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void sample_proc(WSCbase* object){
WSCbaseDialog* dialog = (WSCbaseDialog*)object->cast("WSCbaseDialog");
if (dialog == NULL){
return;
}
WSCbase* btn = dialog->getButtonObject(WS_DIALOG_OK);
}
getEnableCloseOnCancel() 関数の説明
- 書式
- WSCbool getEnableCloseOnCancel()
- 機能
- キャンセルボタンを押下された際、
ダイアログがクローズするか取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- True = クローズする、False = クローズしない。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
getEnableEscapeKey() 関数の説明
- 書式
- WSCbool getEnableEscapeKey()
- 機能
- ESCキーを押下された際、
ダイアログがクローズするか取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- True = クローズする、False = クローズしない。
- 注意
- デフォルト値は True です。
- サンプル
-
setEnableCloseOnCancel() 関数の説明
- 書式
- void setEnableCloseCancel(WSCbool fl)
- 機能
- キャンセルボタンを押下された際、
ダイアログがクローズするか設定します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSCbool fl | True=クローズする,False=クローズしない |
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
setEnableEscapeKey() 関数の説明
- 書式
- void setEnableEscapeKey(WSCbool fl)
- 機能
- ESCキーを押下された際、
ダイアログがクローズするか設定します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSCbool fl | True=クローズする,False=クローズしない |
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
setFocusBtn() 関数の説明
- 書式
- void setFocusBtn(long kind)
- 機能
- 指定したダイアログ上のボタンインスタンスに
フォーカスを設定します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long kind | 取得したいボタンインスタンス(WS_DIALOG_OK=OKボタン,WS_DIALOG_NO=NOボタン,WS_DIALOG_CANCEL=CANCELボタン) |
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
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