Boss検知 ヘルプ

   この度は、『Boss検知』をダウンロードしていただきありがとうございます。このソフトの機能を十分生かすために、このヘルプをよく読んでください。


インデックス




概要

キャプチャ

   『Boss検知』は、、動体検知を強く意識したソフトです。通常の動体検知ソフトと違い、動体検知の様子を画面上に表示します。
   USBカメラの映像から動体検知、画像や動画のキャプチャなどを行います。
   名前の由来は気にしないでください。(自分が仕事をしている部屋のドアの方向にカメラを向けると便利です)



動作環境

   Windows2000 / XP / Vistaが動作する環境であれば、ほとんどすべての環境で動くはずです。
カメラは一般的なUSBカメラ(Video for Windows対応)であれば動くと思います。ただしRGB24bitの画像が取得できることが条件です。また、固定した状態で撮影することを前提にしています。



インストールとアンインストール

   インストール:
   適当なフォルダに、 bossd41.zip を解凍してください。その後、bossdet.EXE を実行すると起動します。

   アンインストール:
   レジストリはいじりませんので、フォルダごと削除するだけです。


使用方法

画像から得られた情報を可視化します。
キャプチャ

[ファイル]
[アプリケーションの終了]
  ソフトを終了させます。

[設定]
[動体検知設定]
  動体検知の設定を行います。
キャプチャ

[見た目の設定]
    「格子サイズ」:2つ上の画像の黄色い枠の大きさを設定します。
    「動体検知間隔」:動体検知を行う間隔を設定します。(100[msec]ぐらいがお勧め)
    「動体枠領域枠の表示」:2つ上の画像の黄色い枠を表示します。
    「オブジェクト枠の表示」:2つ上の画像の赤い枠を表示します。
    「簡易情報の表示」:動体の情報などを表示します。今のところ見た目を楽しむためのかざりみたいなものです。
    「動体軌跡の表示」:将来実装予定です。
[動体検知設定]
    「動体検知を行う」:動体検知を行います。
    「感度」:動体検知の感度を設定します。格子サイズや動体検知の方法などにより最適な感度が変わってきます。自分で探してみてください。
    「動体検知の方法」:動体検知を行います。
        「明度差分」:明るさの変化を検出します。(お勧めです)
        「RGB差分」:画像をR(赤)G(緑)B(青)に分離させて変化を検出します。(お勧めです)
        「肌色検出」:肌色っぽいところを検出します。精度はかなり悪いです。
        「色相差分」:色の変化を検出します。
    「警告音を鳴らす」:動体を検知したときにビープ音と鳴らします。
    「背景画像に平均画像を使う」:背景画像として過去10枚の画像の平均値を用います。 具体的には[表示]→[背景画像の表示]を使ってみるとよくわかります。
[自動キャプチャ]
    「自動キャプチャを行う」:動体を検知したときに自動でキャプチャを行います。([動体検知設定]→[動体検知を行う]がチェックされてある必要があります)
    「保存先フォルダ」:指定したフォルダにキャプチャしたときの時間をファイル名にして保存します。
    「Object Number」:[簡易表示]のときにでるObject Numberが「しきい値」を越えたときにキャプチャを開始します。
    「Rate」:[簡易表示]のときにでるThe Rate of Moving Objectが「しきい値」を越えたときにキャプチャを開始します。
    「キャプチャ時間」:自動キャプチャ開始後、指定した時間後にキャプチャを停止します。

(キャプチャが開始するときには一瞬のタイムラグがあります。また、キャプチャ中は画面の画像が止まります。しかし、保存されるキャプチャ動画自体はちゃんと動いています。)

[動体検知エリア設定]
    動体検知を有効にするエリアの設定をします。
    例えばドアを監視しているカメラで、ドアからの侵入者を監視したいときにドア部分だけのエリアを動体検知し、 それ以外のエリアを動体検知しても無視できるようにできます。 キャプチャ

画面上で、動体検知したいエリアをドラッグし、黄色で表示される枠で囲ってください。複数指定も可能です。

[ビデオソース設定]
    私のカメラでは色の調整やズームなどができます。ただし、カメラによって動作が異なります。
[ビデオフォーマット設定]
  私のカメラでは画像サイズの調整などができます。ただし、カメラによって動作が異なります。
[ビデオディスプレイ設定]
    私のカメラでは設定できませんでした。ただし、カメラによって動作が異なります。
[ビデオ圧縮の設定]
    キャプチャした動画の圧縮方式を選択できます。

[キャプチャ]
[静止画]
  静止画キャプチャダイアログを表示します。「キャプチャ」ボタンを押すと指定したディレクトリに時刻をファイル名にして保存していきます。
キャプチャ

[動画]
  動画キャプチャダイアログを表示します。「●」ボタンでavi形式で録画開始、「■」ボタンで停止します。先にファイル名を指定してください。
キャプチャ

[画面静止画]
ソフトの画面をそのままキャプチャします。つまり動体検知の様子も保存されます。


[表示]
[常に手前]
  ウインドウを常に一番手前に表示します。
[差分表示]
  動体評価に使う差分画像を表示します。
[背景画像の表示]
  背景画像を表示します。設定で「背景画像に平均画像を使う」を有効にした場合の確認に使えます。 動体検知はこの画像と現在の画像を比較することで行っています。

[ヘルプ]
[ヘルプ]
  ヘルプを表示します。
[バージョン情報]
  バージョンを表示します。



著作権などについて

   このソフトは、フリーウェアです。無料で使用できます。
   このソフトの著作権は、「Fapsis」にあります。
   このソフトは、自由に転載・配布してかまいません。強制はしませんが、転載する際には連絡をくれるとうれしいです。雑誌などに掲載する際には、必ず作者(fapsis_sup@yahoo.co.jp)に連絡してください。
   このソフトを個人的にウェブページなどで紹介する場合は、無断で構いません。キャプチャー画像も使用して構いません。むしろ歓迎します。(ただし、私のサイトのソフトへ直接リンクを貼ることは止めてください)
このソフトの改変は認めません。(圧縮ファイルの改変も認めません)
   このソフトを無断で商用に利用してはいけません(例えばソフトをそのままもしくは改変して有料で配布することなど)。(商用利用の方法はいろいろあると思いますので、連絡をください)
   このソフトを用いた結果については、作者は一切責任を負いません。防犯用に使われる場合もあると思いますが、確実な動作を保証できません。


連絡先

   苦情、要望、バグ、その他の連絡は下記にメール送るか、ホームページのサポートBBSに書き込んでください。万一、返事が返せなかった時はすみません。質問にはなるべく早く対応していきたいと思います。
   必ずしも要望にこらえられるとは限りません。


   メールアドレス:  fapsis_sup@yahoo.co.jp
   ウェブページ  :  http://fapsis.s1.xrea.com/
   非常用ページ  :  http://hp.vector.co.jp/authors/VA023590/



謝辞

   要望や励ましのメールをくれたユーザーの皆様に厚く感謝いたします。


ヒストリー

4.1 Boss検知終了時のウインドウ位置を、次回起動時に復元するようにした
Boss検知終了時の表示設定(常に手前、差分表示、背景画像表示)を、次回起動時に復元するようにした
4.0 WinodwsVista対応
Unicode対応
動体検知エリア設定機能を追加
[ビデオフォーマット]の設定をした直後にごくまれに落ちる不具合を修正
3.3 動体検知したときに自動キャプチャする機能を追加
ビデオ圧縮の設定をできるようにした
簡易情報の表示設定を[設定]→[動体検知設定]から行うようにした
リソースリークの修正(画面がおかしくなるバグを修正)
カメラ動画キャプチャの操作方法を元に戻した
その他バグの修正と動作速度を少し改善
3.2 カメラが複数検出された場合、選択できるようにした
カメラ動画のキャプチャのバグを修正
その他、細かいバグと動作速度を少し改善
3.1 不意に落ちるバグを修正(もう落ちることはほぼないと思います)
明度の計算式が間違っていたのを修正
画面をそのまま保存する機能を追加
3.0 HUDみたいな表示ができるようにした。
2.0不意に落ちるバグを修正(機能が増えた分他の部分で不安定かもしれません。)
高速化を試みた(機能が増えた分かえって重くなりました)
動体検知の方法を複数実装
オブジェクトごとに枠を表示できるようにした
カメラのプレビュー間隔を固定にした
1.0公開