ZIPMANIACS
概要
- ある程度の規則(○○KB毎とかではなく)に基づき、ZIP書庫を分解します。
- 規則にはフォルダ名や拡張子が使えます。
- 分解後は、1個以上のZIP書庫が出来上がります。
- 複数のZIP書庫を、一つにまとめることができます。 (「結合」と呼ぶことにします)
その場合でも、さらに分解させることは出来ます。(ややこしいですが)
- 中身のファイルに重複がある場合、CRCにより重複を削除します。
- 更にZIPを格納してある場合、無圧縮に限り、ファイルの中身を外側のZIPに展開します。
注意
- 展開および圧縮機能はありません。
- ZIP以外の書庫には対応してません。(書庫フォーマットとしてはZIPヘッダが一番簡単だったのです。LZHはヘッダにCRCが付いてたり
面倒だったので)
- 処理中は、 *.temp, *.pk12temp という中間ファイルを作成します。
前者は.zipにリネームするものです。後者は純粋に作業ファイルで、いずれも正常終了すると、無くなります。以上終了した場合は残るかも知れませんが、
もちろん削除して構いません。
- ファイルサイズでの等分割はその筋のソフトを御利用ください。統合アーカイバの
中には分割機能を持つものもあります。また本来のZIP書庫には、ファイルサイズで分割する機能があります(マルチボリュームと言います)
- マルチボリュームZIPには対応していません。 結合機能を使って、マルチボリュームが都合良く1本に繋がったりはしません。
- ZIP書庫コメント、個々のファイルコメントは無くなるかも知れません。
使い方
- 元ファイル指定
- 直接フィールドに入力するか、
- 「開く」か、或いは
- エクスプローラからドロップしてください。
- コマンドライン指定(拡張子関連付けを想定)
- 複数のZIP書庫をまとめる場合は、「複数ZIPファイル入力」ボタンを押してください。
エクスプローラから複数ドロップすれば、複数タブに切り替わります。
- 出力先
- 出力先ファイル名を指定してください。
「指定」を使えば問題ありませんが、自分で入力する場合は、.ZIPを付けないようにしてください。
分解する場合のファイル名の固定部分の指定も兼ねています。
- 元ファイルが一つの場合は、元ファイルと同じ名前になります。
- 処理内容 (ややこしいです) より簡潔な説明を思いついた方は是非御連絡くだ
さい。
- 格納ファイル名に従いZIP書庫を分解する
- 1段名のフォルダに従い
- 動作例) a.zipの中身がf1/f2/d.dat
であるときに、この中身は
a [f1].zipに分解します。
- 2段目のフォルダに従い
- 動作例) a.zipの中身がf1/f2/d.dat
であるときに、この中身は
a [f2].zipに分解します。
- (フォルダ名の)数字だけを使う
- 動作例) a.zipの中身が f1f9/f2/d.datであるときに、この中身は a [19].zipに分解します。(f1f9の1と9を拾った)
- 拡張子に従い
- 動作例) a.zipの中身がf1/f2/d.datで
あるときに、この中身は
a [.dat].zipに分解します。
- 使用例)
書庫の中が全部画像で、thumbs.dbが一緒に入ってしまった場合は、これを使えば確実に画像だけを分離できます。(拡張子の無い画像の場合は責任持
てません)
jpg jpeg gif は別のZIPに分解するので、必要なら結合してください。 手動で thumbs.db
を削除したほうが楽かどうかは事情によりけりでしょう。
- 分解条件は複数同時に指定できます。
- 格納ファイルのフォルダ
- 1段目のフォルダ階層を削減する
- 例) a.zipの中身が f1/f2/d.dat
であるときに、中身を f2/d.dat にリネームします。
(先頭のf1が減った)
- ZIP書庫名をフォルダとして前置する。
- 例) a.zipの中身がf1/f2/d.datであるときに、中身を a.zip/f1/f2/d.dat
にリネームします。
- 複数のZIPを結合する時に指定すると安全ではあります。
- 元ファイル名の扱い / .OLDを付ける
- 元ファイルの複数指定をしたときに為の機能です。.OLDが付くので、どれを処置したのか混乱しなくて済みます。(それだけと言えば
それだけ)
- 同じファイルに書き戻す場合は、勝手に元ファイルは.bakになります。
- そのまま削除してしまった方が便利な場合が多いのですが、このツールは挙動が過激なので遠慮しています。出来あがったZIP書庫が
ちゃんと開けることを確認した後に、要らないファイルは手動で削除してください。
- ファイルが重複している場合の処理
- 複数ZIP書庫を結合する場合に効いてきます。デフォルトでは、中身のファイルに重複があると、処理を中止します。
書庫名を前置すればファイル名上は重複はなくなりますが、無駄を省きたい場合は結構あるでしょう。
- 中身に付いているCRC値を使って、重複するファイルを削除します。
早い者勝ちなので、複数指定の前半のファイルの中身を優先します。
- 多重圧縮の展開
- ZIP書庫の中にZIP書庫がまた入っている場合がたまにあります(ここでは前者を外ZIP、後者を中ZIPと呼びます)。
複数のZIP書庫をメイルで送るとき(じゃなくても良いですが)に、幾つも添付するのは面倒だから、と、更に大きなZIPに圧縮することは少なくないで
しょう。
- 無圧縮で入っている場合に限り、中ZIPの中身を、外ZIPに展開します。この時に、中ZIP書庫名をフォルダ名として、最初からそ
うであったかのように前置します。
- 中ZIPの中身に更にZIP書庫が無圧縮で入っていた場合は、これもまた大外ZIPに展開します。
- 開始
- 開始しても無意味な場合(ファイル名が空欄だったり、処理内容の指定が無かったり)の時は押せない筈ですが、そうでなくても試しに押さな
いほうが良いでしょう。
2003,2004 かまわぬ