「マージンとパディング」フォーム

「マージンとパディング」フォーム

パディングに関してはVer1.05まで「表サイズ変更」フォームの2番目のタブにあった「セル内の配置」と同じです。「罫線」に場所を譲ったので機能を拡張した上でフォームとして独立させました。「マージン」「パディング」という言葉はHTMLファイル編集の経験のある方なら馴染み深いでしょうが一般にはあまり知られていないと思います。要するに境界と文字の距離を規定するいわば肉厚です。外部の文字との距離がマージン、内部の文字との距離がパディングとなります。表の場合重要なのは「パディング」のほうですが、図形等の場合は「マージン」のほうが重要になります。今は表しか制御できませんが、将来的には図形やテキストボックスにも操作対象を広げたいと思っています。そのためあえて「マージン」を右にしました。

フォーム最上部のラジオボタンを選択しないとなにも表示されないようにしてあります。フォームを立ち上げた後マージンとパディングのいずれかを選択することにより初めて表示や操作が可能となります。

パディングについて

操作に関してはおおむね素直ですが、一度に1つのセルしか操作できない点では「表サイズ変更」フォームのセル幅の操作に似ています。複数セルが選択されているとき、このページを表示すると、選択領域が1つ目のセルだけに変更されます。選択範囲を変更した後スピンボタン等の操作をした場合も同じです。一方、「合」ボタンは複数セルに対応しています。

一つだけ注意する点を挙げて起きます。
「左」の数値が、各行の左端のセルの間で異なっている場合、もし、表の配置を右揃えにすると表にずれができます。原因を知らなければとまどうことになると思います。左端のセルの「左」だけは同じ設定にしておいてください。

Wordでは作成したばかりの表の左右のパディングは4.95ptとなっています。2002、2003では「表の挿入」で作成した場合は5.4ptですが、鉛筆ツールでドラッグして作った場合はやはり4.95ptになります。これはmmに変換すると1.7mmに相当します。ところが逆に1.7mmをptに変換すると4.8ptです。四捨五入によりこのようなことが起こるのですが、高々1.5ptでも右揃えにすることで行のずれができてしまいます。そこで、テキストボックス又はスピンボタンで左右パディングを1.7mmを設定する場合、4.8ptではなく4.95ptにするようにしています。ただし、4.8ptのmm表示で1.7mmが表示されているときにそのテキストボックスにカーソルを移動させ、次いで別の場所に移動させた場合、テキストボックスに入力した形にはなりますが、4.95ptに変化することはないようにしてあります。pt表示の場合、変化幅が中であれば0.2ずつの変化になりますが、4.8と5.0の間で4.95にも変化するようにしてあります。なお、同じことが5.4ptの方にも言えますが、半端な数字ではないので変化幅に関して問題ないし、mmについても1.9mmは5.4ptなので特に気にする必要はありません。

マージンについて

表は文書中の文字を押しのけて自由に移動できるタイプのものと段落に固定されているものがあります。「表サイズ選択」フォームでは「表位置」ページで「文字の折り返しをする」チェックボックスにチェックが入るものが前者でそうでないものが後者です。後者の場合文字は表の左右に配置できないのでマージンはありません。このタイプの表が選択されているときに「マージン」を選択または本フォームをクリックした場合メッセージボックスで「このタイプの表はマージンを操作できません」と表示されます。

左右パディングの4.95ptに対し左右マージンは7.1ptがデフォルトとなっています。そのためptモードの変化幅中ではこの付近は7.0、7.1、7.2という形で変化するようになっていますが、mmモードでの四捨五入に関しては普通に計算しても2.5mmは7.1ptなので特別な処理はしていません。また、多少違っていたところでパディングと違って表の行がずれるといった問題もないので気にすることはないと思います。

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