概要
2Dアニメーション作成ツール「PlaneRunner」のデータから
exe形式の実行ファイルやスクリーンセーバーを作成するツールです。
作成された実行ファイル、スクリーンセーバーは、DirectX9.0c以降が入っているPCで
動かすことができます。(.Net Frameworkは使いません)
PraToBinを使用するにはDirectX9.0c以降がPCにインストールされている必要があります。
DirectX End-User Runtime Web Installer
また、アニメーションデータを作るのにPlaneRunnerが必要です。
PlaneRunner公開サイト
1.バイナリデータ出力の設定
まず最初に、PlaneRunnerからバイナリデータを出力します。
設定メニューの出力設定を選択して下さい。

基本的にどのような設定でも構いません。
ただし、リソースパスは相対パスにするとpraファイルとの相対位置を保つ必要がでてくる為
リソースパスは「パスなし」
リソースファイルをコピーをONにしておくと楽です。
2.バイナリの出力
ファイルメニューのバイナリで出力又は使用するシーンを全てバイナリ出力をクリックして下さい。
使用するシーンを全てバイナリ出力はシーンをリソースとして使っている時に、
現在のシーンとシーンリソースを全てバイナリにして出力します。
バイナリは*.praという名前で出力されます。
3.PraToBinの起動
PraToBin.exeをダブルクリックするとPraToBinが起動します。

起動直後の画面です。以下の項目を設定して下さい。
- Praファイル名(必須)
実行ファイルにしたいアニメーションデータを選択して下さい。
- 実行ファイル名(必須)
実行ファイルの出力先を指定して下さい
- アイコン
アイコンを変更したい場合、選択して下さい。何も記述が無い場合は初期アイコンが使われます。
- タイトル
実行ファイルがWindowモードで起動した時のタイトルに表示される文字列を指定して下さい。
- 製作者名
アニメーションを作った方の名前を記入して下さい。
この情報はスクリーンセーバーのコンフィグ画面で表示されます。
- 解像度
画面の大きさを記入して下さい。フルスクリーン時はこの解像度で実行します。
アニメーションのスクリーンサイズとこの値が違う場合、アニメーションは拡縮されます。
- 固定フレーム
経過時間タイプで固定フレームが選択された場合、(1/60=16.666..ミリ秒)秒毎にアニメーションをこの値分進めます。単位はミリ秒です。
- 実行ファイル形式
- 通常(exe)‥普通の実行ファイルが作成されます。
- スクリーンセーバー‥スクリーンセーバー用の実行ファイルが作成されます。
- 経過時間タイプ
- 可変フレーム‥アニメーションを実際に経過した時間に合わせて進めます。
処理落ちした時コマ飛びします。音に合わせてアニメーションさせたい時等はこちらを選択して下さい。
- 固定フレーム‥アニメーションを一定間隔で表示させます。処理落ちした時、アニメーションは遅くなります。
- データ
- 別ファイル‥全てのデータを外部に持ちます。
- 実行ファイルに入れる‥*.praファイル、画像ファイルを実行ファイルの中に入れます。
データを隠蔽でき、データの管理も楽になりますが、実行ファイルのサイズは大きくなります。
※サウンドデータは内包されません。
- スクリーンモード
- Window‥Windowモードで実行します。
- フルスクリーン‥フルスクリーンモードで実行します。
データを隠蔽でき、データの管理も楽になりますが、実行ファイルのサイズは大きくなります。
- 選択‥最初にフルスクリーンで実行するか、Windowで実行するか選択するようにします。
- 開始アニメーション(必須)
アニメーションデータのどのアニメーションを実行するか選択して下さい。
この一覧はPraファイル名が選択される度に更新されます。
必要項目を記入し、作成ボタンを押してください。
実行ファイル名で指定した場所に実行ファイルが作成されます。
終了は右上の×ボタンです。
4.作成した実行ファイルを使う
- 通常の実行ファイル(*.exe)の場合
サウンドデータを使用せず、データを実行ファイルに入れた場合、そのまま起動すればアニメーションが表示されます。データが外部にある場合は、*.exeと同じ位置に*.praを置いてください。
リソースデータを使用している場合はパスに合わせてデータを移動して下さい。
右上の×ボタン(Windowモード時)かESCキーで終了します。
- スクリーンセーバー(*.scr)の場合
C:\WINDOWS\system32に*.scrと、あるなら外部データもコピーして下さい。
デスクトップで右クリック→プロパティを選択すると「画面のプロパティ」ダイアログが出ます。スクリーンセーバータブをクリック、コンボボックスから先ほどコピーしたスクリーンセーバーを選択して下さい。
制限事項
- 作成された実行ファイル(*.exe,*.scr)を実行するにはDirectX9.0c以降がPCにインストールされている必要があります。
- アニメーションアイコンには対応していません。