DeskPopUSB ver 1.50 操作説明

DeskPopUSBとは

 最近では、大容量のUSBメモリーが安価に入手できるので、常に持ち歩いています。 これ1個ポケットへ入れておけば、自宅で、会社で、漫喫で、暇な時にいつでもHTAの開発ができるので、とても重宝しています。 しかし、USBメモリーの書き換えできる回数には制限があり、古い物で10万回、最近の物では100万回程度と言われています。 そう簡単に壊れるレベルではありませんが、書き換えを1回行えば、確実に寿命が縮んで行くのです。 ある日突然、大切なデータが読めなくなってしまったら、恐らくショック絶大でしょう。 それがいつ来るのか、現状では全く分かりません。

 そのような事態をなるべく回避する為には、USBメモリー内のファイルを編集する時、必ずHDDにコピーしてから編集し、 編集が終わってから、USBメモリーに再度保存するという方法が考えられます。 特に私の場合は、常にCtrl+Sを押す習慣が身についてしまっている為、ちょっとしたファイルの修正をしている間に、 軽く数十回、下手をすれば数百回もファイル更新をしていたりします。 その為ファイル修正時は、必ず一度デスクトップへコピーしていましたが、これも頻度が多くなってくると、だんだん面倒になってきます。
 さらに、コピー時に更新した方のファイルを上書きしてしまい、修正が無駄になったり、 コピー先をまちがえて違うフォルダーにコピーしたり、単にファイルをコピーして修正後に元の場所に戻すだけの作業ですが、 意外とトラブルが付きまといます。

DeskPopUSBは、そういった諸々のトラブルを回避し、USBメモリーを手軽に、安全に利用する為のユーティリティーです。

簡単に説明すると、下記の様な機能があります。
USBメモリーをHDDの代わりに持ち歩いている方は、一度お試し下さい。


インストール(アンインストール)方法

ZIPファイルを解凍して生成されたフォルダーを、フォルダーごとUSBメモリー上の好きな場所ににコピーすればインストール完了です。
アンインストール時は、フォルダーごと削除すれば完了です。

起動方法

フォルダー内のDeskPopUSB.htaをダブルクリックして起動して下さい。

@メイン画面
注意点
HDD等、リムーバブルメディア以外から起動することはできません。

初期設定

最初に初期設定を行う必要があります。設定ボタンをクリックすると、設定モードへ移行します。 このアプリケーションでは、データをフォルダー単位で扱います。 USBメモリー内の更新したいファイルがあるフォルダーを対象フォルダーに登録して下さい。

A設定モード

Bフォルダーの選択

1.対象フォルダーの登録

2.対象フォルダーの登録を解除

3.設定の保存

注意点
USBメモリーのルートフォルダーは登録できません。
あるフォルダーを登録した場合、その上位フォルダーやサブフォルダーを登録することはできません。
同じ名前のフォルダーを、複数同時に登録することはできません。
対象フォルダー内のファイル数が多すぎると、更新日時のチェック時に時間がかかります。 また、容量が多すぎると、ファイルのコピーに時間がかかり、ディスクスペースを圧迫します。 必要であれば、更新するファイルをフォルダーに纏める等、上手く工夫をして下さい。

USBメモリー内のファイルを編集する

初期設定が完了したら、使用を開始できます。

1.作業フォルダーにデータをコピーして、編集作業を開始する

2.更新結果をUSBメモリーに保存する

3.不要になった作業フォルダーを消去する

注意点
保存時に、何らかのアプリケーションがUSBメモリー上のファイルをロックしている場合、保存に失敗します。
作業フォルダーの更新後、USBメモリー側のデータを更新してしまうと、USBメモリー側のデータの方が新しいと判断されてしまう為、保存ボタンが無効になってしまいます。
作業フォルダーが残っていると、例えUSBメモリー側のデータを更新したとしても、作業フォルダー側には反映されません。USBメモリー内のデータを更新した場合は、必ず作業フォルダーを消去して、USBメモリーからデータをコピーしなおして下さい。

最後に

 マニュアルなので、色々と細かくなって、面倒なように感じてしまうかもしれませんが、 実際には、対象フォルダーを指定して、ダブルクリックして編集して保存するだけです。 一度、要領が分かってしまえば、便利に使えると思いますので、USBメモリーでデータを持ち歩く方は使ってみて下さい。

o(^-^)o~♪