29
2.7 再スケジューリング
不幸にしてスケジュールが予定より大幅に遅れてしまった場合は再度スケジュールを立て直す必要が出てきますが、
iGantでは次のような方法でこの問題をサポートします。
2.7.1 イナズマの伸展
イナヅマ表示は後れ状態を直感的に表現するには適していますが、実際のところ何時終わるのかはすぐには把握出来ません。
iGantでは指定したイナヅマ線を直線化することで、直線化した時点からのスケジュールを立て直すことが出来ます。
イナヅマの伸展はイナヅマが設定されている日をタイムチャートヘッダにて選択し、[チャート]-[イナヅマの伸展]にて行います。
伸展後、作業重複および先行制約の解消が行われます。
伸展後、作業者の作業重複が解消された例
2.7.2 遅れ要因の考察と対処
再スケジュールを行うときには遅れ要因を見極めたうえで行わないと、適切な見直しは望めません。
  ・作業時間の見直し
   消費時間は適切ですか?仮に作業者が別の仕事で時間を取られ、タスクに対して予定していた注入が行えていなかったのが遅れ要因なら、
   作業者がタスクに注力出来るようにしてあげることが対策となります。
   そのうえで、遅れを取り戻すには、1日の作業時間の延長が考えられます。
  ・作業量の見直し
   あなたが見積もったタスクの質量は適切ですか?実際に作業をしてみたら、思いの外ボリュームが出てきたのなら質量の見直しを行ってください。
  ・作業効率の見直し
   作業時間、質量が適切なのに遅れが出ているとしたら、作業者の作業効率が期待値に届いていないと言うことになります。
   作業者の実効率にあわせて、作業者の効率見直しを行ってください。