UVポーター 説明書

プラグイン名 UVポーター
プラグイン本体:Windows(32bit) uv_porter.dll
プラグイン本体:Windows(64bit) uv_porter64.dll
プラグイン本体:(MacOSX) uv_porter.shdplugin
SDKバージョン REV10 (430286)
対応Shade Windows版Shade 10.5.以上
バージョン V.10.0.1
プラグインタイプ マルチプラグイン、非常駐型
公開形態 フリー(無料)
リリース日 2010年9月1日

目次

  1. 概要
  2. インストール
  3. 使用方法
  4. 利用場面
  5. 注意事項
  6. 御使用にあたって
  7. ファイル仕様
  8. 作者情報
  9. 改定履歴

  1. 概要
  2. uv_porter は、大きく二つの機能を持ってます。
    最初は、ポリゴン形状の各が持つ UV データをファイルに保存して、保存したデータの内容を同じ構造のポリゴン形状に再設定するエキスポーターインポーターです。
    もう1つは、ポリゴン形状 UV にあった画像イメージを作るときの参考になるテンペレートイメージを出力する機能です。
    本プラグインは、 Shade 10 用です。 Shade 9 以前では動きません。
    Shade では、ポリゴン形状 UV は、通常のUV 以外に距離補正UVがあり、ひとつの形状で二種類の UV 設定が可能です。通常では、これで十分ですが、シーンごとに同じ形状に色んな表面材質を設定して雰囲気を変えたい場合があります。この表面材質に、イメージマップをしている場合、各イメージ毎に異なる UV にしたい場合は、それぞれ UV の異なる別の形状または、シーンにして保存することになります。このプラグインは、別形状にせずに、表面材質毎に保存していた UV をロードしてレンダリングする用途に利用できます。 UV ファイルの読み込みや保存は、瞬時ですし、ファイルの量も、シーンに比べると非常に小さいので幾つものシーンファイルを保存しておく必要はありませんし、テスト用に気楽に幾つもの UV を用意しておくことも可能です。
    また、本プラグインで出力したテンペレートイメージは、αチャンネル付きで出力しますので、画像編集ソフトウェアで、対象のイメージに対して、レイヤーとして重ねて、画像編集することが可能です。また、私提供の要素マークを併用すると、マークした、稜線とそうでない稜線で色を変えて出力することが出来ますので、主要な境界となる稜線を強調して画像編集をし易くできます。

  3. インストール
  4. Windows では、32ビット版の場合は、 uv_porter.dll を 64ビット版の場合は、 uv_porter64.dll を、 MacOSX の場合は、 uv_porter.shdpluginを、 Shade plugins フォルダか、その中のフォルダにコピーして Shade を起動して、ファイルメニューの中のインポートメニューにUV読込と、エキスポートメニューにUV保存UVイメージ保存のメニューが現れていれば、インストールは成功です。
    インポートダイアログ エキスポートダイアログ

  5. 使用方法
  6. 3.1.UV保存

    まず、 UV を保存したいポリゴン形状を選択してから、ファイルメニューのエクスポート サブメニューからUV保存 を選びます。すると下図のようなファイル名指定のダイアログがでますので、保存する場所と名前を指定します。
    エキスポートダイアログ
    その後以下のようなどちらの UV を保存するかを指定するダイアログが現れます。
    UV選択ダイアログ
    ここでは、 UV か、距離補正UVのいずれかを選びます。 OK ボタンを押すと直ぐに UV が保存され、完了すると、メッセージウインドウ Finished saveing. のメッセージが出ます。
    選べる形状は、ポリゴン形状のみです。また、1度には、1つの形状のみしか選べません。
    ファイルの拡張子は、 suvです。

    3.2.UV読込

    インポートしたいポリゴン形状を選択して ファイル メニューの インポート サブメニューから UV読込 を選びます。するとUV保存と同様な入力ファイル指定ダイアログボックスが現れますので、ファイル名を指定して OKを押すとUV保存と同じどちらの UV に設定するかを指定するダイアログが現れます。
    UV選択ダイアログ
    保存した、 UV と設定先の UV は、同じである必要はありません。
    指定後、 OK を押すと選択したポリゴン形状 UV をファイルで書き換えます。どれかの図形ウインドウの表示対象から UV を選んで、変更された内容を確認してください。(但し、現時点の Shade では、 UVウインドウの表示が、適時更新されませんので、右上のメニューの UVモードで再設定して確認願います。

    3.3.UVテンペレート保存

    この場合は、 UV を保存したいポリゴン形状を含んだパートを選択すると、その中に含まれる全てのポリゴン形状 UV のパターンを保存できます。
    UV表示例
    上の例は、全てのポリゴン形状を含んだパートを選択した例です。
    勿論、1つのポリゴン形状だけを選択しても構いません。ファイルメニューのエクスポート サブメニューからUVイメージ保存 を選びます。すると下図のようなファイル名指定のダイアログがでますので、保存する場所とファイル名(拡張子は付けても付けなくても構いません。)を指定して OKを押すと
    テンペレートダイアログ
    以下のような UV イメージ保存に関する詳細な設定を指定するダイアログが現れます。
    UV選択ダイアログ
    設定項目は、全部で5つあります。夫々説明します。
    最初は、画像ファイルのファイルタイプを指定します。現時点では、 png bmp pct tga psd が、選べます。αチャンネルが指定できる点や、64ビット版でも利用可能な点で、 png が無難です。
    次は、画像サイズです。このサイズは、もしそのシーンに既に画像がマッピングされていた場合は、その大きさをディフォルト値として予め設定されてます。但し、ここで任意の値を設定可能です。これから、自分で作ろうと考えている画像解像度を指定してください。
    次は、保存対象の UV の指定です。通常 UV か、距離補正UVのいずれかを選んでください。
    次の三つは、夫々の色指定です。αチャンネル可能のイメージでは、背景色の設定は、無意味です。ライン色は、通常の線の色、マークライン色は、要素マークで、マークされた稜線の色です。
    最後の中抜けラインのチェックは、αチャンネルの無い画像ファイルの場合でのみ意味があります。これにチェックが入っていると、 UV の線の中間部分を抜いて描画します。これは、画像編集ソフトウェアで背景部分だけを簡単に選択したり、逆に線の部分だけを選択することを簡単にするための設定です。といっても今の時代では、不要な機能でしょう。
    全ての設定を行い、 OK を押すと直ぐに、画像が保存されます。

  7. 利用場面
  8. 注意事項
  9. 御使用にあたって
  10. 作者情報
  11. 改版履歴