sdfwin help

このヘルプで足りない点については配布物のtxtファイルを参照してください。

目次
注意事項
ソフト紹介
動作環境
画面説明
インストール・アンインストール
設定
sdf/sdfjpeg
sdfs
sdfn
last
view
dat2list
fileinfo
dfd
fcb
動作がおかしい
その他
権利表示

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注意事項

このソフトウェアの使用により何らかの問題が発生しても作者は責任を負いません。 代替データストリームには対応していません。ソフトウェアによってはある種の 機能を特に明言することなく代替データストリームを使って実現していることが あります(例 Internet Explorerでインターネットゾーンからダウンロードしたファイルの警告)。
2,147,483,647バイトを超えるファイルを扱う場合はWindows NT 4.0,2000,XP上で実行 します。

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ソフト紹介

sdfwinは内容が一致するファイルの検出と削除のためのソフトウェアです。 中身が完全に一致するかどうかで重複を判断しています。タイムスタンプやファイル 名は無関係です。 特定の拡張子のファイルだけを検索することもできます。 ANSI版とUNICODE版がありUNICODE版はシフトJISで表現出来ないファイル名に対応します。

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動作環境

ANSI版
Windows 95以降。Internet Explorer Version 3.0 以降必須。Internet Explorer Version 4.01 以降推奨。

UNICODE版
Windows NT 4.0以降。Internet Explorer Version 3.0 以降必須。Internet Explorer Version 4.01 以降推奨。UNICODE版はWindows 95,98,Meでは動作しません。

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画面説明



操作方法
内容が一致するファイルを検出する場合は"プログラム(P)"には SDF.BAT を指定します。
内容が一致するJPEGファイルを検出する場合は"プログラム(P)"には SDFJPEG.BAT を指定します。
サイズが一致するファイルを検出する場合は"プログラム(P)"には SDFS.BAT を指定します。
ファイル名が一致するファイルを検出する場合は"プログラム(P)"には SDFN.BAT を指定します。
sdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnを途中で中断したいときは CTRL キーを押しながら C キーを押します。^Cバッチ ジョブを終了しますか (Y/N)? などの表示が出たら Y キーを押します。
最後に実行したsdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnの結果を再表示する場合はプログラムには LAST.BAT を指定します。

フォルダ(F)
比較したいファイルやフォルダを指定します。
ドラッグ&ドロップ、"追加(A)..."、"削除(D)"、選択したあとシングルクリック、 "編集(E)..."→"フォルダ名を編集(F)"で設定します。 エクスプローラからファイルやフォルダをドラッグしてsdfwinへドロップすると パス名が入ります。ドラッグ&ドロップの場合はファイルを指定できます。 "追加(A)..."の場合はルートディレクトリを指定できます。 sdfwin起動前にlist.txtに直接書き込んでおいてもかまいません。 チェックしてあるファイルやフォルダが"開始(S)"での実行の対象です。
UNICODE版ではフルパス名の前に\\?\を付加すると260文字を超えるファイル名に 対応します。最大で1024文字です。選択したあとクリックするか、選択してから "編集(E)..."→"フォルダ名を編集(F)"で編集します。同じファイルが\\?\有りの 指定と\\?\無しの指定の両方に含まれる場合、これらは別ファイルとみなされて処理 されます。このような場合はどちらも\\?\有りまたは\\?\無しで指定します。

D:\TEMP → \\?\D:\TEMP

追加(A)...
"フォルダ(F)"へフォルダを追加します。ルートディレクトリも指定できます。

削除(D)
"フォルダ(F)"から選択しているファイルやフォルダを削除します。 ファイルやフォルダが選択されていない状態ではなにもしません。

除外(X)
重複検索の対象外にするファイルやフォルダのパターンを指定します。
ファイルのフルパス名とここで指定するパターンがマッチするとそのファイルは 重複検索の対象外になります。
アルファベット A 〜 Z a 〜 z は大文字と小文字を区別しません。
パターンに空白を含む場合でも""では囲みません。
特殊な指定として < > ? があります。
先頭に < をつけるとフルパス名の先頭と比較してパターンが一致する場合だけ 比較対象外とします。
最後に > をつけるとフルパス名の最後と比較してパターンが一致する場合だけ 比較対象外とします。
先頭に < をつけ、最後に > をつけるとフルパス名の全体と比較してパターンが 一致する場合だけ比較対象外とします。
パターン中の ? は任意の1文字(ただし \ と : は含みません)と一致します。
パターンの ? 1文字は漢字の場合も1文字とが対応します。
パターンの最後に \ をつけるとパターンがフォルダ名と一致する場合だけ比較対象外 とします。
パターンにはワイルドカードの * は使えません。
複数のパターンを指定する場合は|で区切ります。
例1
<?:\RECYCLER\
任意のドライブの\RECYCLERフォルダを重複検索の対象外にします。
例2
.log>|.bak>|.tmp>
拡張子が .log .bak .tmp のファイルを重複検索の対象外にします。

最小(I)
検索するファイルの最小サイズを0〜9,223,372,036,854,775,807の値で指定します。 kを最後につけると1024倍、mを最後につけると1024×1024倍、 gを最後につけると 1024×1024×1024倍、 tを最後につけると1024×1024×1024×1024倍します。 途中に , を入れて見やすくできます。 指定しない場合は0とみなします。 サイズが"最小(I)"から"最大(J)"の範囲外になるファイルは重複検索の対象に しません。

32K

最大(J)
検索するファイルの最大サイズを0〜9,223,372,036,854,775,807の値で指定します。 kを最後につけると1024倍、mを最後につけると1024×1024倍、 gを最後につけると 1024×1024×1024倍、 tを最後につけると1024×1024×1024×1024倍します。 途中に , を入れて見やすくできます。 指定しない場合は9,223,372,036,854,775,807とみなします。 サイズが"最小(I)"から"最大(J)"の範囲外になるファイルは重複検索の対象に しません。

2,000K

属性(U)
属性を並べて指定します。指定された属性を持つディレクトリやファイルは検索対象外になります。
R 読み取り専用
r 読み取り専用ではない
H 隠し
h 隠しではない
S システム
s システムではない
A アーカイブ
a アーカイブではない
C 圧縮
c 圧縮ではない
E 暗号化
e 暗号化ではない
Y シンボリックリンク
y シンボリックリンクではない
L リパースポイント(シンボリックリンク、ジャンクション、マウントポイントを除く)
l リパースポイント(シンボリックリンク、ジャンクション、マウントポイントを除く)ではない
Z スパース
z スパースではない
J ジャンクション、マウントポイント
j ジャンクション、マウントポイントではない

RHSEYL
読み取り専用、隠し、システム、暗号化、シンボリックリンク、リパースポイントの ファイルを除外します。

プログラム(P)
実行すべきプログラム名・パラメータを指定します。
SDF.BATは内容が重複するファイルを検索します。
SDFJPEG.BATは内容が重複するJPEGファイルを検索します。
SDFS.BATはサイズが重複するファイルを検索します。
SDFN.BATはファイル名が重複するファイルを検索します。
LAST.BATは何もしないプログラムです。sdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnの実行後であればそれぞれの 実行結果(dlist.txtとlist5.txt)を元に再表示します。
viewは拡張子と関連付けられたプログラムを起動するプログラムです。 view delfile.txtはdelfile.txtをエディタ(.txtと関連付けられたプログラム)で 開きます。
dat2listは結果ファイル(UnDupの重複ファイルリスト)(*.dat)を読み込みます。
SDF.BAT/SDFJPEG.BAT/SDFS.BAT/SDFN.BAT/LAST.BATの.BATを削除しないでください。
SDF.BAT/SDFJPEG.BAT/SDFS.BAT/SDFN.BATのパラメータはそれぞれ sdf/sdfjpeg sdfs sdfn を参照してください。
例1 sdf パラメータ無し
SDF.BAT
例2 sdf パラメータ:/v .htm.html
SDF.BAT /v .htm.html

開始(S)
プログラム(sdf/sdfjpeg/sdfs/sdfn/last/view)を実行します。

閉じる(C)
sdfwinを終了します。 ESCキーでも終了します。

エディタ表示(V)
チェックしてあるとプログラムの実行後dlist.txtをエディタで表示します。

削除時に問い合わせない(W)
チェックしてあると"抹消(R)"時にファイル数が多い場合、書き込み禁止ファイル などがある場合などでの確認をしません。すべて「はい」を選択したのと同じに なります。

ごみ箱を使用(B)
チェックしてあると"抹消(R)"時に直接削除するのではなくごみ箱を使用します。
リムーバブルディスク、ネットワークドライブなどの場合は指定していても直接削除 されます。

ステータス行
検索時間・ファイル数・グループ数・現在のファイル数
エラー状態
バッファーサイズ
などを表示します。
buffer size: default はバッファーサイズが規定値であることを表しています。 バッファーサイズはsdfwin.iniで指定します。

並替(O)...
結果を並び替える方法をダイアログで指定します。 最大で6条件まで指定できます。
条件の種類は
"Path パス名"
"ID 識別番号"
"Group グループ"
"Size サイズ"
"Time 更新日時"
"Folder フォルダ"
"Name 名前"
"Extension 拡張子"
"Attribute 属性"
"Link リンク数"
"Checked チェック"
"Selected 選択"
です。それぞれ昇順と降順を選択できます。 5条件以下の場合は残りの条件には
" (なし)"
を指定します。

確認(T)
結果の同一グループの全ファイルをチェックしてあるものをエディタで表示します。 表示されたグループはその状態のまま"抹消(R)"すると全ファイルが削除されて しまいます。
エディタで表示するファイルはCLIST.TXTです。 また、ステータス行に検索時間・ファイル数・グループ数・現在のファイル数を表示 します。

抹消(R)
結果のチェックしてあるファイルを削除します。
確認のためメッセージボックスが表示され、はいを選択するとファイルが削除され ます。ごみ箱には入らずに削除されるので注意してください。 あらかじめ"確認(T)"などで削除するファイルのチェックが問題ないことを確認して から"抹消(R)"してください。 DELFILE.TXTに削除したファイルの一覧が作成されます。

編集(E)...
フォルダと結果に対するサブメニューです。
なおチェックについては結果を範囲選択していない場合はすべての結果のチェック の状態を変更します。

"フォルダ名を編集(F)"フォーカスのあるフォルダ名を編集
"開く(O)"選択されているものについて関連付けに従ってファイルを開く
"プログラムから開く(G)"選択されているものについて指定したプログラムからファイルを開く
"名前を付けて保存(A)..."ファイルに結果を保存
"フォーカスの移動(L)""結果(L)"へフォーカスを移動
"パス名をコピー(P) Ctrl+C"選択されているパス名をクリップボードにコピー
"選択部分をすべてチェック(1)"選択部分についてすべてチェック
"選択部分のオートチェック(2)"選択部分について自動でチェックまたは非チェック
"選択部分をすべて非チェック(3)"選択部分についてすべて非チェック
"選択部分のチェックの切り替え(4)"選択部分についてチェックの切り替え
"選択部分と同じフォルダを選択(C)"選択部分と同じフォルダをすべて選択
"選択グループのみ選択の切り替え(E)"選択部分と同じフォルダを含むグループについて、現在選択されていないものを選択
"このフォルダ以下をチェック(J) F5"現在選択されているものと同じフォルダのものをすべてチェック
"このフォルダ以外をチェック(K) F7"選択部分があるグループについて、現在選択されているものと異なるフォルダのものをすべてチェック
"すべて選択(S) Ctrl+A"結果をすべて選択
"チェックを選択(H)"チェックされているものを選択
"すべて非選択(N)"結果をすべて非選択
"選択の切り替え(I)"現在選択されていないものを選択
"すべて非チェック(0)"すべて非チェック
"フォルダを開く(D)"フォーカスのあるフォルダ名を開く
"プロパティ(R)"フォーカスのあるファイルのプロパティを開く
"フォルダのプロパティ(Q)"フォーカスのあるフォルダのプロパティを開く

"名前を付けて保存(A)..."で、UNICODE版においてUnDupの重複ファイルリスト フォーマット(*.dat)で保存する場合、シフトJISで表現できない文字は?などに置き 換えて保存されます。そのようなファイルはdat2listで読み込んでも処理できません。 これはUnDupの重複ファイルリストフォーマット(*.dat)がシフトJIS形式のための制限 です。 この制限を回避するには"名前を付けて保存(A)..."を使わずにdlist.txtとlist5.txtを インストールしたところは別のところへ保存し、読み込み時はインストールしたところ に置いてLAST.BATで読み込んでください。 ?を含むファイル名があるとUnDupでは扱えません。\\?\で始まるファイル名も同様に UnDupでは扱えません。ファイル名が260文字を超えるとUnDupでは扱えません。

"同じフォルダを選択(C)"は現在選択しているファイル(複数可)のフォルダ(複数可) と同じフォルダにあるファイルをすべて選択します。

"選択グループのみ選択の切り替え(E)"は現在選択しているファイル(複数可)のある グループについて、"選択の切り替え"をします。現在選択しているファイルが ひとつも無いグループについては選択がないままです。グループのファイルが全部 選択されているとそのグループについては"すべて非選択"になります。

"このフォルダ以下をチェック(J) F5"は、ファイルを選択した状態で、 "選択部分と同じフォルダを選択(C)"→"選択部分をすべてチェック(1)"→ "すべて非選択(N)"を行うのと同じです。

"このフォルダ以外をチェック F7"は、ファイルを選択した状態で、 "同じフォルダを選択(C)"→"選択グループのみ選択の切り替え(E)"→ "選択部分をすべてチェック(1)"→"すべて非選択(N)"を行うのと同じです。 ただし、"選択グループのみ選択の切り替え(E)"の結果、選択しているものが 無くなる場合はそれ以降の操作はしません。

マーク(M)
結果のチェックの状態を変更します。
結果を範囲選択していない場合はすべての結果のチェックの状態を変更します。 結果を範囲選択している場合は選択している範囲だけチェックの状態を変更します。 範囲選択していない部分のチェックの状態はそのままで変わりません。 右隣の表示は最後に"マーク(M)"したときの動作と次に"マーク(M)"する場合の動作 を示します。Aは自動で各グループ1ファイルを残してチェックします。Cはマーク すべてのチェックを解除します。Sはすべてチェックします。"マーク(M)"を押すたび に"M A", "A C","C M"の順に替わります。最初は" "で結果が表示されると" A"に なります。結果を範囲選択していない場合は大文字で、範囲選択している場合は小文字 です。
マーク(M)は"編集(E)..."の"すべてチェック(1)"、"オートチェック(2)"、"すべて非チェック(3)" と同じ機能です。
結果を範囲選択なしにするには結果の空白部分をクリックします。あるいは"編集(E)..." →"すべて非選択(N)"とします。

結果(L)
重複ファイルのリストです。重複ファイルが無い場合はここには何も表示されません。
チェックしたファイルが"抹消(R)"での削除対象です。 UNICODE版で260文字を超える長いファイル名は途中までの表示になります。 各カラムのヘッダー部分をクリックするか"並替(O)..."で並び替えます。グループ ごとに色分けして表示されます。色はsdfwin.iniで指定します。 カラムの並びはヘッダー部分をドラッグして入れ替えできます。 サイズはコントロールパネルの地域のオプションの数値で指定したフォーマットに なります。更新日時はコントロールパネルの地域のオプションの日付と時刻で指定 したフォーマットになります。

属性の文字の意味は次のとおりです。
R 読み取り専用
H 隠し
S システム
A アーカイブ
C 圧縮
E 暗号化
Y シンボリックリンク
L リパースポイント(シンボリックリンクを除く)
Z スパース

リンクの形式と意味は次のとおりです。
NumberOfSameFiles NumberOfLinks VolumeSerialNumber:FileIndexHigh:FileIndexLow
NumberOfSameFiles10進数このファイルとVolumeSerialNumber:FileIndexHigh:FileIndexLowが同じファイルの数。
NumberOfLinks10進数このファイルへのハードリンクの数。FATファイルシステムではつねに1。NTFSでは1以上。
VolumeSerialNumber16進数このファイルが含まれるボリュームのシリアル番号。
FileIndexHigh16進数このファイルを一意に識別する識別子の上位ワード。
FileIndexLow16進数このファイルを一意に識別する識別子の下位ワード。
それぞれのボリュームがすべて異なるボリュームシリアル番号であるなら、 これらのうちの VolumeSerialNumber:nFileIndexHigh:nFileIndexLow がすべて一致 ファイルはハードリンクによる同じファイルと考えてよいでしょう。 ファイルにアクセスできない場合は NumberOfLinks VolumeSerialNumber: FileIndexHigh:FileIndexLow がすべて0になります。

ヘルプ(H)...
ヘルプのサブメニューです。
"ヘルプ(H) F1" HELPのファイルがインストールされている場合表示します。
"sdfwinについて(A)" sdfwinのAbout画面を表示します。

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インストール・アンインストール

ANSI/UNICODEのどちらかのアーカイブファイル中のすべてのEXEファイルとBATファイル を適切なディレクトリに入れます。
ANSI版はWindows 95, Windows 98, Windows NT 4.0, Windows 2000, Windows XP, Windows Vista, Windows 7に対応します。シフトJISで表現出来ない ファイル名のファイルは扱えません。
UNICODE版はWindows NT 4.0, Windows 2000, Windows XP, Windows Vista, Windows 7に対応します。シフトJISで表現出来ない ファイル名も扱えます。
"ヘルプ(H)"でヘルプを表示したい場合はインストールしたディレクトリにHELP ディレクトリごとHELPのファイルをコピーしてください。たとえば C:\Program Files\SDFにインストールする場合はC:\Program Files\SDFには*.exeなど を置きC:\Program Files\SDF\HELPにHELPのファイルを置いてください。
Windows XP ビジュアル スタイル(Luna)に対応するにはマニフェストファイル sdfwin.exe.manifestをsdfwin.exeと同じディレクトリに置いてください。
検索から除外したいフォルダやファイル名の設定、ファイルの最小サイズ、最大サイズ を保存するようにしたい場合はsdfwin.iniをsdfwin.exeと同じディレクトリに置いて ください。
アンインストールはインストールしたディレクトリのファイルを削除するだけです。 レジストリは地域オプションを参照しています。このソフトウェア独自の設定等には 使用していません。
Windows 95, Windows NT 4.0の場合sdfwin.exeを利用するにはInternet Explorer Version 3.0 以降が必要です。
Windows VistaではProgram Files以下のフォルダにインストールすると動作しません。 それ以外のフォルダにインストールする必要があります。

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設定

sdfwin.ini
設定ファイルとしてsdfwin.iniを使用します。設定したい場合は、sdfwin.iniを sdfwin.exeと同じフォルダに作成してください。設定を変更するにはテキストエディタ で直接sdfwin.iniを変更してください。sdfwin.iniが無い場合に自動で作成すること はありません。

[history0]セクションのexclude0には以前実行したときの"除外(X)"の値が入り、 次回の初期値になります。

[history0]セクションのattribute0には開始したときの"属性(U)"の値が入り、 次回の初期値になります。

[history0]セクションのmin0には開始したときの"最小(I)"の値が入り、 次回の初期値になります。

[history0]セクションのmax0には開始したときの"最大(J)"の値が入り、 次回の初期値になります。

[history0]セクションのsort0には並替したときのダイアログの値が入り、 次回の初期値になります。

[Window]セクションのRn,Gn,Bn (n=1〜4)は結果をグループ単位に色分けする背景色 です。R1,G1,B1が一つ目の背景色〜R4,G4,B4が四つ目の背景色です。 1と2はそれぞれのグループが一箇所にまとまっている(ことが確実な)場合の背景色 の組です(IDまたはグループで並べた場合)。 3と4はそれぞれのグループがいくつかに分かれている(可能性がある)場合の背景色 の組です(IDやグループ以外で並べた場合)。
それぞれの値は0 〜 255です。

[Options]セクションのpresetは"除外(X)"の選択肢です。指定しない場合は .log>|.bak>|.tmp> です。

[Options]セクションのV,W,Bはチェックボックスの初期値です。
V=1を指定していると開始時に"エディタで表示(V)"がチェック済みになっています。
W=1を指定していると開始時に"削除時に書込禁止ファイル等を問い合わせない(W)"がチェック済みになっています。
B=1を指定していると開始時に"ごみ箱を使用(B)"がチェック済みになっています。

[Options]セクションのbufferはファイル読み取り時のバッファーサイズです。 最小値は32768で二倍ずつ増やしていき、最大値は32bitバージョンのOS (Windows XP Professional等)で536870912、64bitバージョンのOS (Windows XP Professional x64 Edition等)で1073741824です。省略時はWindows 95,98,Meで 16777216、Windows NT,2000,XP,Vistaで33554432です。メモリーを多く搭載している 場合に大きい値を指定すると検索が速くなったりDISKのアクセス音が静かになったり するかもしれません。バッファーはふたつ使うのでこの二倍のメモリーが必要です。

[Options]セクションのfilesはWindows 95,98,Meで同時に比較するファイルの最大数を 指定します。指定していない場合は128です。バッファーサイズ÷65536の値を超える 場合は自動でバッファーサイズ÷65536に制限されます。 Windows 95,98,Meの制限を超える大きすぎる値を指定しないでください。ここで指定 した値の数だけ同時にファイルを開けず誤動作する可能性があります。 Windows 98 Second Editionでは512では動作しました。512にする場合、バッファー サイズは33554432とする必要があります。

[Options]セクションのESCはESCキーを押したときの動作を指定します。 ESC=1を指定しているとESCキーを押しても終了しません。

[program]セクションのprogram0〜program99は"プログラムから開く(G)"メニューの プログラムを指定します。program0から始まり番号は連続している必要があります。

書式:
program番号=プログラム パラメータ<アイコン番号>アイコンを含むファイル|表示

パラメータ、<アイコン番号>、アイコンを含むファイル、|表示は省略することが できます。
<アイコン番号>が無い場合は0番のアイコンが表示されます。
アイコンを含むファイルが無い場合はプログラムのアイコンが表示されます。
|表示が無い場合はメニューにプログラム名が表示されます。

program番号:
program0からprogram99まで指定できます。
プログラム パラメータ:
プログラム名にスペースが含まれる場合は""で囲みます。 パラメータのうちファイル名の部分は%1とします。%1を""で囲んで"%1"としても かまいません。 パラメータを省略すると、実行時にはプログラム名の後にスペースとファイル名が 入ります。
プログラムを指定していないとその指定は無効となりその前の番号で終わります。
終わりの例
program4=
program5=|"C:\Program Files\sakura\sakura.exe" "%1"<0>|サクラエディタ

<アイコン番号>:
最初のアイコンを0番と数えて、使用するアイコンの番号を数字で指定します。 アイコン番号を省略した<>は0番のアイコンを示します。 アイコン番号に負数を指定することも出来ます。その場合の番号の絶対値はリソース 識別子です。
アイコンを含むファイル:
通常はプログラムに含まれるアイコンを使用しますが、別のファイルのアイコンを 使用することができます。その場合のファイル名を指定します。ファイル名に スペースが含まれる場合は""で囲みます。アイコンファイル(.ico)を指定することも できます。

program1=dfd.bat<>bat.bat|dfd.bat
あるいは *.拡張子 (たとえば*.bat)と指定することができます。

program1=dfd.bat<>*.bat|dfd.bat
MS-DOSバッチファイル(.bat)の例では、regedit.exeで調べた HKEY_CLASSES_ROOT\.batの(規定)の値がbatfileで、 HKEY_CLASSES_ROOT\batfile\DefaultIconの(規定)の値が %SystemRoot%\System32\shell32.dll,-153 (Windows XPの例)だとすると、この場合 アイコン番号に-153を、アイコンを含むファイルの絶対バスを指定すると MS-DOSバッチファイル用のアイコンを指定できます。

program1=dfd.bat<-153>C:\WINDOWS\System32\shell32.dll|dfd.bat

|表示:
メニューに表示するテキストを|の後に指定します。

|サクラエディタ

=より右に"を含む場合は=の右全体を""で囲みます。

program0="C:Program Files\prog x\p1.exe" %1<1>"C:Program Files\prog x\p2.exe"

program0=""C:Program Files\prog x\p1.exe" %1<1>"C:Program Files\prog x\p2.exe""
とします。
たとえばprogram番号=プログラムだけで、プログラム名にスペースを含む場合は""で囲む 必要があり、program番号=の右に"が含まれるので program番号=""スペースを含むプログラム名""とします。

program0=""C:\Program Files\sakura\sakura.exe""

sdfwin.iniの例
[history0]
exclude0=<?:\RECYCLER\
[Window]
R1=255
G1=255
B1=225
R2=225
G2=255
B2=255
R3=255
G3=255
B3=225
R4=255
G4=225
B4=255
[Options]
V=0
W=1
B=1
buffer=536870912
ESC=1
[program]
program0="C:\Program Files\sakura\sakura.exe" "%1"<0>|サクラエディタ
program1=notepad.exe
program2=notepad.exe %1<>C:\IconFiles\view\1.ico|メモ帳
program3="C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" "%1"<4>"C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"|IE6

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sdf/sdfjpeg

sdf/sdfjpegは重複ファイルの検出を行う本体プログラムです。検出処理中はこのプログラムのコマンドプロンプトが表示されます。log.txtにエラーログを書き出します。
sdf[/n] [/b] [/m] [/v] [/w] [/s] [ext]
sdfjpeg[/n] [/b] [/m] [/v] [/w] [/s] [ext]
内容が同じファイルを列挙します。
sdfjpegはJPEGフォーマットのファイルだけを対象にします。JPEGヘッダーをスキップ するのでJPEGヘッダーだけ違うファイルは同一ファイルとみなします。JPEGヘッダー の処理方法はconfig.iniで指定します。
/nサブディレクトリを調べません。
/bファイルをバッファリングして処理します。
/bあり(バッファリングあり)の場合、Windowsのディスクキャッシュを使う のでキャッシュにあるファイルの処理は速くなります。繰り返してファイル をアクセスする場合に有効です。大量のファイルを処理する場合、他の ソフトウェアの動作に影響します。
/bなし(バッファリングなし)の場合、Windowsのディスクキャッシュを 使わないので処理は安定します。大量のファイルを検索する場合に向きます。
/mメモリを大量に使用する方法で処理します。かならず効果があるわけでは ありません。大量のファイルを処理するとメモリ不足で中断することが あります。
/v比較中のファイルの番号を表示します。
/w展開中のフォルダ名をタイトルに表示します。 比較中のファイル名をタイトルに表示します。
/sリンク情報を使ってブーストします。
ボリュームシリアル番号とファイルインデックスを使って、これらが一致する ファイルは同じファイルであるとみなし比較をスキップして高速化します。 異なるボリューム間で偶然にもボリュームシリアル番号が同じ場合は異なる ファイルを一致するものと誤判定することがあります。
ext特定の拡張子のファイルのみを比較します。 extを指定しない場合は拡張子の無いファイルを含めすべての拡張子の ファイルを比較します。 extを指定した場合はlist.txtに指定したディレクトリのファイルのうち extで指定された特定の拡張子のファイルだけを比較します。 extには.を含めます。.だけの指定は拡張子無しになります。複数の拡張子を つなげて指定できます。extにはワイルドカード(*や?)は使えません。

.txt .txt ファイルだけ
.htm.html.sht.shtml. .htm .html .sht .shtml と 拡張子なし
. 拡張子なしのファイルだけ
ただしlist.txtにファイルを指定した場合はextの指定にかかわらず比較 します。
10版より /b /m については自動で判断するようになりました。これらを指定する 必要はありません。

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sdfs

sdfsはサイズが同じファイルの検出を行う本体プログラムです。検出処理中はこのプログラムのコマンドプロンプトが表示されます。log.txtにエラーログを書き出します。
sdfs [/n] [ext]
/nサブディレクトリを調べません。
ext特定の拡張子のファイルのみを比較します。
extを指定しない場合は拡張子の無いファイルを含めすべての拡張子の ファイルを比較します。
extを指定した場合はlist.txtに指定したディレクトリのファイルのうち extで指定された特定の拡張子のファイルだけを比較します。
extには.を含めます。.だけの指定は拡張子無しになります。複数の拡張子を つなげて指定できます。extにはワイルドカード(*や?)は使えません。

.txt .txt ファイルだけ
.htm.html.sht.shtml. .htm .html .sht .shtml と 拡張子なし
. 拡張子なしのファイルだけ
ただしlist.txtにファイルを指定した場合はextの指定にかかわらず比較 します。

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sdfn

sdfnは名前が同じファイルの検出を行う本体プログラムです。検出処理中はこのプログラムのコマンドプロンプトが表示されます。log.txtにエラーログを書き出します。
sdfn [/n] [ext]
/nサブディレクトリを調べません。
/ext特定の拡張子のファイルのみを比較します。 extを指定しない場合は拡張子の無いファイルを含めすべての拡張子の ファイルを比較します。
extを指定した場合はlist.txtに指定したディレクトリのファイルのうち extで指定された特定の拡張子のファイルだけを比較します。
extには.を含めます。.だけの指定は拡張子無しになります。複数の拡張子を つなげて指定できます。extにはワイルドカード(*や?)は使えません。

.txt .txt ファイルだけ
.htm.html.sht.shtml. .htm .html .sht .shtml と 拡張子なし
. 拡張子なしのファイルだけ
ただしlist.txtにファイルを指定した場合はextの指定にかかわらず比較します。

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last

lastは何もしないプログラムです。sdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnの結果を再表示する時に使用します。dlist.txtとlist5.txtに最後に実行したsdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnの結果が残っています。

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view

viewは関連付けに従って、または拡張子ごとに指定したプログラムを使って、ファイルを開くプログラムです。削除ファイル一覧(delfile.txt)、sdf/sdfjpeg/sdfs/sdfnの結果(dlist.txt)・ログ(log.txt)の表示に使います。"プログラム(P)"にあらかじめ登録してあります。
拡張子ごとの指定がある場合:
view.prgファイルに拡張子と使用するプログラムを指定しておきます。この指定 にしたがってプログラムを使ってファイルを開きます。 view.prgファイルはview.exeと同じフォルダに置いておきます。 view.prgファイルはメモ帳などのテキストエディタで編集できます。

view.prgの書式
. 以外で始まる行はコメントとなり無視されます。

# コメント

通常の行は拡張子とプログラムを区切って指定します。

.txt.ini.inf "C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe"
.jpg.jpeg.jfif "C:\Program Files\iview\i_view32.exe" "%1"

拡張子は . を含みます。複数の拡張子を続けて記述できます。

.txt
.txt.ini

区切りはタブまたはスペースです。タブやスペースが2個以上あってもかまいません。

プログラムはファイル名を入れる位置を%1で指定します。%1で指定していない場合は 最後にファイル名が入ります。

"C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe"
"C:\Program Files\graphics\iview\i_view32.exe" "%1"

プログラムの代わりに|で始まる行は|の後ろの部分をメッセージとして表示します。 その場合%1を指定していないならファイル名は入りません。
例1 ファイル名が入ります
.exe.com.pif |"%1" このファイルは表示できません。
例2 ファイル名は入りません
.tmp |拡張子が .tmp のファイルは表示できません。

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dat2list

UnDupの重複ファイルリスト(*.dat)をdlist.txt, list5.txtに変換します。 結果はカレントディレクトリに作成されます。

dat2list [file]
file重複ファイルリスト

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fileinfo

fileinfoはファイルが属するボリュームのボリュームシリアル番号を表示します。 コマンドプロンプト上で操作します。 ボリュームシリアル番号が重複していないかを確認するために使用します。
fileinfo [-r] file...
-rWindows NT,2000,XPの場合、
NTFSのリパースポイントの再解析を行いません。
SYMLINK, MOUNT_POINTの場合リンク先を表示します。
Windows 95,98,Meの場合、
1ファイルごとにハンドルをクローズします。
file開くファイル
Windows 95,98,Meの場合、ネットワークドライブのファイルインデックスは 1ファイルごとにハンドルをクローズすると異なるファイルのファイルインデックス が同じ値になることがあります。 -rを指定しないと1ファイルごとにハンドルをクローズしません。そのため 異なるファイルのファイルインデックスが同じ値になることはありませんが、 ファイルが多いとfileinfoの実行が途中で失敗することがあります。 -rを指定すると1ファイルごとにハンドルをクローズします。そのため 異なるファイルのファイルインデックスが同じ値になることがあります。

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dfd

dfdは二つのファイルを比較します。 sdfwinにて二つのファイルを選択した状態で"プログラムから開く"で起動します。 終了するには何かキーを押してください。 sdfwinにてSDFS.BATを使い内容が一致したか不明な場合に内容を比較するのに 使います。
dfd file1 file2
file1とfile2を比較します。

インストール
dfd64.exe, dirlist.exe http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se248521.html のdfd64.exeをdfd.batと同じディレクトリに置いてください。

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fcb

fcbは二つのファイルを比較します。 sdfwinにて二つのファイルを選択した状態で"プログラムから開く"で起動します。 ファイルが一致しない場合、比較結果を表示します。途中で中断するのはCtrl + C です(Ctrlキーを押しながらCキーを押します)。 終了するには何かキーを押してください。 sdfwinにてSDFS.BATを使い内容が一致したか不明な場合に内容を比較するのに 使います。
fcb file1 file2
file1とfile2を比較します。

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動作がおかしい

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その他

ユーザインタフェースの制限
"除外(X)"や"プログラム(P)"のコンボボックスのアイテムの削除等はできません。 ダイアログベースアプリケーションのため通常のメニューはありません。 コピー(Ctrl+C)は常に"結果(L)"のパス名のコピーです。

ボリュームはファイルシステムとして完結する単位です。普通は1パーティションが 1ボリュームです。ダイナミックディスクでは複数のパーティションをまとめて 1ボリュームとすることもあります。ローカルのボリュームは、普通はひとつドライブ レターを割り当てます。ドライブレターを割り当てず別のボリュームのディレクトリ として扱うのがマウントポイントです。

Windows Vistaのmklinkコマンドでファイルのシンボリックリンクを作成することが できます。シンボリックリンクはリパースポイントの一種です。

Reparse Points
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa365503(VS.85).aspx

スパースファイルは、ファイルを「飛び飛びに」使用して実際にはデータが含まれて いない部分があるファイルです。Windows XPのfsutilコマンドで制御できます。

ハードリンクはひとつのファイルを複数のファイル名で参照するものです。Windows XP のfsutilコマンドで作成できます。複数のファイル名のうちどれかひとつがファイル、 残りがファイルへのハードリンクといった区別はなく、すべてが実体へのハードリンク です。

ボリュームシリアル番号はコマンドプロンプトからfileinfo.exeで調べることが できます。

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