Museum HTMLマニュアル


この度は Museum をダウンロードしていただきありがとうございます。
ご使用前に、この「Museum HTMLマニュアル」をお読みいただき、使用方法等を確認することをお勧めします。

■ おことわり

・本プログラムはフリーソフトです。
 本プログラムを使用して発生したいかなる損害についても、作者は一切の責任を負いません。
 全て自己責任で利用してください。
・ソフトやマニュアル、またそれに含まれている文章や画像などの著作権は作者が保持しております。
 従って、許可なく販売したり配布したりしてはいけません。
・バグの修正や追加機能などは作者の義務ではなく任意で行います。
・本ソフトは性質上、画像ファイルを扱います。
 写真や絵などには肖像権や著作権等がありますので、セーブファイルを送るときなどは十分ご注意ください。

※必ずminzo_areaのはじめにに記載していることを守って利用してください。
 URLは「連絡先/製作元」の項に記載されています。

■ 動作環境

あくまでも目安であり、動作を保障するものではありません。逆にこれより低くても動くかもしれません。
OS Windows 2000 / XP / Vista / 7
CPU Celeron 2.0GHz 相当またはそれ以上のCPU
メモリ 空きが多ければ多いほど良い
その他 DirextX8.1以降, 要GDI+(WindowsXP以前のOS)

■ 操作説明

□ 起動

「Museum.exe」をダブルクリックして起動すると【図1】のようなウィンドウが表示されます。

・新しく作る
 「新規作成」を選択し、マップサイズと使用する部屋の種類、ファイルの名前・保存場所を決定します。
 画面の指示に従ってこれらを決めた後、「決定」を選択してください。
 ※マップサイズは各辺3マス以上50マス以下にしてください

・保存したファイルから
 「読み込み」を選択し、開いたダイアログから編集するファイル開いてください。
 配布用の保存ファイルもここから開きます。
fig1【図1】

□ 画面説明

マップの作成完了後、またはファイルの読み込み完了後はこのような画面が表示されます。

fig2【図2】
fig3【図3】

①保存/スクリーンショット/エクスポート
・保存ボタン
 現在の3D空間をファイルに保存します。
・スクリーンショットボタン
 現在の画面をMapWindow等が消えた状態で画像として保存します。
 保存場所はMuseum.exeと同じ階層で、形式は.bmpです。
・エクスポートボタン
 配布用保存ファイルとして保存する際に用いるボタンです。
 詳細は「ファイルを保存する」の項に記載しています。

②MapWindow
 3D空間のマップを表示するほか、下部に現在選択しているマスの種類を表示します。
 青い枠で囲まれているのが現在選択しているマス、赤い矢印は現在の位置と向いている方向をあらわしています。
 右上の×印で閉じることが出来ます。もう一度開くときは画面右上の三角マークのボタンをクリックしてください。

③PictureWindow
 マップで壁のマスを選択すると表示されます。画像を飾る・位置を調整するなど、画像関連のことはここで行います。

□ マップを編集する

任意のマスをダブルクリックすると、そのマスを現在選択している種類のマスに置き換えます。
配置するマスの種類の選択は、MapWindow下部のアイコンをクリックするかマウスのホイールを使って行います。
各マップチップは、【図4】の意味を持ちます。
fig4
【図4】

 ※Xモデル
  .xファイルの3Dモデルを読み込んで表示したいときにこのマスを配置します。
  配置すると開くダイアログで .xファイルを選択して読み込んでください。
  通常の使用では配置することのないマスです。

 ※入口を配置しないと、壁の内部から始まる可能性があります。
 ※入口が複数個所ある場合は、マップの下のほうのものが優先されます。
 ※マップは右クリックでドラッグすると表示位置を調整できます。

□ 画像を飾る

画像を3D空間に飾る基本的な手順は次のとおりです。

1.マップ中の画像を飾りたい壁のマスを選択します。PicturewWindowが表示され、その壁の画像が表示されます。
2.PictureWindowで飾りたい方向の枠(図5-①)をダブルクリック、またはその枠に画像ファイルをドラッグ`&ドロップします。
 枠はそれぞれマップにおける壁の上下左右の方向と対応しています。
 ページを切り替える(図5-③をクリックして)と、同方向に複数の画像を飾ることが出来ます。
3. 2.でダブルクリックした場合は、開いたダイアログで読み込みたい画像ファイルを開きます。
4.フレーム選択ウィンドウが表示されたら、お好みのフレームをクリックしてください。

これで、画像を飾ることができます。
尚、一度飾った画像を3D空間から消すには、画像を飾ったマスを選択後、
PictureWindowの消したい画像にカーソルを合わせると現れる×(図5-②)をクリックします。

● 対応している画像は .bmp / .jpg / .png / .gif(アニメーションgifは除く) です。
もしかすると、他の形式も可能かもしれません。
fig5【図5】

□ 移動・拡大縮小・回転・コメント編集

3D空間に飾った画像は、位置の調整や画像の拡大縮小、回転をすることができます。
これらの操作を行いたい画像の飾ってあるマスを選択後、PictureWindowその画像のEditボタン(図5-④)をクリックします。
カメラが移動し画像の方向に固定され、Edit画面に入るので、各ボタンを操作します。

・移動図6-①のボタンをクリックします。ボタンの三角形は移動させる方向を向いています。
・回転図6-②のボタンをクリックします。画像の回転は90度ずつです。
・拡大縮小図6-③のボタンをクリックします。
・フレーム変更図6-④のボタンをクリックします。開いたウィンドウで使いたいフレームを選択してください。
・コメント編集図6-⑤のボタンをクリックします。開いたウィンドウでコメントを入力してください。
・EDIT画面の終了図6-⑥のボタンをクリックします。
fig6
【図7】

□ 3D空間の操作方法

操作方法は設定を変更することで、お好みのものに変更することが出来ます。
ここでは、デフォルトの設定である「移動操作-WASD」「視点操作-マウス」について説明します。

・視点の移動
 マウスをドラッグすることで様々な方向を見ることができます。ただし上と下にはカメラの向ける限界があります。
・移動
 前進 - W, 後退 - S, 右移動 - D, 左移動 - A
 このようにキーボードの各キーに対応しています。前進しながら右移動というようなことも出来ます。

□ ファイルを保存する

ファイルの保存方法には2つの種類があります。用途によって使い分けてください。

・通常の保存
 画面右上の保存ボタンを押すことで上書き保存をします。通常はこの方法で保存します。

・配布用保存
 画面右上のエクスポートボタンを押して保存する場所とファイル名を決定して保存します。
 この方法は、他の人に作成したファイルを送りたい時やWeb Museumで表示させたいときに用います。
 閲覧専用モードで開かれるため、編集することはできません。
 通常の.msfファイル以外に.mefファイルも作成されます。同じ名前である必要があるのでリネームの際はご注意ください。

※保存時の注意点
 通常の保存ファイルも配布用の保存ファイルも「.msf」ファイルが保存されます。
 これらのファイルを同じフォルダに同じ名前で保存すると、.msfファイルが違う種類のものに上書きされるた為、避けてください。
 また、配布保存ファイルの場合は同名の「.msf」「.mef」ファイルを同じディレクトリに保存してください。

□ 3D空間を人に見てもらう

配布用保存で保存すると「.msf」と「.mef」の拡張子が違う同名のファイルが作成されます。
2つのファイルを両方とも見せたい人に渡します。このとき、受け取る人は2つとも同じフォルダに保存してください。
受け取った人は、「Museum」起動直後の「読み込み」ボタンから受け取ったファイルを開くと見ることができます。

■ Museum の設定

Museum本体の設定を行えます。
設定の組み合わせによっては正常に操作できない場合もあります。その場合は他の組み合わせをお試しください。

□ 移動操作

3D空間で移動するときの操作方法を変更できます。操作方法は以下のものがあります。
操作方法 前進 後退 左移動 右移動
WASD W (キーボード) S (キーボード) A (キーボード) D (キーボード)
↑↓←→ ↑ (キーボード 上矢印) ↓ (キーボード 下矢印) ← (キーボード 左矢印) → (キーボード 右矢印)
↑↓ ↑ (キーボード 上矢印) ↓ (キーボード 下矢印) - -
右クリック 右クリック (マウス) - - -

□ 視点操作

3D空間で視点を変えるときの操作方法を変更できます。操作方法は以下のものがあります。
操作方法 上を向く 下を向く 左を向く 右を向く
マウス 上へドラッグ (マウス) 下へドラッグ (マウス) 左へドラッグ (マウス) 右へドラッグ (マウス)
↑↓←→ ↑ (キーボード 上矢印) ↓ (キーボード 下矢印) ← (キーボード 左矢印) → (キーボード 右矢印)
←→ - - ← (キーボード 左矢印) → (キーボード 右矢印)

□ 画面サイズ

Museumの画面の大きさを変更できます。
お使いの環境、お好みにあったサイズをお選びください。

■ Web Museum

□ アップロードまでの流れ

まず、公開したいファイルを必ず「配布用保存」かつ、ファイル名を「webmuseum」で保存します。
次に、【図8】にある5つのファイルを同じディレクトリにアップロードします。
以上で、作業は完了です。

【図8】

□ その他

・Web Museum の開発にあたり Yuki氏が開発された HSPLet 3.0 を使用しています
・Web Musuem が動作するには、お使いのウェブブラウザにJavaプラグインがインストールされている必要があります
・「webmuseum.html」の中身は書き換えても構いません
 ※但し、多くの環境で動作するように作られているそうなので、あまり大きな変更を加えないほうが良いと思われます。
  また、念のために書き換える前にバックアップをとることをお勧めします。
・コメントの表示,画像の回転,X形式3Dモデルはサポートしていません。これらの項目は無視されます
・現在、操作方法の変更などには対応していません。

■ 互換性について

以前のバージョンで作成されたデータの互換性についてです。

・以前のバージョンのMuseumとの互換性
Museum ver.2.00では以前のバージョン(ver.1.00~1.12)のファイルを開くことができます。
以前のバージョンのファイルをver2.00で開いた後、上書き保存するとver.2.00の形式で保存されます。
ver2.00で保存したファイルは以前のバージョンで開くことは出来ません。

・Web Museum ver.1.10 との互換性
配布用保存時に「webmuseum」という名前にした保存ファイルのみが、WebMuseum に対応しています。
この名前以外で配布用保存した場合はWebMuseumとの互換性はありません。
後から名前を変更してもWeb Museumでは開くことが出来ませんので、ご注意ください。
但しこの場合でも、部屋の種類が「フローリング」「大理石」のどちらでもない場合は「フローリング」に、
使われているフレームの種類が「なし」「木」「金色」「明るい木」のいずれでもない場合は、「なし」に変換されて出力されます。

■ FAQ・その他

その他の細々としたところはここに記載してあります。

□ スクリーンショットを公開したい

作成した3D空間のスクリーンショットは公開しても構いません。
しかし、飾った画像にも著作権や肖像権などがあるかもしれませんので、その点には十分ご注意ください。

□ WebMuseum で3D空間を公開したいんだけど WebWuseum本体をアップロードしてもいいの?

3D空間を公開するためであれば構いませんし、特に連絡も必要ありません。
(というよりもアップロードしないとWeb Museumの意味が無くなってしまいます…。)
ただし、3D空間の公開のためで無い場合(本体の配布など)は、おやめください。

□ ウィンドウの枠が邪魔なんだけど

F11キーを押すとウィンドウ枠が外れます。元に戻すときはもう一度 F11キーを押してください。

□ もっと自由に画面サイズを変更したいんだけど

ウィンドウ右下をドラッグして、ウィンドウサイズを変更することができます。
この方法はウィンドウ内のものもそれに合わせてサイズが変更されて一部操作が難しくなる場合があり、あまりお勧めしません。

□ 視点操作が「↑↓←→」や「←→」だと視点を変えるのが大変なんだけど

これらの操作方法のときはCtrlキーを押しながら操作すると30度ずつ振り向くようになっています。ご活用ください。

□ PictureWindowに画像が表示されているのにEDIT画面に入れない

画像を飾った後、画像がある側の隣のマスに壁を設置しませんでしたか?
この場合PictureWindowに表示されるサムネイルが暗く表示され、EDIT画面に入ることや、画像の削除ができなくなります。
隣の壁を通路などに変えることによってこの問題は解決されます。

□ 大きいマップを作ったらMapWindowに入りきらない

MapWindow内でマウスの右クリックでドラッグするとマップの表示位置をずらすことが出来ます。

□ 壁にめり込んだ

入口マスを設置し忘れていませんか? 入口マスを設置してセーブした後、ファイルを開きなおしてみてください。

□ 移動してたら壁にめり込んだ

…なんだか意図的にめり込もうとしている気がするような…。
入口マスが設置してあるのなら、ファイルを開きなおすことで脱出できるはずです。

□ user.iniってファイルがMuseum.exeと同じフォルダにあるんだけど

Museumの設定を保存しているファイルです。自動で作成されます。消すとデフォルトの設定に戻ります。

■ 更新履歴

□ Museum

Version 2.00 Date:10/12/06
・インターフェイスの変更
・オブジェクト節約機能の搭載
・フレームの種類の追加
・部屋の種類の追加
・壁ずりの実装
・x形式モデルの読み込みの実装
・コメント機能の調整・改善
・画像を飾った後のフレーム変更に対応
・その他細かい改善,修正多数

Version 1.12 Date:09/10/29
・壁抜けするバグをを修正
・ver.1.00との互換性を廃止
・その他細部の修正
・HTMLマニュアルの修正

Version 1.11 Date:09/09/25
・3D空間での操作方法の変更
・スクリーンショット機能の追加
・HTMLマニュアルの修正

Version 1.10 Date:09/07/31
・展示可能画像数の増加
・ページ機能の実装
・ドラッグ`&ドロップによる画像の読み込みを実装
・保存ファイルをまとめる
・画像コメント機能を実装
・床テクスチャの追加
・動作の軽快化
・Web Museum ver.1.10に対応
・その他細部の修正

Version 1.00 Date:09/04/24
・HTMLマニュアルの修正

Version 1.00 Date:09/04/03
・完成

□ Web Museum

Version 1.10 Date:09/07/31
・Museum ver.1.10に対応

Version 1.00 Date:09/06/07
・完成(未公開)

■ 連絡先/制作元

サイト名 minzo_area
管理人眠造
アドレスhttp://minzoarea.xxxxxxxx.jp/
・バグ報告や感想もメールフォームにお願いします。感想を貰えると作者は喜びます。
「バグの修正は任意で…」とか書いていますが、報告があれば善処します…多分だけど。